「宇田川源流 日本万歳!」 馬の世界でも日本は強かったという日本の動物の育て方のすばらしさ
「宇田川源流 日本万歳!」 馬の世界でも日本は強かったという日本の動物の育て方のすばらしさ
月曜日は日本万歳である。毎週毎週、月曜日になるとなんとなくブルーになるという人が少なくないのであるが、特にこの年末になるとそのように感じる人が少なくないのではないか。
年末というのは「師走」問うほど、なんとなく慌ただしいし、何の関係もないのであるが日本人はやはり「区切り」があって精神的に何かを一つ終わらせたり、新しく始めることを考えるのである。そのために、今やっていることがどうしても慌ただしくなってしまい、そのために、通常のことと、年末年始のこととで忙しくなってしまうのが通常の感覚なのである。
日本人は、「通常な感覚」で忙しくなってしまうのであるから、まさに、普段の月曜日よりもより一層なんとなくブルーになる度合いが強い。そのためにより一層「日本人特有のすばらしさ」をしっかりと見てゆかなければならないのではないか。そして今週も日本人の誇りを持って頑張っていただきたいと思うものなのである。
さて、今週は日本の「動物の飼育」ということを考えてみたい。
差別用語で申し訳ないが「畜生」という単語がある。まあ、何かうまくいかなくなった時とか、ある意は誰かを差別的に言うときに「犬畜生」などというような言葉を使った昔のことがある。「畜生」というのは、「けだもの。また、鳥獣虫魚の総称。」という意味と同時に「人をののしって、人に価しないものの意で使う語。」というような意味も存在する。
畜生とは、仏教で、私たちが生まれ変わりを繰り返す、六つの迷いの世界、「六道」の一つで、「畜生道」とも「畜生界」ともいわれる人間界に届かない迷いの世界である。畜生界では、弱肉強食なので、常に「今さえ楽しければいいや」と考えて、弱くて美味しそうな生き物をただただ追いかけ回す、刹那的な、快楽主義の生き方になってしまうということになる。つまり秩序もなくなるし、先に対する考え方もなくなってしまうのである。
しかし、よくよく考えると、その「畜生」とともに日本人は生きており、そして家族同然に育てるのではないだろうか。武士にとっての馬もそうであるし、最終的に殺して食べてしまう牛や豚も同じではないか。
日本馬が香港国際競走を席巻、4レース中3勝
【12月9日 AFP】競馬の香港国際競走(2019 Hong Kong International Races)が8日、沙田競馬場(Sha Tin Racecourse)で行われ、日本馬が4レース中3レースで優勝。世界を席巻してきたシーズンを象徴するような1年の締めくくりとなった。
今年、オーストラリアやドバイ、英国でG1を制覇している日本馬は、今回は香港ヴァーズ(Hong Kong Vase、芝2400メートル)をグローリーヴェイズ(Glory Vase)が、香港マイル(Hong Kong Mile、芝1600メートル)をアドマイヤマーズ(Admire Mars)が、そして香港カップ(Hong Kong Cup、芝2000メートル)をウインブライト(Win Bright)が制した。
海外へ遠征して重賞レースに積極的に参戦する姿勢について、グローリーヴェイズの尾関知人(Tomohito Ozeki)調教師は「このコースはこの馬に合っていると思い、目標にしていたからうれしい」「自分が携わった馬に勲章を与えることが自分の仕事なので、幸せに思う」と説明した。
香港ヴァーズではラッキーライラック(Lucky Lilac)も2着に入って日本馬のワンツーが実現。連覇を狙った地元人気のエグザルタント(Exultant)は3着に食い込んだ。
香港マイルでは、現地で単勝27倍の穴馬だった友道康夫(Yasuo Tomomichi)調教師のアドマイヤマーズが番狂わせを起こした一方、3連覇を狙った昨季の年度代表馬ビューティージェネレーション(Beauty Generation)は3着となり、地元ファンの期待に応えることはできなかった。
