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「宇田川源流」【年初放談】 株価と円安に悩まされた令和7年の反抗か?経済の予想


 さて、三賀日が終わり、本来ならば本日から「仕事始め」だが、今日が日曜日なので本日まで休みの人も多いのではないか。「年初放談」も本日を最後にして、明日からは、なんとなく普通の日に戻そうとしているのですが、なかなか「正気」が戻らないところが大きな問題である。さすがに本日は酒を抜いて、明日に備えることにしながら、半分は夢気分で今年最後の「年初放談」を書こうと思っております。

さて、「日本の政治」「国際社会」とくれば後は「経済」でしょう。しかし、経済なんて言うことは、ほとんど予想は不可能です。ノーベル経済学賞を授賞した人でも、明日の株価を当てることはできないので、経済の予想というよりは「希望的観測」ということが言えるのかもしれません。

まあ、能書きはよいので、まずは昨年の予想を見てみましょう。

<令和7年の経済>

・ 全てにおいて遅れている日本は、経済の復興が遠く、またそのような中で働き方改革や従業員の権利ばかりに着目し、結局日本全体がつぶれてゆく方向に向かう。

・ 世界経済は、戦争による分断で徐々に色分けしてゆくことになり、21世紀の冷戦構造になってゆく。

・ AIに関しては、日本が最も遅れているので、AIの企業の多くが日本に来るが、経済に関係はなく、経済犯罪が多くなる。

<以上昨年のブログより抜粋>

 さて、やはり答え合わせをしてみましょう。

まず1項目目。経済復興が遠いのは、見ていてわかる通り、というよりは日々生活で実感じているのではないか。同時に「権利ばかり」で「義務」や「責任」を回避する方向で経済が回っている。「経済が悪化しているのは政治が悪い」と常に責任転嫁している人々やマスメディアの話が多く、そのような感覚では「自分の事として働く人が少ない」ということになります。このことに一石を投じたのが、まさかの高市首相の「流行語大賞」でしょう。「働いてx5まいります」ということで「過労死するのでは」などというが、まあ、そのような働かないことを美化している状況ではとても経済の復興はあり得ないでしょう。

2項目目、まさに冷戦構造になってきています。「中国・ロシア・北朝鮮・イラン」とそこに与する国々ということになり、また、アメリカはベネズエラなどをその枠の中に入れているということになるのではないかという感じがします。とくにG20で南アフリカのサミットに出席しなかったということなどは象徴的なことなのかもしれません。このベネズエラとアメリカの関係や、アフリカなどのグローバルサウス等は今後どのように「色分けされる」のか、興味深いところです。

3項目目は経済犯罪は多くなったのですが、AI企業が日本に来るということはなかったということで、ただ、NVIDIAなどがあり、半導体がい本の主力になりつつあることはなかなか面白いことではないでしょうか。この辺が日本の経済の復興のきっかけになる可能性が高いのかもしれません。

毎年必ず聞く言葉がございます。「今年こそ景気が良くなるらしい」。この言葉は、花粉症と同じで、毎年来ることだけは確実ですが、来たからといって嬉しいとは限りません。2026年の経済も、まさにその延長線上にございます。

 まず2026年の経済を一言で申し上げるならば、「数字は元気だが、人は疲れている年」になるでしょう。GDPは成長している、株価も悪くない、企業収益も出ている。しかしなぜか生活は楽にならない。この「成長しているはずなのに実感がない現象」が、2026年にはいよいよ完成形に近づきます。

 世界経済に目を向けますと、アメリカは2026年も相変わらず強そうに見えます。ただしその強さは、全力疾走を続けている人のようなもので、「まだ走れるが、止まったら一気に来そう」という種類のものです。金融政策は引き締めたり緩めたり、まるで蛇口をひねりすぎて適温が分からなくなったシャワーのようです。市場はそのたびに一喜一憂し、専門家は「想定内です」と言いながら、毎回少し驚きます。

 中国経済は2026年、「崩れないが、弾まない」状態を維持します。不動産は重く、内需は慎重、輸出は世界の顔色次第。それでも「大丈夫だ」と言われ続けるため、周囲の国々は「大丈夫と言われ続けるうちは、まだ様子見だな」と判断するでしょう。成長率は数字として存在しますが、熱量はやや低め、いわば“常温経済”でございます。

 ヨーロッパは2026年も、理想と現実の板挟みです。環境を守りたい、財政規律も守りたい、しかし生活コストは下げたい。その結果、「どれも正しいが、全部は無理」という結論に落ち着きます。会議は多く、合意文書は立派ですが、成長率は控えめ。ヨーロッパ経済は2026年も、「姿勢は美しいが、足取りは慎重」という評価を受けるでしょう。

 さて、日本でございます。2026年の日本経済最大のテーマは、「値上げに慣れたが、給料には慣れていない」という状態です。物価は上がる、しかし賃金の上昇は「感じる人だけが感じる」。企業は賃上げをしたと言い、政府は賃上げが進んでいると言い、国民はレシートを見て黙り込みます。この三者の温度差が、2026年も見事に維持されます。

 円安・円高については、もはや誰も断言しなくなります。「為替は不安定です」という、天気予報のようなコメントが定着し、「外れなかった人が勝ち」という世界になります。2026年、日本で最も安全な経済予測は、「不透明感がある」という一文になるでしょう。

 株式市場はというと、2026年も元気です。ただし元気なのは主に指数であって、個人の実感ではありません。株価が上がるたびに「景気回復か」と言われますが、翌日には「生活が苦しい」というニュースが流れます。経済ニュースと家計の現実が、完全に別番組として進行する一年になるでしょう。

<令和8年の経済の予想>

・ 日中関係の悪化やアメリカの関税など、様々な意味で日本の経済復興はうまくゆかず、また、円安傾向もそのまま継続する。高市内閣は国内の物価高対策だけで手いっぱいで国際的な為替などにはなかなか対処できないということになる。残念ながら生活や良くならないのであろう。

・ ヨーロッパ情勢や中東の情勢の悪化や世界の二分化から、地下資源の価格が高騰し、環境とは別あ意味で化石燃料の考え方が変わってくるのではないか。まだ完成するわけではないが、「建前」の投資ではなく、「本音」で環境問題なども言われるようになり、「それどころではない」経済状態が世界を覆う。

・ 日本は、コメ問題を含めて、「地方創成」「産業構造改革」というような感じで、全体の構造改革の必要性が言われるが、その内容を政府主導にしている間はうまくゆかない。では誰がやるのか?ということになり停滞がそのまま続く。

 そして2026年の最大の特徴は、「皆、慎重なのに、誰も止まれない」という点です。企業は投資に慎重、消費者は支出に慎重、政府は財政に慎重。しかし世界全体は動き続けているため、止まると負ける。結果として、「アクセルは踏んでいないが、ブレーキも踏めない」という奇妙な経済運転が続きます。

最後に、2026年の経済を総括いたしますと、「大崩れはしないが、大満足もない年」です。危機は回避され、破局も起きない。しかし「良くなった」と胸を張れる人も少ない。言い換えれば、経済が私たちに求めてくるのは、期待ではなく耐久力でございます。

 どうぞ皆さま、2026年は景気予測を信じすぎず、悲観しすぎず、財布の紐だけは現実的に締めつつ、体と心の余裕だけは締めすぎないようお過ごしください。

「宇田川源流」【年初放談】 世界はどうなる?第三次世界大戦か!?国際社会の予想


 正月も3日目になると、なんとなく正気を取り戻す人も多いのであるが、私の場合、1日2日と「酒」が蓄積されて、徐々におかしな話になっています。そのような中で「年初放談」を予想するのであるから、まあおかしな内容になるのです。

今回のそもそも「年初放談」の題名「世界はどうなる?第三次世界大戦か!?国際社会の予想」と、突然第三次世界大戦を出してくるのだから困ったものでしょう。まあ、ある意味で正月に「戦争ゲーム」のやりすぎで、なんとなく頭がそちらの方向に行ってしまっているので、もう少し平和なゲームとか日本の伝統的なすごろくなどをやっておけばよかったのですが、まあ、酒の勢いというのは恐ろしいもので、本当に困ったものです。

さて、そんな感じで、令和8年の国際社会の予想をしてみましょう。なんといっても「当たらない可能性が高い」という前提ですから、どうぞ正月気分でなんとなく聞いておいてください。

さて正月に世界に目を向けますと、2026年も相変わらず賑やかです。もっとも、この賑やかさはお祭りというより、隣の家で毎晩やっている模様替えの音に近いかもしれません。大きな音はするが、完成した姿はなかなか見えない。それが2026年の世界情勢でございます。

そのような中でまずは昨年の予想を見てみましょう。

<令和7年の国際社会の予想>

・ アメリカがトランプ大統領になって、その主張に様々な国が困惑することになる。単純に経済の事ばかりではなく、世界秩序も徐々にトランプ氏の動きに注目せざるを得ないということになるのではないか。

