「宇田川源流」 どこの国の政治家か全くわからない立憲民主党の枝野幸男の発言とその撤回の「お粗末な政治主張と外患誘致」

「宇田川源流」 どこの国の政治家か全くわからない立憲民主党の枝野幸男の発言とその撤回の「お粗末な政治主張と外患誘致」

 外患誘致罪という刑法の罪を知っているであろうか。

デジタル大辞泉の解説

【外患誘致罪】

外国に働きかけて日本国に武力行使させたり、武力行使されると知ってそれに協力したりする罪。刑法第81条が禁じ、死刑に処せられる。

 罪は死刑しかない。外国と通謀して日本国に対し武力を行使させ、又は、日本国に対して外国から武力の行使があったときに加担するなど軍事上の利益を与える犯罪である。現在、外患誘致罪(刑法81条)や外患援助罪(刑法82条)などが定められており、刑法第2編第3章に外患に関する罪として規定されている。元来は戦争状態の発生及び軍隊の存在を前提とした条文だったが、日本国憲法第9条の関係で、昭和22年(1947年)の「刑法の一部を改正する法律」(昭和22年法律第124号)により根本的に改正され、「戰端ヲ開カシメ」「敵國ニ與シテ」等の字句や、利敵行為条項(第83条?第86条)・戦時同盟国に対する行為(第89条)等、日本国政府が戦争の当事者であることを意味する規定を削除・改正している。ただし、法律の解釈として、サイバーや経済戦争などには対応していないとされている。

2008年の国会の審議の中で、サイバー戦争ということが戦争、戦闘行為の一種であり人名の危機を及ぼす可能性が少なくないということを、当時の高村正彦衆議院議員が発言しているが、実際に国政を危うくすることなどが大きな問題として挙げられる。

実際にここまでいかないまでも、「政治家」は「国家の発展や存続のために寄与する」ことが求められる存在であるとされており、日本国の政治家は日本国のために活動することが義務付けられている。これが外患誘致罪の法源が国民の国家に対する忠実義務違反であるとする説と国家の存立の危殆化を罰するものであるとする説に分かれているもののいずれも国家の存亡を考えることが当然の義務として存在していることを示すものである。

枝野氏「河野外相、代えるしかない」 韓国への対応批判

 ■立憲民主党・枝野幸男代表(発言録)

 いろいろ双方の立場があるとは思うが、(韓国が日本との軍事情報包括保護協定の)GSOMIAをやめた、というのは、明らかにやり過ぎだ。それに対し毅然(きぜん)とする日本政府の対応はありだと思う。

 一方、ここに至る過程で、韓国大統領からは少し妥協の余地のあるようなことがあったにもかかわらず、いわゆる「上から目線」、特に河野太郎外相の対応は韓国を追い込んだ。責任は大きい。これ、外務大臣、代えるしかないですね。この日韓関係を何とかするには。外交ですから、相手の顔も一定程度、立てないとできないのに、あまりにも顔に泥を塗るようなことばかりを河野さんはやり過ぎですね。筋が通っていることの主張は厳しくやるべきですよ。ですが、何も相手のプライドを傷つけるようなやり方でやるのは、明らかに外務大臣の外交の失敗でもあります。(ラジオ日本の番組で)

朝日新聞2019年08月28日10時27分

https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/asahi/politics/ASM8X2VD1M8XUTFK002?fm=ranking

枝野氏の河野外相辞任要求に批判殺到 ネット「いつから韓国の政治家に?」

 立憲民主党の枝野幸男代表がラジオ番組で、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権が、日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄を決定したことに絡み、河野太郎外相に辞任を要求する一幕があった。これに対し、ネット上などで、枝野氏への批判が吹き荒れている。

 「少し妥協の余地があったにも関わらず、いわゆる『上から目線』、特に河野外相の対応は韓国を追い込んだ。責任は大きい。外相を代えるしかない」「あまりにも顔に泥を塗るようなことばかりをやり過ぎた。相手のプライドを傷つけるようなやり方でやるのは、明らかに外交の失敗だ」

 枝野氏は28日、ラジオ日本「岩瀬恵子のスマートNEWS」に生出演し、こう語った。官房長官経験者として、野党第1党の党首として、日本外交に物申したようだが、この指摘はどうか。

 韓国国会議長による「天皇陛下(現上皇さま)への謝罪要求」や、いわゆる「元徴用工」をめぐる異常判決、韓国海軍駆逐艦による危険なレーダー照射事件など、文政権こそが「上から目線」で、話し合いにも応じず、日本に対応してきたのではないのか。

 GSOMIA破棄決定についても、「極めて遺憾だ」とする逢坂誠二政調会長名で談話を出した以外、枝野氏から目立った発信は聞かれない。

 ネット上では、「それらは韓国に対して言うべきことだ」「枝野氏はいつから韓国の政治家になったのか?」「言う相手を間違えている」「次の選挙で、立憲民主党に投票しない」「この人が河野外相を代えろと言うなら、代えないのが正解なんですね」といった厳しい反応が見られた。

 国際政治学者の藤井厳喜氏は「河野氏は理不尽な韓国を相手に国益をかけ、紳士的に外交をやっている。辞任する必要はない。逆に、枝野氏は言うべきことを言わない。(今回のラジオでの発言で)立憲民主党に外交は任せられないと改めて分かった」と語った。