香港カップを勝利したウインブライトは、4月にもこのコースでG1のクイーンエリザベス2世カップ(QE II Cup)を制しており、見事に沙田年間2勝を達成している。アイルランドの名高いクールモア(Coolmore Stud)が所有する、エイダン・オブライエン(Aidan O'Brien)きゅう舎のマジックワンド(Magic Wand)が2着に入り、このレースも海外勢のワンツーという結果になった。
過去にも香港勢が圧倒してきた残る1レースの香港スプリント(Hong Kong Sprint)は、今年も海外馬が1頭しか出走せず、その中で安定感のあるビートザクロック(Beat The Clock)がホットキングプローン(Hot King Prawn)、さらには1.5倍と圧倒的な一番人気だったエセロ(Aethero)を抑えて優勝した。
ビートザクロックはこれで今年のG1で3勝目。グローリーヴェイズにも騎乗し、今大会2勝を挙げたジョアン・モレイラ(Joao Moreira)騎手はビートザクロックの香港競馬界での立ち位置を疑っておらず、「この馬の速さに疑問符をつけ、2番手と考える人もいたようだが、この馬は香港最強のスプリンターだ」と話している。
2019年12月9日 (c)AFP
https://www.afpbb.com/articles/-/3258630
動物を消耗品にしない、生き物に対して「命のあるもの」として扱うのは、日本の場合は常にあったことである。
料理の中の包丁儀式というものがある。起源は、藤原山蔭(四条中納言、824年 - 888年)が、光孝天皇の勅命により庖丁式(料理作法)の新式を定めたことに由来すると伝えられている。まさに食べ物というのは相手の命をいただく作法であり、そのために食材すべての命の成仏を祈りまた穢れをはらって、その命をありがたく頂くため、神道・仏教・陰陽道などから様々な作法を得て作られた儀式である。
さて、食べ物に対してまでそのように儀式をするのが日本の命に対する考え方である。そのために、当然に生きている厩牛などに対する考え方は人間の命に継いだ考え方をしている。
このようにして育てられた動物とは、人間との間において、様々な意思疎通ができるようになり、最終的には人間は動物に対して物を話すようになっている。
科学的には立証されていないかもしれないが、動物も当然にそのような人間の考え方がわかるようになり、当然にその意思に応えようとする。ある意味で「魂と魂の付き合い」をすることになるので、その内容をしっかりと考えるというような感じになるのである。
さて、そのように魂と魂で付き合った動物は「畜生」ではなく「人間に次ぐ存在」になっており、人間の意志をしっかりと受け継ぐ。そのような馬が、海外に行っても当然に「畜生」として育てられた馬とは強さが異なるのである。
競馬の香港国際競走(2019 Hong Kong International Races)が8日、沙田競馬場(Sha Tin Racecourse)で行われ、日本馬が4レース中3レースで優勝。世界を席巻してきたシーズンを象徴するような1年の締めくくりとなった。<上記より抜粋>
動物であり、自然界では空を飛んで日本の馬が香港に行くようなことはない。もちろん香港は現在動乱の中であり、馬も動揺していたに違いない、そのようなところで日本の馬が勝ったとしてもそれは誇らしげに言うことではないのかもしれない。
しかし、日本から空を飛んで遠征するというハンディキャップがない状態において、勝負をして勝ったということには意味があるのかもしれない。普段走っていないコースで、そこの場所を何度も走っている慣れた馬との間で競争して勝ということはかなり素晴らしいことなのではないか。
そのようなことをしっかりとするというのは、日本の馬や動物の育て方がそれだけ素晴らしいということにほかならない。馬だけではなく「和牛」や「東京X豚」など様々なブランドの肉があるが、すべて同様の考え方にあるのではないか。
日本人の「愛情」や「魂と魂の付き合い」というのはそのように素晴らしさがあるということになり、他の国とは一線を画すものではないか。そのような動物にも愛情をかける日本人は素晴らしいのである。
ああ、日本に生まれて本当に良かった。
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