・ 世界の二分化は徐々に進む。中国の戦狼外交が行われ、東アジアや南シナ海の秩序が徐々に乱れることになる。ロシアと北朝鮮も秩序を乱す行為が増えて、日本はそれに巻き込まれるが、日本の政治が混乱してしまって国際的な問題の解決力を失ってしまい、中国の好きなようにされる。

・ イスラエルの戦争は今年こそ沈静化するが、ロシアとウクライナは継続する。そこ発端に二分化が進み、その抵抗勢力と含めて「カオス」が深刻化する。

<昨年のブログから抜粋>

 トランプ大統領の就任と、そのトランプ大統領に困惑させられることになるのは、そのとおり、またその内容も全てがトランプ大統領で動いていたかのような世界情勢ではなかったかと思います。何しろトランプ関税に、イランの空爆、ウクライナ和平にガザの和平、いずれもトランプ大統領の話になりますので、世界は全ての動きがトランプ大統領の影響下にあったということになるのではないでしょうか。中国がすごいという人は昨年末に多くありましたが、習近平国家主席もここまでの影響力はさすがにない。やはりアメリカ様はすごいのだと再確認させられたという事でしょう。

2項目目中国の戦狼外交に日本が巻き込まれるという予想ですが、昨年後半の「台湾有事」に関しては日本から積極的に混乱の中に入っていったかのような感じになったのではないでしょうか。ある意味で「混沌の世界情勢に船出した」というような感じであったかもしれません。北朝鮮は、二分化の中でロシアの支援を行い、ウクライナの派兵を行ったということでは、ある意味で、二分化が進んだということになるでしょう。冷戦期は、なんとなく対立であったのが、昨年ガザやウクライナの情勢を見て、「戦争」というのは、間違いなく国際社会を二分化するということを思い知ったのではないでしょうか。それは日本国内にも波及してきているという感じがします。

3項目目、「イスラエルの戦争は今年こそ沈静化するが、ロシアとウクライナは継続する。」すごい!当たっている!そしてアフリカのスーダンやM23等カオス化がすすんでいるということですし、またヨーロッパは徴兵が始まるなど様々な意味でこの予想は当たっているということになるのではないでしょうか。

要するに、「国際社会の予想」は、実は昨年はかなりの制度で当たっていたということになります。いや驚きです。

 さて、今年の予想をしましょう。令和8年です。

 まずアメリカでございます。2026年のアメリカは引き続き「世界の中心」でありながら、「自分が中心であることを常に確認したい国」であり続けます。国内では分断が続き、選挙が終わっても選挙の話が終わらないという、もはや伝統芸能の域に達します。外交では「同盟は大切」と言いながら、「ただし最終判断は自分です」という姿勢を貫き、世界はそのたびに「分かってはいたが、やはりそうか」と深く頷くことになるでしょう。

 中国は2026年も「静かだが落ち着いてはいない」一年となりそうです。経済は調整局面、内政は管理強化、外交は強気と慎重が同時進行します。大きな衝突は避けたい、しかし引き下がったとも思われたくない。その結果、発言は強硬、行動は慎重、説明は曖昧という、極めて高度なバランス芸が披露されるでしょう。周囲の国々は、その一挙手一投足に「次はどっちだ」と息を呑むことになります。

 ヨーロッパに目を移しますと、2026年のEUは「結束しているが、完全には一枚岩ではない」という、いつもの状態を安定的に維持します。環境、人権、民主主義といった美しい言葉は相変わらず豊富ですが、エネルギーや安全保障の話になると、各国の国益が急に顔を出します。会議は長く、声明は立派、決定はゆっくり。それでも最終的には「何となくまとまった感」を出すのが、EUの職人芸でございます。

 ロシアは2026年も「世界に戻りたいが、戻り方が分からない国」として存在感を放ち続けるでしょう。軍事的緊張は続きつつも、決定的な転換点はなかなか訪れません。世界は制裁を続け、ロシアは耐え、双方が「思ったより続くな」と感じる、忍耐比べのような状態が続きます。ここでもはっきりしているのは、「簡単に終わる話ではない」という一点だけです。

 中東は2026年も相変わらず世界のニュースを賑わせます。ただし注目点は、戦火そのものよりも、「これ以上悪くならないようにする努力」が増えることです。大きな和平は実現しなくとも、小さな衝突を管理する技術だけは着実に進歩します。世界はここで、「平和とは、戦争が起きないことではなく、拡大しないことなのかもしれない」と考え始めるでしょう。

 そして2026年の世界を通して見えてくる共通点は、「どの国も余裕がない」ということです。経済、人口、エネルギー、環境、どれも簡単な答えはなく、各国は長期戦を覚悟します。その結果、指導者たちは大きな夢よりも、「今より少しマシ」を目標に掲げるようになります。これは後退ではなく、現実主義の完成形かもしれません。

<令和8年の国際社会>

・ トランプ大統領のやり方で反発が多くアメリカの中間選挙では共和党が敗北するということになりますが、トランプは全く気にせず自分のやるべきことをやるということになるでしょう。米中首脳会談では中国との経済協力をしながら、台湾に武器を売り、また、ロシアとも経済協力をしながら、NATOを援助する。まさにアメリカが「経済と安保は別」という形になり、世界が混乱する。

・ ロシアとウクライナはアメリカの仲介にもかかわらず和平はならず、ヨーロッパはロシアの脅威に徐々にヨーロッパは右傾化することになり、EUやNATOというまとまりがありながら、各国が独自に動き始めるということになる。そこに中国が介入してヨーロッパがカオスになるのではないか。

・ 中東やアフリカは、内戦が大きくなる。特にイランなど中国が介入している国が、その国の根本的な部分が崩れてしまい、そのことから内戦やクーデターが頻発する。そのような中で、本来ならば日本や西欧・アメリカが指導力を示すべきでるが、日本などには力がなく、中国やロシアの浸食がより大きくなる。

最後に、2026年の世界情勢を一言でまとめるならば、「世界は相変わらず不安定だが、意外と壊れない」。危機は多いが、破局は回避される。怒鳴り声は大きいが、テーブルはひっくり返らない。そんな一年になるのではないでしょうか。

どうぞ皆さま、2026年も海外ニュースに一喜一憂しすぎず、しかし無関心にもならず、少し引いた位置から世界を眺めていただければと思います。

世界は騒がしいですが、案外しぶとい。

「宇田川源流」【年初放談】 当たるも八卦当たらぬも八卦で今年の日本政治を占う


 改めまして新年あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

さて、今年も正月は「年初放談」をお届けします。

基本的に、予想やも占い師でもない私が、今年を占うというのであるから、まあ、正月気分で酒に酔った勢いでなければできないということなのですが、まあ、正月なので許されるでしょう。

この「年初放談」もすでに10年を超えてというか、このブログの年数と同じだけやっているので、なかなか歴史が出てきたというような感じがあるのだが、まあ、いつも当たるのか当たっていないのかもわからない状況であるので、その内容をあまり検証したいとは思っていないのである。

さてまずは昨年令和7年はどのように予想していたのであろうか。物事は復習と反省が必要であるので、その内容をまずは見てみよう。

<令和7年の政治の予想>

・ 石破内閣は国民に支持を得ることがなく、自民党内の「石破おろし」で5月連休明けに総辞職、その後岸田派が内閣を担うが信認を得ることができず、参議院選挙で自民党公明党が惨敗する。そのまま、下野して野党の政権となる。

・ しかし、野党政権も安定せず、参議院の多数も衆議院の多数を得ることができず、このことから、短期間の政権となる。

・ 国民民主党の指示上昇はしばらく続くものの国民民主党に立憲民主党から多数の議員が入り込むようになり、以前の「希望の党」のような形で野党がまた混乱を引き起こすことになる。国民は政治不信をますます高めるが、同時にそのようなことを引き起こしたメディア離れが起きる。

<昨年のブログより抜粋>

 さてさて、まずは石破内閣が5月の連休明けには総辞職することはなく、また自民党が下野することもなかった。石破内閣が総辞職したのは、9月の事であり、それまでよく粘ったというか、まあ、最後はひどいものであったという気がしないでもない。その後参議院選挙の惨敗はそのままであったが、下野することもなかったという事であろうか。

2項目目は、そもそも野党が政権を取れなかったのであるから、当たるも外れるもない。

3項目目は、国民民主党そのものの支持率がまったく上がることはなく、参政党が出てきて、そちらにお株を奪われた感じになっている。ある意味で「参政党」という新たな政党が台風の目になったことは間違いがないが、逆に国民の政治不信とメディア離れはそのまま当たっていたという事であろうか。

