「宇田川源流」<現代陰謀説> 新型ウイルス拡散という「北朝鮮が考えた中国の陰謀」とその陰でうごめく組織

「宇田川源流」<現代陰謀説> 新型ウイルス拡散という「北朝鮮が考えた中国の陰謀」とその陰でうごめく組織

 今回のコロナウイルスが「生物兵器」なのか、ということに関して正直に言えば「今回のウイルスのように致死率の低い道具を生物兵器に使うことはない」ということが言える。

今回のものが生物兵器であるならば、ダイヤモンドプリンセス号の中などは特に死者であふれてしまい、全員死んでいるくらいの致死率でなければならない。非常に不謹慎な言い方であるが、何日もたって、閉鎖空間の中にいて、それで感染も全体に行き渡らない状態で「生物兵器」はあり得ないのである。

そのように考えれば、そのような言い方自体がおかしいとしか言いようがない。まあ、ネットの中の言説なので、まともに取り合う必要はないが、そのようなレベルで右往左往してしまうような人がいるということと、相手が中国というだけで色眼鏡でもてしまう人がいるということが事実である。

単純に、そのような色眼鏡をつけて見てしまうということが、そのままおかしいと思わなければならないのであるが、残念ながら、日本の人々は全く訓練ができていない。ついでに言えば、左翼主義者もこのコロナウイルスで大騒ぎをすることで、他の世界情勢から目を離すことに成功したわけであり、そのような状況をいかに考えるのかということが重要である。

まあ、「お祭り」とも言えるコロナウイルス報道と、それを政局に結び付ける動きにははっきり言ってかかわりたくはないものである。まあ、それでも、桜を見る会などをやっている野党の国会審議よりはましなのかもしれないが。

さて、そのコロナウイルス。もちろん「感染拡大」してから、それを「有効に使う」という行為は様々んところで行われている。実際にアメリカにおける中国人隔離はロシアにおける中国人の全面入国禁止、留学などのビザ発給停止は、なかなか面白いし、今それを行えば、全く誰も反論できない状態になる。「国民を守る」ということを中心に考えた場合は、そのような結論になるのであるが、それが中国との外交の上で「有利に様々な行為を行うことができる」ということになるのである。

では、中国と親しいとされている北朝鮮はいかがなものであろうか。


金正恩の拷問部隊が「女スパイ」処刑…新型ウイルス渦中で憶測広がる

 北朝鮮北東部の咸鏡北道(ハムギョンブクト)会寧(フェリョン)で今月初め、保衛部(秘密警察)の情報員として働いていた中国在住の40代女性が処刑された。ところが、新型コロナウイルスの拡散を防ぐために国境が封鎖されている状況なのに、保衛部がわざわざ中国から呼び戻して処刑したことで、様々な憶測を呼んでいる。

 現地のデイリーNK内部情報筋によると、この女性は2000年代初頭に2回にわたり脱北したものの、逮捕され強制送還され、保衛部に勾留された経験を持つ。その際に、おそらく保衛部から拷問を受けた上で脅迫されたのだろう。「逮捕作戦に協力する」と約束させられた。

 2015年から会寧と国境を流れる豆満江を挟んで向かい合う中国・吉林省の龍井市三合鎮に派遣された。つまり偽装脱北者となってほかの脱北者に接近し、動向を知らせるよう命じられていたのだ。

 女性は三合の中国人の家に住み、近隣住民や脱北者の動向を探っていた。ところが今月初めに会寧に呼び戻され、「国家機密と引き換えにカネを受け取った」との容疑で非公開会議で死刑判決が下され、翌日執行された。

 保衛部は秘密裏に処理したつもりだったのだろうが、同部職員が「ここだけの話」として知り合いの密輸業者に話したのだろう。「国境が全面封鎖されているのに、女性を連れ戻し処刑した」との噂が密輸業者たちから広まってしまったようだ。

 処刑理由として浮上したのが「韓国とのダブルスパイだった」「韓国に行こうとしていたのがバレた」の2つの可能性だ。

「現在は国境を行き来できない状態だが、(保衛部は彼女が)韓国に逃げようとしたことを察知し、すぐに連れ戻したという話が出ている。また、中国で(韓国の情報機関に)抱き込まれ、情報を売っていたのがバレたという話も聞こえる」(情報筋)

