「宇田川源流」【現代陰謀説】 CIAが中国人スパイをネット公募する意味と日本
「宇田川源流」【現代陰謀説】 CIAが中国人スパイをネット公募する意味と日本
毎週金曜日は「現代陰謀説」をお届けしている。現在このように普通に生きている中で、今まさに動いている陰謀ということを、現在公開されているニュースの中からその内容が見いだせるニュースをピックアップし、そしてその中にある「陰謀」を暴きだしてみたい、という内容である。もちろんニュースだけでは完全に不足していることから、それ以上の知識などが総動員されなければならないが、このブログではそこまでしようとは思っていない。それよりも「このような読み方をすれば、陰謀を読み分けることができる」ということをこの場で示したいと思っている。実際に、完全に見分けることは難しくても、ニュースの読み方を見てゆけばよいのではないかということとを考えている連載である。
さて、陰謀というのは基本的には「戦争」に直結することが少なくない。結果論ではそのように物事がみえる。実際は「相手の国を、自国の思い通りにコントロールする」ということがあり、その場合、相手の国の事を考えて行うのではなく、自国の利益のために相手の国を使う、場合によっては相手国の政権を崩壊させるというようなことにつながるので、そのことが露見した場合に両国の関係は悪化し、その結果、「戦争」に繋がってしまうということがある。
もちろん、善意による他国の介入というものがあるが、だいたいの場合、国の価値観が異なるのであるから、その価値観そのものを押し付けた結果を求められた場合、その内容が大きな問題として出てくることになるのではないか。またそのように外部からコントロールされていたことが明らかになれば、その外部勢力は当然に反発を覚えるということになる。
そしてそのような陰謀の前には、相手国を観察するということが必要になる。その上で「戦争を覚悟した観察」を最後に行う必要がある。秘密兵器や、隠れた何かがあった場合は、戦争になって被害を被る可能性があるからだ。そのように考えれば、「陰謀を仕掛ける前」と「陰謀の終盤」には、よく相手国を観察する必要があることは間違いがない。
<参考記事>
CIAが中国人スパイをネットで公募 日本はこのままでいいのか?
7/29(火) ニュースウィーク
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/eda3ff552a58f6bc353189f5f70cd9689e86bec5
<以上参考記事>
敵の情報を得るためには何をするか。まうはそのことを考えてみよう。当然にその敵の国にスパイを放つか、またはその国に詳しい人から事情を聴くということから始める。そして最も弱い部分やガードが薄い部分に入り込んで、なるべく中の情報を得るということになる。
もちろんそのようにして嘘の情報を持ってきたり又は騙されたりということが十分にありうるが、それをすべて受け入れて分析するということになる。ちなみに日本人は「あれは嘘だから」というように相手にしない人が多いが、情報をしっかりと行っている人ならば「嘘の方が情報が多い」ということをよくわかっている。「嘘」または「盛った話」というのは、真実を淡々と話すよりもはるかに情報量が多いのだ。だから、「嘘を忌避している陰謀論者」というのは、「陰謀を全くわかっていない人」ということになる。はっきりって「あの人は嘘つき」などという人は陰謀や情報は語る資格はないというくらいだ。
嘘というのは、基本的には、「真実を隠す」為にある。つまり「そこには真実の情報と嘘の情報二つの方法が存在する」ということになる。真実の情報は語られていないのであるが、「完全に100%の嘘」というのはやはり想像しない。例えばSF小説などであっても、また漫画の世界でも、完全に現代とかけ離れてしまえば、誰も理解ができないからだ。つまり、「嘘の話の中にいくらかの真実を入れ込んで、相手を信じさせる」という技術が必要になる。つまり、真実やその真実に近い事実から、どこを出せて、どこを隠すかという判断があるということになる。そのうえで「このような嘘ならば、相手が信用する」と思って嘘を作っているのであるから、敵がこちらをどのように見ているか、何を信じると思っているかなどが見えてくるということになる。そのうえで騙されたふりをすれば、相手をだますことができるのであるから、非常に面白いということになるのである。つまり、情報を扱っている仕事をしてくれる人、つまり情報や陰謀のプロは、当然に、「嘘をありがたがる」ということになるのである。今の日本の陰謀論者の中で、この法則に反している人がいくらかいるのであるが、まあ、そのような人は皆さんで見つけてくれればよいであろう。
さて、スパイの話に戻せば、当然に「相手の中の人」や「中の内容」をわかるっ人を募集すればよい。
アメリカはそのことをよくわかっている。参考記事の中では「スパイをインターネットで募集するなって」というような論調になっているが、私から見れば逆である。つまり、中国のあ例えば国務院や人民解放軍の中で、英語を話せる人やアメリカや日本と連絡を密にとっている人は「CIAのスパイ募集に応じたのではないか」というような疑心暗鬼を作り出すことができる。つまり、アメリカの募集広告はそれでよい人材が入ればよいが、募集以上に中国国内の行政や軍の組織において、疑心暗鬼を作り出すということが予定されているとみるべきであろう。
逆に、日本に関してはそのようなことを行わない。
それは日本が同盟国だからではない。もちろん同盟国なので情報を得ることができるが、しかし、すでにCIAは同盟国に対してでも、しっかりと情報を集めていることは間違いがない。では、なぜ日本人を募集しないのであろうか。単純に「疑心暗鬼にするまでもなく、国家観のない政治家たちが対立している」からである。単純に日本は中国よりも行政機構や自衛隊組織の中に疑心暗鬼や嫉妬が渦巻いてており、何もこのようなことをしないでも入ってくるということにあるのである。
この一帯を見て日本は信用されているなどと考えていること自体が間違いなのである。
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