要するに、昨年の予想は「大外れ」であったという事であろう。

改めて謝罪いたします。

さて気合を入れなおして考えてみよう。今年はどうなるのだろうか。

正月というのは本来、希望や夢を語る場でございますが、日本の政治について夢を語ると、だいたい途中で現実が割り込んできます。そこで本日は、2026年の日本政治を、夢と現実の境目が最初から曖昧な形で予想してみたいと思います。

 まず2026年の政治を一言で申し上げるならば、「誰も大失敗はしないが、誰も大成功もしない年」になるでしょう。これは偶然ではなく、非常によく設計された結果でございます。失敗しないことが評価され、成功しないことが安全とされる。日本政治が長年かけて磨き上げてきた、いわば“無難力”が、2026年には完成形に近づきます。

 政権中枢では引き続き、「検討する」「注視する」「丁寧に説明する」という三種の神器が活躍します。2026年にはこれらの言葉がさらに進化し、「検討した結果、検討を続ける」「注視した結果、引き続き注視する」という、永久機関のような政策プロセスが完成するでしょう。エネルギー問題が叫ばれる中、政治だけは外部エネルギーなしで動き続けるのです。

 国会では、相変わらず鋭い追及が行われます。ただしその鋭さは、相手を切るためというより、「ちゃんと切れ味がありますよ」と示すためのものです。答弁は長く、質問も長く、結果として何が議論されたのか分からないまま時間だけが経過します。2026年、日本で最も消費される資源は、間違いなく「国会の時間」でございます。

 野党に目を向けますと、2026年も「次こそは政権交代」という言葉が元気よく聞こえてくるでしょう。ただしこの言葉は、年賀状の「今年こそは会いましょう」と同じ性質を持っています。書かれる頻度は高いが、実現率は低い。政策よりも理念、理念よりも立場、立場よりも内輪の調整が優先され、結果として国民からは「いないよりはいるが、いるから安心とも言えない存在」として認識される可能性があります。

 一方、国民の側はというと、2026年にはさらに成熟します。成熟しすぎて、怒らなくなります。かつては不祥事で内閣が揺れましたが、2026年には「またか」で終わります。支持率が下がっても驚かず、上がっても期待しない。政治を信じていないわけではなく、「最初から過度な期待をしない」という、ある意味で非常に合理的な国民性が完成します。

 外交に関しては、日本は引き続き「極めて重要な存在」でありながら、「決定打を打つ役」にはなりません。会議では常に真ん中の席に座り、発言は穏健、主張は正論、しかし結論が出る頃には、別の国が拍手を浴びています。2026年、日本外交は「怒られないが、驚かれもしない」という理想的な評価を獲得するでしょう。

 そして最大の特徴は、2026年が「問題が山積しているのに、なぜか緊張感が薄い年」になることです。少子化、財政、防衛、エネルギー、どれも深刻ですが、どれも緊急ではない扱いを受けます。例えるなら、家の天井から水が漏れているのに、「とりあえずバケツを置いたから大丈夫」と言っている状態です。2026年、日本政治はバケツの置き方だけは非常に上手になります。

<令和8年の日本政治の予想>

・ 高市内閣はなんとなく続くが、さすがに支持率は下がってくることになる。支持率低下の要因は経済政策で、物価高対策やコメ政策がうまく回らなっくなるということになるのではないか。また外交も中国の妨害からうまく回らなくなるので夏以降はかなり苦戦し、また高市首相の健康問題などから退陣が取りざたされる(さすがに退陣するとは言い切れないなあ)

・ 野党は「○○の一つ覚え」と一緒で「政権交代」を言い続けるが、支持率は低いままで何の話にもならない。国民民主党が「ゆ党」(与党と野党の間)化し、野党の統一などということは夢のまた夢。立憲民主党や共産党は「中国の出先機関」化してしまい、野党の二分化が目立つようになる。

・ 外交は、対米追従外交になり、また安全保障でオーストラリアやインドとの関係がクローズアップされる。意外に小泉進次郎が評判を上げて時期総理大臣の呼び声が高くなり茂木外務大臣とポスト高市で争うことになるのではないか。

 最後に、2026年の日本政治を総括するならば、「誰の責任かは分からないが、何となくこうなった一年」となるでしょう。そして年末には、また同じ反省が語られます。「本来やるべきことは分かっていた」「環境が厳しかった」「国民の理解が必要だった」。これらの言葉がそろった瞬間、2027年への準備は完了です。

そして2026年の最大の政治テーマは、実は「改革」でも「成長」でもなく、「現状維持をどう説明するか」になる可能性があります。変えられない理由を、いかに前向きに語るか。やらない決断を、いかに責任ある判断として見せるか。これは怠慢ではなく、ある意味で高度な政治技術です。2026年は、その技術が過去最高レベルに達する年になるでしょう。

 最後に、2026年の日本政治を一言で表すならば、「劇的な展開はないが、見逃すと後で効いてくる一年」です。正月の初夢のように、起きた直後は忘れてしまうが、年の終わりに振り返ると「ああ、あれが伏線だったのか」と気づく。そんな政治の一年になるのではないでしょうか。

「宇田川源流」 新年のご挨拶


謹賀新年

皆さまあけましておめでとうございます。

本年は

令和8年

皇紀2686年

丙午(ひのえ うま)

西暦2026年

イスラム暦1447年

ユダヤ暦5786年

となります。

今年は2月にミラノコルティナオリンピックが予定されています

また3月には第6回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)開幕が予定しています。

また6月には アメリカ・カナダ・メキシコの3か国が、2026 FIFAワールドカップを共同開催の予定です。

この他にも今年はたくさんの良いことがあると祈念しております。

旧年中は大変お世話になりました。

今年もよろしくお願いいたします。

宇田川敬介

「宇田川源流」 年末のご挨拶


 さて、今年も大みそかになりました。

令和7年、今年も皆さんには大変お世話になりました。

ある意味で、今年一年をまたブログを通じて皆さんとお話しできたことは非常にありがたい一年であったと言えますし、このようにブログを更新できるということは、取材して、情報を発信するだけの健康が維持できているという事でもあります。

今年一年は、年齢を重ねるたびに、早く感じるようになりました。

なんとなく今年も「何もしない間に終わってしまった」というような感じがします。

さて、明日が来れば令和8年です。

新しい一年はどんな年になるのでしょうか。

希望と夢の持てる一年になりますように。

今年も大変お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。

宇田川敬介

「宇田川源流」 「発表!2025年読者が選んだ『海外』10大ニュース」より


 今年もこの季節になった。今日と明日は、毎年年末恒例の読売新聞の「10大ニュース」の内容を見て、今年を振り返ろうという企画である。一応、読売新聞社の知り合いには、こんなことをやっているということを伝えてあり、とくにおとがめも何もなく、まあ、「黙認」というような感じになっているので、現在も毎年行っている。

 昨日は「日本のニュース」を見てきたが、今回は「海外」のニュースである。

 さて、今年の海外のニュースの主役は何といってもアメリカのトランプ大統領であろう。日本は安倍晋三元首相(故人)がうまく日米外交をしていたが、残念ながら亡くなってしまっている。では「シンゾー亡き後の日米関係はどうなるのか」ということ、そしてトランプ大統領がどのように動くのかということが非常に大きな興味になったのではないか。ロシアのウクライナ侵攻は3年目そしてイスラエルのガザ侵攻は2年目となり、世界が不安定化する中での、海外の10大ニュースはこうなったのである。

<参考記事>

発表!2025年読者が選んだ海外10大ニュース

2025/12/19 05:20 読売新聞

https://www.yomiuri.co.jp/feature/top10news/20251218-GYT8T00228/

<以上参考記事>

 まずはベスト20を見てみよう。

1位 第47代米大統領にトランプ氏が就任 13,688(86.8%)

2位 中国、高市首相答弁に反発 渡航自粛呼びかけ 10,391(65.9%)

3位 米が相互関税発表 日本24% 中国34% 10,312(65.4%)

4位 ロサンゼルスで山火事 8,342(52.9%)

5位 ルーブル美術館で盗難 被害約8800万ユーロ 8,113(51.4%)

6位 ミャンマーでM7.7の地震。3700人以上死亡 7,788(49.4%)

7位 ウクライナ侵略3年、トランプ氏はゼレンスキー大統領を罵倒 6,745(42.8%)

8位 初の米国出身 新教皇レオ14世 6,196(39.3%)

9位 韓国の尹大統領逮捕 現職で初 6,195(39.3%)

10位 旧統一教会総裁を逮捕 5,197(33.0%)

11位 トランプ氏と習近平国家主席が6年ぶりに対面会談 4,618(29.3%)

12位 米イスラエル、イラン核施設をそれぞれ空爆 4,588(29.1%)

13位 大相撲のロンドン公演 34年ぶり 4,245(26.9%)

14位 ガザ和平計画「第1段階」合意 4,016(25.5%)

15位 中露朝首脳が北京で軍事パレードを参観 3,567(22.6%)

16位 韓国大統領選で李在明氏勝利 3,414(21.7%)