 保衛部の手法を知っている彼女に韓国に逃げられると、決して知られたくない情報が韓国側に伝わってしまう。そうなれば、自分たちのクビが飛ぶことも充分に考えられるので、さっさと処理したとも考えられる。

 ただ、情報筋はいずれも今のところは未確認の情報だとしつつも、情報戦のため保衛部がわざと流した噂である可能性もあると指摘した。当局は、わざとフェイクニュースを流して、自分たちにとって都合のいい世論を形成しようとすることもある。

 また、保衛部による手っ取り早い実績作りの犠牲になった可能性もある。

 北朝鮮当局は例年、光明星節(2月16日の金正日総書記の生誕記念日)や太陽節(4月15日の金日成主席の生誕記念日)の前には、関連イベントの開催費用を賄うため、下部機関に普段以上の上納金を求めてくる。

 しかし、保衛部は資金難にあえいでいると伝えられている。国境封鎖に加え、中央政府の不正行為の取り締まりが影響しているものと考えられる。

 国境に面した地域では、中国キャリアの携帯電話を使った通話、密輸、脱北、人身売買など様々な違法行為が、地域経済を支えていると言っても過言ではない。それを取り締まるはずの保衛部だが、彼らから上納金を受け取り庇護するという共存共栄の関係を続けてきた。ところが、最近になって違法行為、不正行為に対する国の検閲(監査)が非常に強化され、今までと同じようにはできなくなった。

 成績の不振に頭を抱えた保衛部は、女性を韓国とのダブルスパイに仕立て上げ処刑することで実績作りを図ったということだ。しかし、いずれの説も推測の域を出ていない。

 ちなみに、両江道(リャンガンド)の金正淑(キムジョンスク)郡では先月、韓国のスパイであるとして逮捕された男性が、保衛部の秘密情報員であったことが判明し、比較的軽い処分で済まされたということもあった。

2020年02月15日 05時51分 デイリーNKジャパン

https://news.nifty.com/article/world/korea/12240-563509/


 当然に北朝鮮にもウイルスは蔓延している。まあ、北朝鮮の場合、中国人が春節休みで遊びに行くような場所ではないので、基本的に、ウイルスの拡散は日本の拡散の時期とずれているということになる。要するに春節後に、仕事で行く人がいるということになり、それよりも前はなかなか出てこないということになってしまう。つまり、今が北朝鮮の感染拡大のピークになるのである。

そのうえで考えれば、北朝鮮の内容はウイルスそのものを「入国禁止にしてすべて防ぐ」ということになる、このことでよくわかるのは「その間に呼び出されたり、あるいは、何らかの形で異例の入国をした場合は注意しなければならない」ということになる。

上記のように「コロナウイルス」を最も効果的に使うのは「例外を認めること」でありその例外を認めることによって、その情報が独占的に入手できるチャンスがあると同時に、例外的出会うrから他に紛れて逃げることができないということになる。

さて今回の暑かった女性スパイは、上記のニュースのように韓国との二重スパイであったかどうかは不明だ。まあ、「デイリーNK」という媒体自体がそのような媒体なので、韓国側の情報をそのままになっている可能性がある。しかし、同時に、そのことが考えられない状況ではないということも言える。

実際に米中貿易戦争ばかりが注目されているが、現在も北朝鮮に対する経済制裁は、しっかりと継続しているわけであり、その経済制裁に関して、それを逃れる形で、様々な「地下組織」(韓国などは国家的な近国家になってているという評価も存在する)が暗躍しており、そのことを忘れそうになることがある。

このようなニュースは、そのような裏の動きが現在も継続していることがよくわかる状況である。そしてコロナウイルスのことをうまく使って北朝鮮などは動いているということになるのである。さて、他にもこのような「世界的な関心事」がある場合、当然にそこに隠れうようににして様々な動きがあることになるが、その様々な動きをどのようにするのかちうことが最も大きな問題になるのではないか。

基本的に、今、このような時こそ、裏社会は動いているのである。

宇田川源流

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