「宇田川源流」【土曜日のエロ】 「売名行為といわれたがその通り」といった「アベノマスクブラ」の新藤加菜氏が6000票取れる東京の選挙

「宇田川源流」【土曜日のエロ】 「売名行為といわれたがその通り」といった「アベノマスクブラ」の新藤加菜氏が6000票取れる東京の選挙

今週も土曜日のエロの人がやってきた。今週はなんといってお先週の日曜日の東京都知事選挙とそれに伴い都議会議員の補欠選挙などがあったということと、九州と岐阜や長野における豪雨の問題が最も大きいのであろうか。他にも様々なニュースがあったと思うが、まあ、今週のニュースといえばこの二つであろう。

まずは豪雨被害に遭われた方のお見舞いを申し上げるとともに、犠牲になられた方のご冥福をお祈り申し上げます。

梅雨であるから雨が降るのは仕方がないとしても、物事には程度というものがあるのではないか。その「程度」という物差しがおかしくなっているのは「50年に一度」の豪雨が「毎年」あるということである。

熊本や九州北部に関しては、3年前にも50年に一度といっていたはずであるが、50年どころか3年しかたっていないのに、また豪雨である。これは災害の規模を示す言葉ではなくなってきていて、「50年に一度だからゆっくりと次に備えればよい」というような「地元の人々を油断させる呪文」になりつつあるのではないか。

その結果が今回の被害の拡大につながったというようなこともあるのではないかというような気がする。そろそろ「50年に一度」というような言い方は改めるべきではないかという気がしてならないのであるがいかがなものであろうか。

一方、東京都知事選挙。まあ、木曜日にも書いたが、何とも盛り上がりに欠ける選挙であった。正直なところ、最初から結果がわかっているのだから手間を経費をかけなくてよいのではないかという気がする。マスクなどよりもはるかにこの選挙費用の方が「無駄遣い」ではないのか。まあ、そういうことを言ってはいけないのであろうが、今回のような選挙を行っているならばそういわれても仕方がない。

何しろ、「選挙」が「土曜日のエロ」の題材になるのである。これは何かおかしいのではないか。


【女だらけの北区補選】〝ゆづか姫〟がマイク納めで感涙「立候補は売名といわれたが、その通り」

 東京・北区都議補選(定数1=5日投開票)で最後の訴えとなった4日、ホリエモン新党の〝ゆづか姫〟こと新藤加菜氏(27)はJR駒込駅前で最終演説を行った。

 5人の女性候補が争う補選にアベノマスクブラ姿のポスターを投下し、物議を醸した新藤氏。反響は凄まじく、批判のみならず誹謗中傷にもさらされ、ポスターはブラの上からシールを張る修正が施された。

 最終演説も混乱を避けるために他の陣営が集まる赤羽駅や王子駅ではなく、人影まばらな駒込駅を選んだが、それでも100人近いファンや支持者が集まり、撮影会状態と化してしまった。

 マイクを握った新藤氏は「こんなにたくさんの人に集まっていただけるとは思ってもいなかった。アベノマスクブラのせいで会いにきてくれた方もいるかもしれないが…」と笑いを誘った。

 続けて、ブラポスターを掲示した理由を改めて説明し「立候補は売名といわれたが、その通りです。次はアイドル、グラビア、AV女優になるためかといわれたが、私利私欲を満たすために立候補なんてできない。政治に興味を持ってほしいというのを改めて言いたい」と訴えた。

 マイク納めでは感極まり「本当に心が壊れるくらい、すごいつらかったが、批判された分、一人でも多くの人が投票に行ってくれたらいいと心から思っている」と涙を見せる場面もあった。

2020年7月4日 20時22分 東スポWeb

https://news.livedoor.com/article/detail/18521625/


【女だらけの北区補選】ゆづか姫は最下位でも大喜び「落選は想定内ですけど得票数は予想外」

 女性候補5人が乱立した東京・北区都議補選が5日投開票され、〝アベノマスクブラ〟ポスターで注目されたホリエモン新党の〝ゆづか姫〟こと新藤加菜氏(27)は最下位落選も笑顔いっぱいだ。