17位 インド旅客機墜落 死者200人超 3,286(20.8%)

18位 米がハーバード大の留学生受け入れ停止発表 3,242(20.6%)

19位 米露首脳、アラスカで対面会談 停戦合意至らず 3,020(19.2%)

20位 英仏カナダがパレスチナを国家承認 2,714(17.2%)

 

何しろトランプ大統領関係が「トランプ就任」(1位)、「トランプ関税」(3位)、「ウクライナ戦争仲介」(7位)、「米中首脳会談」(11位)、「イラン核施設空爆」(12位)、「ガザ和平計画」(14位)、「ハーバード大学の留学生受け入れ停止」(18位)、「アラスカで米ロ首脳会談」(19位)と20位までに8個もアメリカというかトランプ大統領の政治に関するニュースがあるのですから、その影響力は絶大であるということが言えましょう。そして、安倍晋三首相であればこれらに介入して、トランプ大統領をうまく動かしたであろうが、残念ながら石破茂首相では役不足というか、日米関係はかえって悪化していったのではないかという気がします。日米関係が完全に悪化してしまう前に石破首相が退陣したことは日本にとっては、少なくとも日米関係という点ではよかったと思うが、しかし、ある意味で遅きに失したということではないか。しかし、石破氏本人は、今もその自覚がないということが全くおかしな話です。

さて、とにかくアメリカの1年であったといううかトランプの1年であったというべきで煽る。上記のトランプ関連のほかにも、ロスアンゼルスの火事と、新しいローマ教皇がアメリカ出身dねあるということも、大きなニュースではないか。その様に考えればアメリカを中心にした1年であったということになります。

この米国の変化と連動するかたちで、中国を軸とする権威主義国家の動きも一層目立つ一年でした。中国が日本の高市首相の答弁に強く反発し、渡航自粛を呼びかけたことは、外交問題が直ちに国民生活や人的往来に影響する時代に入ったことを示しています。また、中露朝の首脳が北京で軍事パレードを参観した光景は、冷戦後の「価値観外交」の時代が終わり、勢力圏を誇示する古典的な大国政治が復活していることを印象づけました。

 安全保障の分野では、戦争と武力行使が「例外」ではなく「常態」に近づいた一年でもありました。ウクライナ侵略から3年を迎えても停戦の糸口は見えず、トランプ大統領がゼレンスキー大統領を公然と罵倒したことは、被侵略国への道義的支援が米国政治の優先事項ではなくなったことを示唆しています。さらに、米国とイスラエルによるイラン核施設空爆は、中東における緊張が核問題と結びつき、局地紛争が一気に国際危機へと転化しうる状況にあることを世界に示しました。

 その一方で、ガザ和平計画の「第1段階」合意や、英仏カナダによるパレスチナ国家承認は、武力だけでは解決できないという国際社会の模索も確かに存在していることを示しています。ただし、これらの動きはまだ限定的で、軍事的現実を覆すまでには至っていません。今年は「和平への意思はあるが、それを支える力と合意が圧倒的に不足している」状況が浮き彫りになった年でもありました。

 政治体制の不安定化も今年の大きな特徴です。韓国では現職大統領の逮捕、そして大統領選での政権交代が相次ぎ、民主主義国家であっても政治的混乱が避けられない時代に入ったことを示しました。米国ではハーバード大学の留学生受け入れ停止発表のように、学術や人の移動が安全保障や政治論争の対象となり、開放性が急速に後退しています。

 自然災害や事故もまた、今年の世界の不安定さを象徴しています。ロサンゼルスの大規模山火事やミャンマーのM7.7の地震で3700人以上が亡くなったことは、気候変動やインフラの脆弱性が、国家の体制や貧富の差を超えて人命に直結する問題であることを改めて示しました。インドの旅客機墜落事故も含め、グローバル化した社会では一国の災害や事故が即座に世界的な関心事となります。

 文化や宗教の分野では、ローマ教皇に初の米国出身者であるレオ14世が就任したことが象徴的です。これは、キリスト教世界の重心が欧州からアメリカ、さらにはグローバルサウスへと移りつつある現実を反映しています。また、大相撲のロンドン公演が34年ぶりに行われたことは、緊張と対立が続く国際社会においても、文化交流が細く長く続いていることを示す明るい側面でした。

 最後に、ルーブル美術館での高額盗難事件は、文化財や象徴的価値を持つものが、混乱の時代において新たな「争奪の対象」となりつつあることを示しています。これは単なる犯罪ではなく、秩序の緩みを映す鏡とも言えるでしょう。

 総じて2025年は、アメリカの方向転換を起点に、国際秩序の不安定化、武力行使の常態化、政治と経済の分断、そしてそれに抗おうとする限定的な和平努力が同時進行した一年でした。希望と不安が併存する中で、世界は「次の枠組み」をまだ見いだせないまま、過渡期を彷徨っているそんなせかいがみえてい北野ではないでしょうか。

「宇田川源流」 「発表!2025年読者が選んだ日本10大ニュース」より


 今年もこの季節になった。今日と明日は、毎年年末恒例の読売新聞の「10大ニュース」の内容を見て、今年を振り返ろうという企画である。一応、読売新聞社の知り合いには、こんなことをやっているということを伝えてあり、とくにおとがめも何もなく、まあ、「黙認」というような感じになっているので、現在も毎年行っている。

それにしても今年はさまざまなことのあった年であった。石破内閣、トランプ大統領の誕生と関税、関西万博、そして日本初の女性総理である高市内閣の発足など、様々なことがありまた、社会的な問題ではやはり「熊」であろうか。そのようなニュースの中から読売新聞の読者が選んだ10大ニュースを見てみよう。

<参考記事>

発表!2025年読者が選んだ日本10大ニュース

2025/12/18 05:20 読売新聞

https://www.yomiuri.co.jp/feature/top10news/20251217-GYT8T00181/

<以上参考記事>

 さて、簡単にベスト20を上げてみる。

1位 大阪・関西万博が開幕 17,865(79.7%)

2位 クマ襲撃相次ぐ 「緊急銃猟」開始 17,417(77.7%)

3位 自民党総裁選で高市早苗氏勝利、初の女性首相に 17,297(77.1%)

4位 コメ価格高騰、政府備蓄米の放出発表 16,028(71.5%)

5位 大谷、山本、佐々木が活躍 ドジャース連覇 14,096(62.9%)

6位 読売巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さん死去 14,032(62.6%)

7位 埼玉県八潮市で道路陥没、トラック転落で男性死亡 10,117(45.1%)

8位 ノーベル賞日本人2人が選ばれる 8,637(38.5%)

9位 参院選で自公が過半数割れ 7,586(33.8%)

10位 今夏の平均気温最高に 6,949(31.0%)

11位 イチロー氏、米殿堂入り 6,719(30.0%)

12位 性加害問題でフジテレビの会長と社長が引責辞任 6,693(29.9%)

13位 「国宝」興収100億円突破 実写邦画22年ぶり 6,451(28.8%)

14位 公明が連立政権から離脱表明 維新が連立合意 5,776(25.8%)

15位 日経平均株価 初の5万円台 5,676(25.3%)

16位 旧統一教会に解散命令 4,238(18.9%)

17位 岩手県大船渡市で大規模な山林火災 4,109(18.3%)

18位 アサヒビール一時生産停止 サイバー攻撃 3,479(15.5%)

19位 石破首相退陣表明 3,255(14.5%)

20位 「ニンテンドースイッチ2」発売 3,134(14.0%)

 

率直に言って日本初の女性総理大臣(3位)よりも「万博」(1位)と「熊」(2位)が上にあるということが、日本の平和を物語っているのではないか。それに「ノーベル賞受賞」(8位)よりも「長嶋茂雄の死去」(6位)、そしてそのミスタープロ野球のニュースよりも「大谷・山本・佐々木の活躍」(5位)という事の方が上にあるということに時代を感じる。

さてニュースというのは、「普段と違うこと」がニュースになる。毎日していることなどはまったくニュース価値はない。もちろん交通事故や窃盗事件も普段と違うのであるが、もう一つのニュースの要件というのは、「社会的な影響力」とくに「普段の生活が変わる人がどれくらい多いか」ということになるのであろう。

その様に考えれば、万博や熊で生活が変わったり社会的な良さ(万博)や不安(熊)を感じたり、またはそのことを身近に感じたり、万博に行ったりということなどの方が、女性初の総理大臣という永田町の事よりも影響力もニュース性も大きかったということなのであろう。政治などは誰がやっても同じというような感覚もあるしまた、高市首相になっても日本はそれほど変わらないというようなことが大きいのではないか。この辺が、「お祭り好き」の日本人や「熊の危険性」ということも非常に大きいのであると感じることも少なくないのではないか。

