「宇田川源流」<現代陰謀説> 中国における人体実験が止まらないというニュースの読み方ができる人は日本にどれくらいいるのであろうか?

「宇田川源流」<現代陰謀説> 中国における人体実験が止まらないというニュースの読み方ができる人は日本にどれくらいいるのであろうか?

 陰謀いうものは、やっている方も成功するかどうか全くわかっていない。また、計画の時と全く異なり、様々な不確定要因が増えることがある。そのように考えた場合、陰謀というものは成功させるために、どれくらいシミュレーションやテストをするのであろうかということである。もちろん、そんなに簡単に様々な話ができるはずがなく、また大規模な陰謀などは完全にシミュレーションができるはずがない。そのために、様々な暴発や想定外事項が起きてしまうのである。

単純に情報を収集するだけであれば、特に何か物を盗むのであれば、同じような部屋の見取り図を作って、そのうえでほぼ同じものを作ってみることができる。しかし、国民を先導するなどということになれば、その先導がどのように動くかわからない。

変な例になるが、イラクの戦争をアメリカが行った時に現在のようなイラクになる問は想像していなかったはずである。イラク国内におけるフセイン政権を打倒し、新たな親米派の政権が立つものと思っていた。間違いなく、ブッシュ大統領(当時)は、当然に自分たちの価値観で「民主主義を中東にもって行けば感謝されるに違いない」と思っていた。しかし、そもそも血縁主義でありなおかつ、キャラバン隊などを中心にした遊牧民族の場合、その内部の連携が必要であって、それを崩すような個人主義的な考え方はかえって生活の基盤を失う話になってしまうのである。そのうえ、もともとシーア派の多いイラクにおいてスンニ派の政権を政治的に作り出していた事情などから考えれば、混乱することは自明であった。しかし、当時にブッシュ大統領やライス国務長官にはそのことが全く見えなかったのである。

まさにこのような「現場の環境」「民族性」などから思い通り位ならないことは少なくない。そしてその少なくない「想定外」をいかに数無くするか。そのことをテストするということが非常に重要なのである。

しかし、そのシミュレーションにも本来は人間の倫理的に限界があるはずである。


中国の専門家、ブタからサルへの多臓器移植に成功

 【新華社西安7月4日】中国陝西省西安市の空軍軍医大学西京医院でこのほど、ゲノム編集したブタからアカゲザルへの肝・心・腎移植が無事行われた。研究チームはブタ内在性レトロウイルス(PERV)をノックアウトして13個の遺伝子を組み換えたブタをドナーとし、肝臓、心臓、腎臓をそれぞれ別のサルに移植。肝移植を受けたサルは術後16日間生存しており、ブタとアカゲザルの補助的肝移植における生存期間の世界記録を更新した。研究は今後、臓器不足による移植制限の課題を解決する役割を果たすとみられる。

2020年7月4日 15時40分 新華社通信

https://news.livedoor.com/article/detail/18520467/


 本当に小さいニュースである。ただしこのニュースの出所が新華社通信であることにも注目してもらいたい。

さて、「空軍軍医大学」で豚の内臓を猿に移植したというニュースである。

研究は今後、臓器不足による移植制限の課題を解決する役割を果たすとみられる。<上記より抜粋>

さて、このブログの読者の皆さんならば、これを「医学の進歩」とか「臓器不足の移植への課題の解決」などと喜んでいる人がいるはずがない。まあ、もちろん表向きはそうかもしれないが、中国がそのような建前を平気で使いながら何ともわけのわからない話をし続けていることくらいはよく知っているのではないか。

例えば、南シナ海の環礁の埋め立て、そして軍事基地化は、「軍事基地ではなく、観光用である」と初めは説明していて、中華人民航空のキャビンアテンダントを数名連れてゆき(もしかしたら女性の軍人にコスプレをさせただけかもしれないが)そして埋め立て地の上で笑顔で写真を撮らせているのである。もちろんそれが「建前」の話でしかなく、軍事基地であることは明白である。

さて、今回のこの内容はどうするのかということになる。

まずは「ゲノム編集」という言葉が出ている。昨年の秋に、中国では「ゲノム編集ベビー」を作って話題になった。つまり、「ゲノム編集を行う人体実験をすでに中国では行っている」ということが想定される。そして、うがった見方をすれば「ゲノム編集を行った中国人の新たな部品を作っている」というようなものではないのか。

このように考えると「人造人間」なども簡単にできてしまうということになってしまうのではないか。ゲノム編集をして、今回のコロナウイルスや、そのほかの病原菌などをばらまき、そこに対応したゲノム編集をした人間を送り込んで様々な工作や軍事行動を行い、「故障」したら「豚の内臓で交換する」というような感覚になってきかねないのである。

もちろん、そうと限ったことではないし、そのような内容が報道されているわけでも確認されているわけでもない。しかし、逆に「そうではない」ということも言い切れないし、また、そうではないということを言ったところで、今後そのように発展しないとも限らない。それだけ今の中国は信用できない国なのである。

このように「ゲノム編集」ということや「建前と本音が違う」ということを考えれば、当然に、そのような話にしかならないということになる。その内容をいかに考えてゆくのかということが、問題になる。

このように書くと「どうやって問題を考えるのか」というようなことを言う人がいるので、あえてその先を書けば、この問題は「周辺国の脅威」ということと「中国人の人権」そして「人間としての倫理」という問題がある。

まずは周辺国の脅威という問題があるが、それ以上に中国人の人権意識を高めて、そのようなことをやっている政府をどのように監視し、また、それを止めさせるかということを考えなければならないのである。

まさにそのような人権意識を高め中国国内における政府への監視、それができない場合は政府への抵抗ができるようにすることこそが、もっとも重要な内容ではないのか。

このような記事で、「次」に備え行動できるようにすることこそが重要なのである。

宇田川源流

「毎日同じニュースばかり…」「正しい情報はどうやって探すのか」「情報の分析方法を知りたい」と思ったことはありませんか? 本ブログでは法科卒で元国会新聞社副編集長、作家・ジャーナリストの宇田川敬介が国内外の要人、政治家から著名人まで、ありとあらゆる人脈からの世界情勢、すなわち「確実な情報」から分析し、「情報の正しい読み方」を解説します。 正しい判断をするために、正しい情報を見極めたい方は必読です!

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