 告示4日前に立候補が決まった新藤氏は完全な落下傘候補。北区での知名度ゼロのところにアベノマスクを皮肉ったブラポスターを投下したところ、大炎上となった。

 選挙へ関心を持ってもらうための行動だったが、予想を超えた反響に開票前は「2桁(100票未満)入るかな」と心配顔だった。

 ところが、フタを開けてみれば6000票を超える4桁の得票で、供託金が戻ってくる3・3%の得票ラインをクリアした。

 新藤氏は「落選は想定内ですけど、得票数は予想外」とホリエモン(堀江貴文氏)の〝流行語ワード〟も入れながら、ビックリ仰天。開票状況のユーチューブライブでは、山本リンダの「狙いうち」、山口百恵さんの「プレイバックPart2」を熱唱するお祭り騒ぎとなった。

2020年7月6日 1時12分 東スポWeb

https://news.livedoor.com/article/detail/18526093/


 シュターッレル・アンナ・イロナさんという名前を聞いて何か思い出す人はいるであろうか。この名前はあまり日本では報道されていないので、記憶にない人もいるかもしれない。

では「チチョリーナ」ではどうであろうか。少し古い、私のようなオジサンには、「ああ」というような感じになる。彼女はハンガリー、イタリアの女優、歌手、政治家である。選挙という民主的なプロセスを経て国会議員に当選した世界初のハードコア・ポルノ女優である。尚「チチョリーナ」は彼女の芸名である。

1973年、"Radio Luna" にてラジオ番組 "Voulez vous coucher avec moi? (『私と寝てくださる?』)"を開始し、人気となる。ハードコア・ポルノ出演第一作は、1983年の "Il telefono rosso (『赤い電話』)"。出演作では、彼女はたいてい複数の男優、女優のグループセックス・シーンに登場。アナルセックスや二穴挿入、はては汚物にまみれたプレイを披露している。

1979年、イタリア最初の環境政党「緑の党」(Lista del Sole)の目玉候補者として選挙出馬。1985年、自由主義政党「イタリア急進主義者」(Partito Radicale)に転じ、原子力エネルギー反対、イタリアのNATOからの脱退、人権と世界中の飢餓救済を訴え、キャンペーンを行う。1987年、20,000票あまりの支持を得て、ラツィオ(ローマ)からイタリア下院議員に当選。1990年、湾岸戦争が不可避の状況になってくると、「中東の平和のためなら、イラクの独裁者サッダーム・フセインとセックスしてあげるわ。」とアピール。「ビン・ラディンの戦争では何千人もの犠牲者が出ていますわ。でも、私のオッパイで怪我したり損害を被った方はいらっしゃいません。」などと発言して話題になった。

彼女の選挙戦は、熱狂的なイタリアの若者の前で、彼女が胸をあらわにして演説するというスタイル。聴衆だけを見ていれば熱狂的な独裁者における演説のように見えるが、その目の血走り方を見れば、何か違うものを感じた。

さて、当時「ヌードを見せて選挙をするなんてありえない」「政治と芸能は別」などといっていたが、日本も必ずしもそうではなくなったようである。

今回の都議選の補選で「アベノマスクブラ姿のポスターを投下し、物議を醸した新藤氏。反響は凄まじく、批判のみならず誹謗中傷にもさらされ、ポスターはブラの上からシールを張る修正が施された。」<上記より抜粋>

まあ、確かになかなかすごい。今回は土曜日のエロのクレジットとは別にもう一つ写真を入れなければならないほどだ。これに対しては批判も少なくなかった。その批判を受けてか、、ブラポスターを掲示した理由を改めて説明し「立候補は売名といわれたが、その通りです。次はアイドル、グラビア、AV女優になるためかといわれたが、私利私欲を満たすために立候補なんてできない。政治に興味を持ってほしいというのを改めて言いたい」と訴えた。<上記より抜粋>

いやなかなか面白い。すなおに売名といわれてもその通りですと答えるのもよかったのではないか。

ところが、フタを開けてみれば6000票を超える4桁の得票で、供託金が戻ってくる3・3%の得票ラインをクリアした。<上記より抜粋>

いやいや、まあ、当落線上からはるかに下であるが、それでも6500票はなかなか良い出来である。それだけ「エロ」は世界を救うと思われているということではないのか。チチョリーナもゆづか姫も、「テロよりエロ」ということでよいのかもしれない。

ある意味でイタリアの40年後にこのような選挙になっているというのがなかなか興味深いが、なぜか「イタリアに遅れている」というような気にはならない。まあ、日本もこのような選挙が行われるようになってしまったんだなあというのが感想である。

もちろん、美しい女性の裸をめでることは、嫌いではない。

宇田川源流

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