さて、政治があまり注目されていないというのは、、20位までに政治のネタが3つ、それも高市内閣発足が3位だが、参議院選挙での自民党の過半数割れ(9位)に石破首相の退陣補油名とそのごたごたの50日は19位である。この他に、野党などは全く入っていないし、関税交渉も全く入っていない。政治が「最もつまらない」と国民に思われた一年であったのかもしれない。政治が身近ではなくなった、ということなのであろう。

このことは、ノーベル賞にも同じことが言えて、当然にノーベル賞を受賞した北川進さんと坂口志文さんもすごいし、素晴らしい功績なのであるが、日本人がノーベル賞を授賞することも、徐々に普通になってきたのではないかというような気がする。大変失礼な言い方であるが、ある意味でオリンピックの金メダルとノーベル賞が徐々に肩を並べる価値観になってきているような気がするのである。そのことよりも、やはり人気者でありプロ野球観戦という日本の文化を作った長嶋茂雄氏の死の方が、ニュース価値が高く、そのような過去の人よりも、大谷や山本や佐々木の方が「今の人」にはインパクトが強かったということである。

長嶋茂雄氏に関しては、私でも監督時代の方が印象が強い。3歳か4歳の時に長嶋茂雄の引退試合をテレビで見ていたことはよく覚えているのであるが、その全盛期は全くわかっていないのである。その私も50代半ばであるのだから、多くの人からすれば、やはり若い現役世代の方が印象があるということになるのであろう。このようなニュースを見ていると、ある意味で時代の流れを感じる。いつまでも古い価値観でいてはいけないということを感じるのである。

それにしても「生活に関連する」という事件や出来事が多かった。万博はイベントだから別にしても、「熊」(2位)「米」(4位)「道路陥没」(この後道路工事が多くなったことを含めて:7位)、「暑い夏」(10位)、と10位までに4つもある。それも米も暑い夏も昨年からの継続問題である。それだけ「身近なこと」が大きなニュースになったということなのではないか。ある意味で「生活」が中心になってしまって「国」や「世界」への興味がだんだんと薄れてきているとすれば、なんとなく悲しい感じがするのは私だけであろうか。視野を広く盛って夢を持つことが重要であり、そうではない人が増えてしまうと、どうしても社会は閉塞してしまう。政治もメディアも、もっと国民が夢を持てるように様々な明るいニュースを出す必要があるのであろう。その様にできていないことが、非常に大きな問題であるとしか考えられない。

さて、来年こそは明るい夢の持てるニュースを期待してみたい。

20251229 有料メルマガ「宇田川敬介の日本の裏側の見えない世界の話」

2025年51号 「戦後80年」といわれて

 皆さんおはようございます。

 メルマガ「宇田川敬介の日本の裏側の見えない世界の話」主催の宇田川敬介です。

 今年も様々な内容にして、少し違う観点から様々な内容を見てみたいと思います。

普段のブログとは全く関係なく、少し柔らかい内容で見てみたり、国民の慣習のことなどを見てみたいと思っております。

 これからもよろしくお付き合いください。

さて今週は、今年最後の内容なので、今年一年の内容を見てみましょう。

さて今年2025年という都市でよく言われたのが「昭和100年」そして「戦後80年」ということです。

実際「100年」というのは、確かに節目であり、またその100年間の間に様々なことが変わったということが言えます。・・・・・

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この続きは明日発行される有料メルマガに書いています。

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この文章は明日の先出です!!

また申し込み初月は無料ですので、ちょっと覗いてみたいと思う方は、ぜひ一度申し込んでみてください。

多分本で読むより安いと思います。

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「宇田川源流」【土曜日のエロ】 被害者100人以上の一夫多妻制男が逮捕される


 今年最後の土曜日も「土曜日のエロ」である。まあ、このブログの令和7年を締めくくる内容が、実質的にこの「土曜日のエロ」で終わるのかというのはなかなか興味深い。明日日曜日はメルマガの案内であるし、29日30日は、今年の十大ニュースということになるので、実質的な記事は存在しないということになる。もちろん31日は年末のご挨拶ということになるのであろう。

さて、そんな今週は、とくに政治に関しては何もなかったのではないか。ある意味で特筆すべきことがないというのは、非常にありがたいことで、なんともないということになる。

世の中は一気にクリスマスムードになりそして年末年始モードに突入する。そんな街の変化が見えてきていたのではないか。

それにしても「テレビ」が全く面白くない。なんだかわからないが、「苦情が来ないように」という事ばかりになってしまい、挑戦的な内容や、きわどい内容が全くなくなってしまっている。そのうえ、文化や伝統というものがなくなってしまっているので、結局はくだらないバラエティ番組の焼き直しばかりになってしまっており、面白いものは全くないという形になってしまっているのではないか。昔は、「エロ」もあったし、「ドリフ」等苦情も山ほどあったのに続いているようなものになっていた。そのうえ、府振仏氏としてはクリスマスにはクリスマスの映画がありまた、その前には12月14日に忠臣蔵がどこかのテレビ局では必ずやっていたものである。

私などはうがった見方をしているので、テレビや新聞などのメディアが、一つには左翼化してしまい唯物史観的に伝統多文化をすべて無視した内容ばかりになってしまっているということが上げられる。そしてもう一つが、伝統や文化、風物詩を無視した形でありながら苦情などを気にしてしまい自主規制が多くなったということなのであろう。

なんとつまらない世の中になったのかとどうしても思ってしまう。

<参考記事>

被害女性は100人以上!〝逆美人局〟で「一夫多妻」男を逮捕 妻と内縁妻もグルか

2025年12月18日 6時0分 東スポWEB

https://news.livedoor.com/article/detail/30222297/

<以上参考記事>

 今週も本当に異常なエロ事件が存在する。何しろこの時代に「一夫多妻制」である。

この事件の異常性はまず、倫理と法の根本的な逸脱ということになるであろう。一夫多妻制を主張するという思想自体は文化や宗教によって議論の余地があるが、今回の行為はその枠を完全に超えている。女性を「逆美人局」にかけるという発想は、相手の信頼を裏切り、意図的に性的関係を利用して動画を撮影し公開するという、極めて悪質な搾取行為であり、また性行為を行うこととその行為で稼ぐことから一夫多妻制を主張しているということがなかなか異常性のないようになっているのではないか。

次に、規模の異常さである。100人を超える女性を対象にしていたという点は、通常の犯罪行為の範囲を大きく逸脱している。これほど多くの被害者を巻き込むためには、長期間にわたる準備や巧妙な手口が必要であり、その執拗さと冷酷さが際立っているといえる。同時に、良くそのような異常な男性に100人を超える女性が着き従ったというようなことがまた興味深い。私のようなオジサンから見れば、「なぜこのような男が持てるのであるか?」というような男性が、このような事件を起こすのである。盗撮などとは毛色が違うこの事件は、少なくとも女性が男性を信用するというプロセスが、どの段階かは別にして一回は存在する。その内容がなかなか興味深いのだ。

ある意味で「一夫多妻制」というのは、男性の永遠の希望であり、また、多くの女性を自分のモノにしたいということを考えている人は少なくない。もちろんこれは男性に限ったことではないので、ドラマ(漫画が原作だが)大奥などが存在するということになるのであろう。ただ、この文章では私が男性であることからあくまでも男性目線で書かせていただくことにするが、男性は、ある意味で「女性と性行為をすること」に「若さと活力」を感じている部分があるということがあり、ある意味で「不老不死」と同じような価値観で「いつまでも若い女性と行為をしたい」と異様に望んでいる部分がある。イスラム教のように「全ての妻を平等にする」というような考え方がなければ、一夫多妻制をやりたい男性は少なくなく、日本ではその文化を「愛人」というような言葉でなんとなく呼称しているのである。

さて、この事件は「女性との性交を盗撮して動画サイトに投稿したとして、性的姿態撮影処罰法違反(撮影)」が逮捕担っている。つまり「複数の女性と性行為をした」という事や「一夫多妻制」ということに関しては、法的には何の処罰も存在しない。もちろんそれだからと言ってやってよいということではないが、まあ、このような人は、今年の大河ドラマの後半に出てきた徳川家斉(第11代将軍)のような結果になっていたのかもしれない。時代さえ違えば、なんとなくうらやましい気もするのが、男性の本音なのであろう。

「宇田川源流」【現代陰謀説】 青森地震でも出てきた「震災デマ」の正体


 毎週金曜日は「現代陰謀説」をお届けしている。

現代にある陰謀を解き明かすという頼は、現代報道されたり、ニュースを読んで、その中に隠されている内容や、その中からわかる「不自然さ」から、その内容を解明し、その中でその内容を見てゆくということを企画している。日常何気なく通り過ぎているニュースの中に、陰謀などの「萌芽」は必ず買うされているものであり、それらをしっかりと読み込むこと、またはそれらの中で様々な人々の考え方やズレが見えてくる。その内容をしっかりと見てゆくことによって、その次の一手を考えてゆくということを練習する企画になっている。

