【有料メルマガのご案内】「宇田川敬介の日本の裏側の見えない話」 第39話 コロナウイルス発症時に出てくる中国覇権主義の正体と共産党内部の乱 3 2019年秋の波乱の四中全会
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第39話 コロナウイルス発症時に出てくる中国覇権主義の正体と共産党内部の乱
3 2019年秋の波乱の四中全会
国内の政治がうまくいかない場合に、その矛盾を海外に責任転嫁するという政治手法について、前回行いました。
「排外主義」という言葉はそのような感じで使われることが少なくありません。
中国共産党に限らず、共産主義、社会主義という国家は本来的に国内に矛盾があります。
「労働者の幸せのため」に「個人の権利を否定する」ということですから、そこに矛盾を感じない方がおかしいのですが、なぜかそこに矛盾を感じない人が少なくありません。
中には、自分は支配階級になるからというようなことを言っている人も少なくないのですが、そんなに簡単にできる話ではないのです。
自分が支配階級になるというような人が多いから、結局極左といわれる人々の中には「内ゲバ」といわれる内部抗争が多くなるということになります。
権利を認める世界に内ゲバは少ないというのは、まさにそのような状況になります。
そのうえで、社会主義の国家は、国内にも同じような矛盾に気づく人々がいます。
そこで、大きな目標を作り、そしてその目標が達成できないのは外国、特に「帝国主義」「ブルジョワジー」の支配する国々がそのようなことになるというように考えるようにしているのです。
そしてその大きな目標の究極は、前回も書きましたように「共産主義による世界統一」であるということになるのです。
単純に「共産主義が世界を統一すれば、多くの人が政府からの分配によって働かなくても幸せに、争いなく、暮らすことができる」ということになります。
実際に、戦争の原因を「階級間の争い」と「経済的な争い」ということに言及し、そのうえで、それらをなくしてしまえば、戦争がなくなるという論理です。
そして、現在は、その共産主義に移行するための移行期間でそのために指導者(指導的階級)が存在するということになっているのです。
まあ、そもそも戦争や争いの原因は「人間の欲」であり、なおかつ「欲をなくすことのできる人間はいない」ということから考えれば、共産主義というのは「人間というものを全くわかっていないイデオロギー」ということができます。
人間がわかっていないから「人権を否定する」ということができるのです。
さて、共産主義の簡単な内容はこれくらいにしておいて、その「大きな目標」に中国共産党は「2050年に世界一の大国になる」という目標を掲げました。
前回解説した一帯一路も中国製造2025も、まさにその中の一段階であるということになります。
習近平国家主席はそのことを前面に押し出し、そして、それを邁進して経済を活性化させたことから、憲法を改正し、終身で国家主席をやることができるように、5年で2回という国家主席の人気を回数無制限にしました。
5年に一度国家主席の選挙をやるということは、変わらないということになります。
逆に言えば、5年に一度単位で成果を上げなければならないということになります。
その中で、中央委員会全体会議が、昨年秋に行われました。
中国共産党中央委員会は、中国共産党の最高指導機関です。
その上部団体となれば「全国人民代表者会議」いわゆる「全人代」しかありません。
中国共産党の「中央委員」は8900万人余りの党員のうち、党の重要政策の確認をするおよそ200人の代表です。
「中央委員」は5年に1度の党大会で選出され、任期は5年です。
中央委員は5年に1度の党大会とは異なり、ほぼ1年ごとに開かれる「中央委員会総会」に出席して、党の重要政策の方針を確認します。
「四中全会」とは、「第四回中国共産党中央委員会」の略になります。
昨年の中国の状況は、米中貿易戦争で、関税障壁が大きくなり、中国国内における経済的な指標が全て落ちるということと、香港の民主化デモで、かなり混乱しているという状態でした。
当然にその中では、習近平国家主席による、如の二つの大きな問題の解決策を期待されていました。
当然に、この二つの問題、つまり「香港の民主化問題」という「国内問題」と「米中貿易戦争」という「国際関係問題」の二つの問題を解決しなければ大きな目標である2050年の中国の台頭はないということになったのです。
もっと言えば、「このまま習近平に任せていても中国の未来はない」ということになったのではないでしょうか。
そのことは、二つのことで現れました。
一つは・・・・
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