ZAKZAK(夕刊フジ)2019.8.29

https://www.zakzak.co.jp/soc/news/190829/pol1908290006-n1.html

 久しぶりに法律論をしっかりとしてしまったので、少し難しくなってしまった。久しぶりに大学時代を思い出して書いてしまったような気がする。少し難しかったであろうか。

さて、「戦後最悪」といわれる日韓関係となっている。現在二つの立場がマスコミなどで言われている。一つは「条約や安全保障上のことを考え、韓国の不条理な内容を毅然とした態度で対処すべきである」という考え方。もう一つは「韓国のわがままを受け入れて、友好関係を維持すべきである」というものである。

前者は「毅然とした態度」をするとして、その内容に関して感情を挟まずに、法律や条約など国際法に基づいた客観的判断に基づく内容をもって対処することが必要であり、同時にその内容に関して、様々な批判などに関しても国際法上の問題であることをしっかりと明示し、そのうえで、感情論を排除して対処すべき内容である。日本人は実はこの「法的なことを明示しての交渉」が苦手であり、例えば北方領土の交渉などに関しても、「固有の領土論」で対抗するものでしかなく、「条約論」で話をすることはほとんどない。日本の場合、「敗戦」で「すべての条約をご破算にしてしまい過去の歴史をすべて否定してしまった」かのような外交交渉をしているが、実際には戦争に至る内容だけが否定されただけであって、それ以前の外交交渉上の内容や国際法上の内容がすべてなくなったわけではないのである。

一方、後者の「韓国のわがままを受け入れる」論の場合は、「どこまで受け入れなければならないのか」ということと「そのことが国際的なバランスが取れたものであるのか」ということの順が明確でなければならない。実際にどのような条約であっても「無限に」ということは存在し無いわけであり、奴隷契約ではないのだから、片方のわがままをずっと聞き続ける「不平等条約」を行うことはおかしいといわざるを得ない。そのような不平等条約は江戸時代の末期に江戸幕府が勝手に結んだものであり、その条約を解消するのに日本人はどのような歴史を歩んだのか、その過程で軍部が強くなったということを考えなければならない。つまり、「不平等条約論」をいうひとは、のちに「日本の軍国論」を歴史的に肯定している人であるということになる。

さて、そのどちらでもない人がいる。つまり、「日本の政局のために外国の不満を利用している人」ということになる。

まさに「外患誘致」に似ており、日本国内の対立の解消のために韓国の不満や日韓関係を持ちだす人間のことである。のような「日本の国家のことを考えず、日本国内の自分たちの立場しか考えず、外国の立場を利用し日本国の国体を危うくする人々」のことを「売国奴」といい、なおかつ「外患誘致」という表現を使う。まさに、これが「罪」になる場合は武力を伴った場合であるが、印象操作などの場合は「罪」にはならないものの「日本国民としての義務」特に政治家であれば「忠実義務」に違反しているということになる。

では上記の枝野幸男はどうであろうか。

まず政治家であるから国民の国家に対する忠実義務があることは間違いがないし、また国家の存立の危殆化を排除しなければならないことは間違いがない、そのうえで、一般の国民の代表である以上、その国民以上に政治家としてその義務を負う責任が重いことは言うまでもない。

韓国国会議長による「天皇陛下(現上皇さま)への謝罪要求」や、いわゆる「元徴用工」をめぐる異常判決、韓国海軍駆逐艦による危険なレーダー照射事件など、文政権こそが「上から目線」で、話し合いにも応じず、日本に対応してきたのではないのか。<上記より抜粋>

まさに、このような状況である以上、「毅然とした態度」である基準化、少なくとも「友好関係維持」であっても、日本の国益を考える対応をしなければならないが、全くそのようなものではない。その韓国の対応に対してがこのような言葉になる。

「少し妥協の余地があったにも関わらず、いわゆる『上から目線』、特に河野外相の対応は韓国を追い込んだ。責任は大きい。外相を代えるしかない」「あまりにも顔に泥を塗るようなことばかりをやり過ぎた。相手のプライドを傷つけるようなやり方でやるのは、明らかに外交の失敗だ」<上記より抜粋>

まさに悪いことをしている相手のプライドを傷つけるなとか、上から目線とか何をいっているかさっぱりわからない。国際法を守らせる、世界の安全保障を寄与するというような観点は全くない。はっきり言って「国民の義務」も全く関係ないという感じである。

そのうえで、ネット上では、「それらは韓国に対して言うべきことだ」「枝野氏はいつから韓国の政治家になったのか?」「言う相手を間違えている」「次の選挙で、立憲民主党に投票しない」「この人が河野外相を代えろと言うなら、代えないのが正解なんですね」といった厳しい反応が見られた。<上記より抜粋>

となると、いきなり全円を翻すということである。

まあこのような人が官房長官をやっていたのであるから3・11もうまく処理できなかったであろう。政治家としての信念も国民としての感覚も全くない。党利党略だけで韓国の見方をする「外患誘致」の考え方をマスコミで垂れ流すような人は政治の場から去るべきではないのか。

宇田川源流

「毎日同じニュースばかり…」「正しい情報はどうやって探すのか」「情報の分析方法を知りたい」と思ったことはありませんか? 本ブログでは法科卒で元国会新聞社副編集長、作家・ジャーナリストの宇田川敬介が国内外の要人、政治家から著名人まで、ありとあらゆる人脈からの世界情勢、すなわち「確実な情報」から分析し、「情報の正しい読み方」を解説します。 正しい判断をするために、正しい情報を見極めたい方は必読です!

0コメント

  • 1000 / 1000