 さて、日本では「陰謀」というと「サブカルチャー」の中の一つとして数えられることになっており、UFOや幽霊などと同じカテゴリになる。日本人は、必要以上に「エビデンス」や「科学的実証性」を追及してしまうために、心因的な効果などを重視する分野を真剣に考えないようになってしまっている。しかし、日本以外の国では、当然にそれらの内容を考えるチームがあり、その中においては「想像をできないような内容」が検討されていることも十分にありうるということになるのである。そのへんの「あり得ない内容」を照会する場面も一度作ってみたいと思っているのであるが、まあ、そのへんはまたの機会に期待していただきたい。

とくに災害に関しては、様々なデマや嘘がネット上をにぎやかにさせる傾向がある。っ実際に、日本の場合は、信じやすい国民性から、「本当かもしれない」と善意でうそやデマを広めてしまう人も少なくないのである。そのことがかえって大きな被害を産むことも少なくない。

実際に、熊本地震の際には、「動物園からライオンが逃げ出した」などというデマと、それに合わせた街中にライオンがいるAIで加工された写真が掲載されて大きな問題になった。そもそもそのような内容は「いたずら」で行うことなのかもしれないが、しかし、そのことによる社会的な影響は大きなものになる。

人々の不安につけ込み、そして社会的に、少なくとも被災地域において大きな影響が出てくることをしている。これはまさに「陰謀」の邦画であるということになるのではないか。そのような「パニック心理」につけ込んで様々なことを吹き込んだり、行動を起こさせたりすることが「陰謀」の基本であるということを考えれば、まさにこのようなデマが大きな問題を産むことになるのではないか。

 さて、今回はそのような「陰謀」につながるような、繋がらないような、そんな感じの話である。

<参考記事>

震度6強の地震、「人工地震だ」などのデマがSNSで拡散…「冷静に対応」呼びかけ

2025年12月9日 21時55分 読売新聞オンライン

https://news.nifty.com/article/world/china/12181-4768763/

<以上参考記事>

 12月の上旬に青森で大きな地震があった。この地域の地震は、実際にカムチャッカで7月8月に大きな地震が発生していることから、正直に言って地震が起きて不思議はない環境にあったのですが、残念ながらまたデマが出てきていることに非常に「興味」を感じています。そもそも上記の参考記事にかかれているのは、、「(政府や中国が人為的に発生させた)人工地震だ」などのデマや、「(人間によって駆除された)熊のたたりがついに起きた」といった投稿(参考記事より抜粋)があり、さすがにそれはないだろうと考えています。

こうしたデマを流す人の心理には、いくつかの特徴的な要因があります。

 まず、不安や恐怖の解消欲求が大きな背景にあります。地震という突発的で制御不能な災害は、人々に強い不安を与えます。その不安を「誰かの意図的な行為」や「超自然的な原因」に結びつけることで、偶然や自然現象よりも「理解しやすい物語」に変換し、心理的な安心感を得ようとするのです。

 次に、自己の存在感や影響力を高めたい欲求があります。SNSでは、センセーショナルな情報ほど拡散されやすく、注目を集めます。デマを流す人は「自分が特別な情報を知っている」という優越感や、他者からの反応を得ることで承認欲求を満たそうとします。

 さらに、陰謀論的思考の快楽も関係します。複雑な現実を単純化し、「裏に黒幕がいる」という構図を作ることで、世界を理解した気になれる心理的報酬があります。これは、偶然や自然の不確実性よりも「誰かの計画」という方が秩序を感じやすいからです。

 最後に、文化的・感情的な物語への傾倒も見逃せません。「クマの祟り」というような説明は、科学的根拠はなくても、物語性や感情的インパクトが強く、人々の記憶に残りやすいのです。こうした物語を信じたり広めたりすることで、現実の不安を一時的に忘れられる心理的効果があります。

一方デマを信じやすい人々には、いくつか共通する心理的・認知的特徴があります。代表的なものを挙げると次のようになります。

1. 不確実性への耐性が低い

 予測不能な出来事や複雑な情報に直面すると強い不安を感じやすく、その不安を減らすために「単純でわかりやすい説明」を求めます。陰謀論や超自然的な原因は、その不安を一時的に解消する役割を果たします。

2. 承認欲求や所属欲求が強い

 SNSで同じ情報を信じる仲間とつながることで「自分は特別な情報を知っている」「仲間がいる」という安心感を得ます。これは孤独感や不安を補う心理的な支えになります。

3. 情報リテラシーが低い

 情報の真偽を見極めるスキルや、信頼できる情報源を選ぶ習慣が不足している場合、感情的に強い情報や拡散されている情報を「正しい」と誤認しやすくなります。

4. 認知バイアスの影響を受けやすい

 例えば「確証バイアス」により、自分の信じたい世界観に合う情報だけを選び、反証する情報を無視します。また「陰謀論的思考」は、複雑な現象を単純な因果関係に置き換えることで安心感を得る傾向があります。

5. 感情的な物語に惹かれる傾向

 科学的な説明よりも、感情や物語性のある情報(「祟り」「黒幕」など)に魅力を感じやすく、記憶に残りやすいことから信じやすくなります。

 さて、これらの内容を「あえて陰謀論」的に見れば、地震は陰謀ではないが、これらのデマが「日本人はデマや扇動に流されるかを試している陰謀ではないか」というようなSNSの言説があります。この言説に関しては一概にデマとは言い切れないのですが、逆にそのような投稿そのものが陰謀でなくても、もしも日本に陰謀を仕掛けようとしている人がいれば、投稿や反応を見て分析をしている可能性はあると思われます。

まず、SNSは「社会の感情のセンサー」になっているという点です。現代の情報環境では、国家や組織が他国の世論や心理状態を把握するために、公開されている投稿や反応を分析することは一般的な手法です。これは、軍事や外交だけでなく、経済戦略や世論操作の準備段階としても行われています。つまり、誰かが陰謀を仕掛ける意図を持っているなら、まず「どのような情報に人々が反応するか」を知るために、SNSのデータを収集・解析するのは合理的な行動です。

 次に、デマや陰謀論は「脆弱性の指標」になるという点です。社会がどの程度、根拠のない情報に影響されやすいかを測ることは、外部からの干渉を計画する上で重要な情報です。例えば、ある国の人々が科学的説明よりも感情的な物語に強く反応する傾向があるとわかれば、その弱点を突いた情報操作が可能になります。これは、過去の事例でも確認されており、選挙や国際紛争で「偽情報キャンペーン」が実際に使われてきました。

 さらに、SNSのアルゴリズムが拡散を加速する構造も危険性を高めます。アルゴリズムは「反応が多い情報」を優先的に表示するため、デマや扇動的な投稿は自然に広がりやすくなります。この現象を観察することで、外部の勢力は「どのような言葉やテーマが最も炎上しやすいか」を学習できます。これは、将来的な情報攻撃の「実験場」として利用される可能性があります。

 最後に、こうした分析は必ずしも陰謀そのものではないが、陰謀の前段階になり得るという点です。つまり、現時点で「日本人はデマに弱い」という言説自体が陰謀でなくても、その言説や反応を材料にして「どのように揺さぶれば効果的か」を研究する者がいる可能性は否定できません。情報戦の世界では、こうした「心理的地図」を作ることが、攻撃の準備として非常に価値があるのです。

 要するに、危険性は「陰謀があるかどうか」ではなく、「陰謀を仕掛けるためのデータが既に収集可能な環境にある」という事実にあります。

このようなことを分析して、震災などのパニック心理になっている状態の中をしっかりと見る必要があるのではないでしょうか。

「宇田川源流」【日本報道検証】 経済政策ができない習近平の中国が迎える悲観的な「未来」


 毎週火曜日と木曜日は、「日本報道検証」として、まあニュース解説というか、またはそれに関連するトリビアの披露とか、報道に関する内容を言ってみたり、または、報道に関する感想や社会的な問題点、日本人の文化性から見た内容を書き込んでいる。実際に、宇田川が何を感じているかということが共有できれば良いと思っているので、よろしくお願いいたます。

 さて今回は、中国の景気の実態と、それに関連する庶民の生活状況について、少なくとも日本で検索できる情報と、中国の人々に電話などで確認した内容を元に、その中国の実態に迫ってみたいと思います。

中国経済の現状は、2025年現在、中国経済は成長率の鈍化が顕著です。過去10年以上続いた高成長期から一転し、GDP成長率は政府目標の5%前後を維持するのがやっとという状況です。背景には以下の要因があります。その要因としては、まずは不動産市場の低迷があげられます。中国経済の大きな柱だった不動産業が深刻な不況に陥り、デベロッパーの債務問題が続いています。日本のバブル崩壊も同じですが、基本的には、不動産開発業者の景気の悪化は、そのまま、不動産市場の悪化だけではなく、関連する建築業者や資材業者、またはその地域に対するインフラの過剰設備など、様々なところで景気を悪化させる要因になります。また、そのことによって、金融機関も貸付金の回収ができず、金融機関の主な収入であるはずの貸付金利が入らなくなるということになり、金融機関の経理状態が悪化します。このことは金融機関の「貸し渋り」や「貸しはがし」が出てくることになり、連鎖的な景気の悪化を引き起こすことになります。また、一般の投資家も投資金額が回収できないということから余剰資金や可処分所得がなくなるということを意味しており、そのことで、まさに「経済心理的な余裕」が無くなってくるということになります。

 景気が悪化するのは、不動産だけではありません。世界的な需要減退や米国との摩擦により、輸出依存型の成長モデルが揺らいでいます。とくに中国の場合は基礎開発が少なく、また一時は知的財産権で問題になったことがあるようにあまり研究開発を行っていないということがあり、そのことから、新商品を中国が生み出すということができないでいます。また、中国の企業は伝統的な共産主義にある「唯物史観」的な考え方から、目に見えないものに価値を感じないような人が少なくなく、「信用」とか「信頼」「道徳(商慣習)」等に無頓着であることから、その商品が良い製品、または価格が安くても、中国製の商品に手を出さないという人が少なくないということも、中国経済に打撃を与えていることになります。

<参考記事>

「もはや中国、四面楚歌」経済アナリスト指摘…焦る習近平、GDP下方修正待ったなし!日本への報復措置が与える「ブーメラン」

2025年12月17日 9時0分 みんかぶマガジン

https://news.livedoor.com/article/detail/30216699/

<以上参考記事>

 これらの中国の構造的またはイデオロギー的な景気の悪化要因で、一般の人々の投資や消費者心理が冷え込み、支出を控える傾向が強まっています。

 このことから「貧困セット」のようなものが出てくることになるのです。報道されている「貧困セット」とは、マクドナルドやKFCなどのファストフード店が、低価格のセットメニューを販売し始めたことを指します。これは単なるマーケティングではなく、消費者の購買力低下を反映した現象です。若者や都市部の中間層が、外食でも「節約」を意識するようになっています。高級ブランドや外食産業の売上は鈍化し、低価格帯の商品が人気を集めています。このことは、輸入品や自動車産業にも大きく影響を与えており、中国の家電や自動車に関しても、「節約志向」が大きく影響し買い控えが大きくなっているということになるのです。このことは日本における「インバウンド需要」臭いて、最近では「爆買い」が報道をされなくなったことにも見ることができます。

また、日本のバブル崩壊後と同じように大学新卒の就職難も起きています。日本では、「就職氷河期」などといわれた内容です。中国では毎年1,000万人以上の大学卒業生が誕生しますが、近年は就職率の悪化が深刻です。ITや不動産などの成長産業が停滞し、求人が減少していますし、また、民間企業の瀋陽がないので、公務員試験や大学院進学を目指す若者が急増し、「就職氷河期」真っただ中にあるといって過言ではありません。優秀な若者は、海外に就職してしまい、結局あまり優秀ではない人か、または公務いんっしか残らないというようなことになってしまっています。このことを数字で見てみれば、若者の失業率は公式発表で約15%前後とされますが、実態はさらに高い可能性があります。これは、「就職が決まっていない学生は卒業させない」などという大学が数多くあり、実際は就職が決まっていないのに内定通知だけを偽造している真率性も少なくないということになるからです。

 こうした経済環境は、庶民の生活に直接影響しています。まずは、日本と同じで節約志向の強まりが見えます外食や娯楽を控え、生活必需品に支出を集中することになります。当然に、経済は全体的にデフレ傾向になり、またサービス業などは徐々に悪化してゆくことになります。当然にそれらの減少は「就職先がなくなる」ということを意味しており、日本と同様に正規雇用が少なくなってゆくことになるのです。そして、副業やギグワークの増加が見えることになります。配達員やライブ配信など、非正規の仕事で収入を補う人が増えています。同時に、住宅購入のハードル上昇し、不動産価格は下落傾向ですが、ローン審査の厳格化や将来不安で購入を控える層が多いことになります。そもそも信用をあまり大事にしない国なので、ローンなどもなく、結局は庶民の生活に全てしわ寄せがくるということになっているようです。

中国経済は「急激な崩壊」ではなく、長期的な構造転換期にあるといえます。製造業・不動産依存から、ハイテクや内需主導型への移行を目指していますが、その過程で若者の失業や消費低迷といった痛みが顕在化しています。庶民の生活は「贅沢から節約へ」シフトし、社会全体に不安感が広がっているのが現状です。

 中国では近年、経済成長の鈍化が顕著になっています。輸出依存型のモデルが限界を迎え、国内消費も伸び悩む中、不動産市場の低迷や地方政府の債務問題が重くのしかかっています。こうした経済的停滞は、庶民の生活に直接影響を与えています。特に若年層の失業率が高止まりし、就職難が社会全体に不満を広げています。都市部では生活コストの上昇と所得の伸び悩みが重なり、将来への不安が強まっています。

 このような状況は政治的な安定性にも影響を及ぼしています。中国の政治体制は長らく「経済成長による正当性」を基盤としてきましたが、その前提が揺らぐことで、政府への信頼が徐々に低下しています。地方では抗議活動やデモが散発的に発生し、オンライン上では不満の声が広がっています。もっとも、強力な統制と監視体制により大規模な政治危機には至っていませんが、社会の底流には不安定要素が蓄積しているのが現状です。

 総じて、景気悪化と生活の苦境は政治的リスクを高める要因となっていますが、それが直ちに体制崩壊に結びつくわけではありません。むしろ、政府は統制強化やナショナリズムの喚起によって不満を抑え込もうとしています。しかし、この対応は長期的にはさらなる緊張を生む可能性があり、今後の中国社会は「経済停滞と政治統制のせめぎ合い」という構図に置かれると考えられます。

中国の景気悪化は、国内政治の不安定化を招きやすく、これが日本との外交に複雑な影響を与えます。大きく分けると次のような構図が見られます。

 第一に、国内統治の優先による対外姿勢の硬化です。経済成長が鈍化すると、政権は国内の不満を抑えるためにナショナリズムを強調しがちです。日本との歴史問題や領土問題が再び強調され、外交的緊張が高まる可能性があります。これは、国内支持を固めるための「外敵」利用という典型的なパターンです。

 第二に経済依存の再調整と日本企業への影響ということがでてきます。景気悪化は中国の輸出産業や投資に打撃を与え、日本企業の中国市場依存リスクを顕在化させます。一方で、中国は外資導入を強化するため、日本との経済協力を維持・拡大する動きもあり得ます。つまり、政治的には緊張しつつも、経済面では「現実的協力」が続く二面性が生じます。

 そして第三に地政学的リスクの増幅ということが出てきます。国内不安が強まると、中国は南シナ海や東シナ海で強硬姿勢を取る可能性が高まり、日本の安全保障政策に影響します。防衛費増額や米国との連携強化が進み、日中関係は「競争と対話の両立」から「競争色の強化」へ傾く恐れがあります。

 そして国際秩序への対応と日本の立ち位置ということが見えてきます。中国が内向きになると、国際協調よりも自国優先の政策が強まり、日本はサプライチェーン再構築やASEANとの連携強化を急ぐ必要があります。結果として、日本外交は「中国リスク分散」を軸に再設計されるでしょう。

 このように、景気悪化による中国政治の不安定は、日本外交に「緊張の高まり」と「経済協力の現実性」という相反する要素を同時にもたらします。

この日本との外交を「安全保障」「経済」「地域協力」の三つの軸で、中国の景気悪化と政治的不安定が日本外交に与える影響を詳しく整理します。

・ 安全保障の軸

中国の国内不安は、政権が統治の正当性を維持するために強硬な対外姿勢を取る誘因になります。東シナ海や尖閣諸島周辺での活動が活発化し、日本の防衛政策はより抑止力重視へと傾きます。結果として、日本は米国との安全保障協力を強化し、日米同盟の役割がさらに前面に出るでしょう。これは、地域の軍事バランスに緊張をもたらし、偶発的な衝突リスクを高める要因となります。

・ 経済の軸

景気悪化は中国市場の魅力を相対的に低下させ、日本企業にとってリスク管理が重要になります。一方で、中国は外資導入を維持するため、日本との経済協力を完全に断つことは避けるでしょう。したがって、政治的には摩擦が増しても、サプライチェーンや投資の一部は継続される「現実的な関係」が残ります。ただし、日本側はASEANやインドなど代替市場へのシフトを加速させ、経済安全保障の観点から中国依存度を減らす戦略を強めると考えられます。

・ 地域協力の軸

中国が内向きになり、国際協調よりも国内安定を優先する場合、地域秩序の空白が生じます。日本はこの空白を埋めるため、ASEAN諸国やインド、オーストラリアとの連携を強化し、自由で開かれたインド太平洋構想を推進するでしょう。これは、中国を排除するというより、リスク分散と地域安定のための戦略的選択です。しかし、中国が経済的に追い詰められるほど、地域協力の場で対立的な姿勢を強める可能性があり、外交の駆け引きは一層複雑になります。

 さて電話の調査によれば、中国ではこれらの景気不安と経済不安、そして政治的な混乱から、富裕層が中国を脱出しているといい、その脱出を手伝う業者まで出てきているといいます。これは習近平政権の経済政策が全く機能していないということを意味しています。少なくとも将来を悲観している人が多いということのようです。さて、このような中国国内の富裕層の動きを見て、日本はどのように行動すべきなのでしょうか。

来年に向けてよく考えて行動すべきかもしれません。

「宇田川源流」【大河ドラマ べらぼう】 「べらぼう」を一年を通じて考えること


 一年間、NHK大河ドラマ「べらぼう」に関して、本当に好き勝手書いてきました。

さて、今週はすでに終わってしまっているので、一年間の「ブログの総集編」をしてみたいと思います。

そもそも蔦屋重三郎とは何であったのでしょうか。私は、このブログを通じて「大河ドラマ、歴史小説は、歴史の人物を題材にした現代の視聴者や読者へのメッセージ」であると考えていると何度も書いています。本当に何度も書いていますが、歴史の史実といわれる記録に書いてあることを知りたいのであれば、歴史書を読めばよいことであり、ドラマ化する必要も小説化する必要もないのです。逆に「同じ日本人」として、同じような日本の文化において、どの様なことを考えたかということなどが最も重要であり、その生き方から、見た人が何を感じ、どの様に自分の人生の参考にしたかということが重要なのではないでしょうか。

さて、ではそのような意味で蔦屋重三郎を見てみましょう。

蔦屋重三郎が現代においても学ぶべき人物とされる理由は、単なる出版業者ではなく「文化のプロデューサー」として江戸時代に革新的な役割を果たした点にあります。

最も素晴らしいのは時代を読む洞察力でしょう。重三郎は、江戸の町人文化が成熟し、娯楽や情報への需要が急速に高まる時代背景を的確に捉えました。武士中心の価値観から町人文化へのシフトを見抜き、浮世絵や黄表紙といった「庶民が楽しめるコンテンツ」を大量に世に送り出したのです。現代で言えば、SNSや動画配信の台頭をいち早く察知し、そこに最適化したコンテンツを生み出すクリエイターやプロデューサーに近い存在でした。

 第二に人材発掘と育成の天才ということになります。彼は喜多川歌麿や葛飾北斎といった後世に名を残す芸術家を見出し、彼らの才能を最大限に引き出しました。重要なのは「完成されたスター」ではなく、潜在能力を持つ人物を見抜き、育てる仕組みを作ったことです。現代に置き換えると、スタートアップやクリエイティブ業界で「原石を磨く」能力に通じます。AIやデータ分析が進んでも、人間の感性で才能を見抜く力は代替できない価値です。

 第三にコンテンツの総合演出力ということになります。重三郎は単に作品を売るのではなく、作品のテーマ、絵師の個性、読者の嗜好を組み合わせて「文化体験」を設計しました。これは現代のマーケティングやブランディングに直結します。彼のやり方は、単なる商品提供ではなく「世界観の創出」。NetflixやAppleがブランド体験を重視するのと同じ発想です。

 そしてリスクを恐れない挑戦という事でしょう。当時、幕府の出版統制は厳しく、黄表紙や浮世絵はしばしば検閲対象でした。それでも重三郎は「面白さ」を優先し、時に処罰を受けながらも新しい文化を切り拓きました。現代で言えば、規制や批判を恐れずに新しい市場や表現に挑む起業家精神に通じます。

 このようなことが、今回の大河ドラマではしっかりと描かれていたような気がします。

<参考記事>

「ワースト2位とは驚き」大河『べらぼう』納得の完結も、視聴者が抱いた“視聴率への疑問”

2025年12月17日 11時0分 週刊女性PRIME

https://news.livedoor.com/article/detail/30217421/

<以上参考記事>

 では現代の人は何を感じるべきだったのでしょうか。このドラマで見た内容をうまくまとめ、NHKや森下先生の考えを「私なりに推測」すれば下記のようになります。要するに蔦屋重三郎から現代人へのメッセージは以下のようなものではないかと推測するのです。

蔦屋重三郎の手法を現代のSNSマーケティングに応用するには、彼が持っていた「文化を仕掛ける力」をデジタル時代に置き換えることがポイントです。以下に、具体的な戦略を示します。

1. 時代の空気を読む → トレンドの先取り

 重三郎は町人文化の台頭を察知し、庶民が求める娯楽を提供しました。現代では、SNS上の「兆し」をいち早く捉えることが同じ意味を持ちます。TwitterやTikTokで急上昇するハッシュタグやミームを分析し、ブランドやコンテンツに即座に取り込む。というようなことで、単なる流行追随ではなく、「次に来るもの」を予測して仕掛ける。このようなことがしっかりとできていたように考えます。

ドラマでは、「吉原細見」を作るのに、持ち歩く人の内容を見てみたり、または蔦屋重三郎自身が街中を歩いて、芝居等を題材にしたり、歌麿と一緒に世の中の美人町娘を見て回ったりというようなことがあります。何かを禁止されれば、その次を考える、そのことが素晴らしかったのではないでしょうか。

2. 人材発掘 → インフルエンサー育成

 重三郎は無名の絵師をスターに育てました。現代では、フォロワー数だけでなく「共感力」や「独自性」を持つクリエイターを見抜くことが重要です。マイクロインフルエンサーやUGC(ユーザー生成コンテンツ)を発掘し、ブランドの世界観に沿った活動を支援する。ということで、短期的な広告契約ではなく、長期的な関係構築ができたという事でしょう。

ドラマでは、まずは「喜多川歌麿」を完全に売り出します。また恋川春町や山東京伝などの作家を次々に出してゆき、その特徴を生かして次々に作品を出してゆきます。太田南畝の狂歌集に歌麿の絵を入れたのも、このような一連の内容ではなかったかと思います。そのようにして人材を発掘し、そして育てるということが、しっかりとできていた、これが、蔦屋重三郎であり、そのことから、登場人物もドラマの中では多妻ではなかったかと思います。

3. 世界観の演出 → ストーリーテリング

 重三郎は作品に物語性を持たせ、読者を文化体験に巻き込みました。SNSでは「商品」ではなく「物語」を発信することが鍵です。Instagramでブランドの背景や制作過程をビジュアルで語り、TikTokで「裏側のストーリー」を動画化。ユーザーが「参加したくなる」物語を作る。

実際に、「もの」ではなく、人は「物語」に感動するものです。それだけに、その物語をしっかりと作ってゆくということが重要になります。ドラマの中では、例えば恋川春町がネタに困っているときに、多くの人が集まってネタを出し合うなんて言いう場面がありましたし、また喜三二が遊郭で病気になった時も、そのネタを面白く書いていったということがありました。そしてその物語を歌麿の絵でわかりやすく「見える化」した、ということが、本来性的であった松平定信すらも魅了する本になったのではないかと思います。

4. リスクを恐れない挑戦 → バズを生む仕掛け

 重三郎は検閲リスクを冒して新しい表現を試みました。現代では、炎上を恐れずに「攻めた企画」を打ち出す勇気が必要です。大胆なコラボレーションや、社会的テーマを絡めたキャンペーンで話題を作る。ただ過激ではなく、ブランド価値と一貫性を保つということです。

実際に寛政の改革で「黄表紙」が禁止されて、その中でも果敢に黄表紙を出し続ける。「堅苦しい世の中を笑い飛ばす」ということを行います。そのことで身上半減されても、それを逆手にとって商売に結び付ける手法は、当時では面白かったのではないかと思いますし、そのような町人文化が、最終的には松平定信の失脚を招くことになり、ドラマの中では、そこで目を覚ました松平定信が一橋治済に復讐するということになります。

その一橋治済の「陰謀」と蔦屋重三郎の「世の中を笑い飛ばす元気」の「陰と陽」の戦いで、最後には「陽=蔦屋重三郎」が勝ち、一橋治済が天罰(雷)を受けるということになります。その内容が実に面白く、また、リスクを持ちながらも面白くしていったということが良かったのではないかと思います。現代の人のように、すぐにふさぎ込んだり、将来を悲観するのではなく、蔦屋重三郎のように、「ピンチはチャンス」というような感覚を持つことが重要なのかもしれません。

 そのような意味で、視聴率などとは違って、一年間、楽しい中に学びがあり、現代人へのメッセージもしっかりと込めた作品であったし、また最後までしゃれの利いた内容ではないかと思います。

なんとなく終わってしまったのが残念ですが、また来年の「豊臣兄弟」も楽しみになります。