「宇田川源流」 自分の国のアイデンティティを「忖度」で失わされてしまった高校野球の日本代表の憐れとそれを決めた高校野球連盟の代表としての誇りの欠如
「宇田川源流」 自分の国のアイデンティティを「忖度」で失わされてしまった高校野球の日本代表の憐れとそれを決めた高校野球連盟の代表としての誇りの欠如
今年も甲子園が終わった。令和初の甲子園は、予選の時から様々な話題があった。まずは大船渡高校の佐々木投手である。高校生で160キロ越えの球を投げる投手というのは、今大リーグエンゼルスで活躍する大谷投手以来ではないか。実際に、東北岩手県の党首に関しては、かなりレベルが高く菊池雄星投手などを含め期待が膨らむものである。投手といえば、石川県星稜高校の奥川投手もかなり話題になった。決勝戦まで全く点を取られないピッチングは圧巻。やはり将来が有望という気がする。その投手たちの頂点に立ったのが大阪の履正社高校である。そのよう美目立った選手はいなかったものの、それでも総合力ではかなり大きな力であった。
私の母校などは、予選、それも初戦で敗退することの方が歴史的に多い高校であり、甲子園などは夢のまた夢であると思うが、それでも、優勝チーム以外、今年の準優勝高校の星稜高校も含めて「一回しか負けていない」のである。その点では共通であるといって間違いがはない(どのレベルの試合をしたかということはかなり差があるが)。まあ、そのような高校生の頂点を集めて、次は日本の代表として、海外の高校生と戦う。そのインターハイが韓国のプサンで行われている。
彼らは、「日本国の代表」であり、当然に、日本の国旗において、集結している集団である。「日本国民」というアイデンティティをもって戦っているのである。
その高校生に「日の丸などのロゴの入ったシャツや帽子をつけさせない」というのはいったいどのようなことなのであろうか。全く理解できない。つまり、高校野球連盟は、「彼らに日本国民であり日本の代表であるということを意識させない」ということになるのである。
そのようなことが許されてよいのであろうか。
日の丸「自粛シャツ」が物議 過剰な忖度?選手の安全?
日韓関係の悪化を理由に、日本高野連が「日の丸」などのロゴをシャツから外したことに対し、高野連の電話に意見が殺到して、パンク状態になっている模様だ。
ネットの反応を見ると、高野連の措置に理解を示す声はあるが、疑問や批判も目立つ。高野連の判断はどんな影響を及ぼすのだろうか。
「配慮も必要かも」「スポーツに政治を持ち込むな」
「代表が自国の国旗隠すなんて聞いたことない」「こんなの日本チームじゃねえよ」「日の丸自粛するぐらいなら行くな」「日本の高校生の気持ちはどうなる?」...
韓国で開催される野球のU-18 W杯に向けて、高野連の事務局長が今回の措置を報道陣に示したと、2019年8月27日にニュースになると、コメント欄などではこんな不満が噴出した。
NHK報道などによると、日本代表の選手には、「日の丸」や「JAPAN」のロゴを入れた代表用シャツを止めて無地のポロシャツを着てもらうとし、選手らは翌28日、実際にこのポロシャツ姿で日本を出発した。
事務局長は、その理由について、「韓国の国民感情に配慮して、日本を前面に出すのはやめようと思っている。日韓関係が悪化していることと、スポーツをすることは別なのでわれわれは真摯にプレーすることが大事だと思う」などと説明したという。
この発言について、ネット上では「何をされるかわからない恐怖があると思う」「配慮も必要かもしれない」「トラブルを避けるためにも妥当な措置だ」と理解する向きもあった。一方で、突っ込みも多く、「そこまで配慮するならなぜ行く」「スポーツに政治を持ち込むな」「こういう忖度が若い人の教育に悪影響となる」などと高野連を皮肉る声も多数寄せられている。
著名人や政界からも、様々な意見が
また、旭日旗については従来から韓国の反発が強いが、今回は日本の国旗に関する「配慮」だっただけに、「これはやばいな 悪しき前例になるぞ」「言われてないのに配慮すればまた相手のカードになるだろ」「つぎからは日の丸もクレーム対象になる」と心配の声も漏れていた。
著名人や政界からも、様々な意見がツイッターに書き込まれている。
アルピニストの野口健さんは、「片方だけが外すという事が果たして未来志向なのか?」などと高野連を批判し、元警視庁通訳捜査官の坂東忠信さんは、「野球ができてもアイデンティティを封じられる、今後の国際化時代に活躍すべき子どもたちの心の傷を考えてほしい」と訴えた。
政界では、三原じゅん子参院議員(自民党)が「スポーツの世界で、日の丸を背負って闘う日本代表選手たちに、韓国への配慮とか必要なのでしょうか」と疑問を呈し、和田政宗参院議員(同)も「いつも通り、国旗やJAPANの文字入りシャツで入国すれば良い。日本代表であり高校生であり、韓国国民もさすがに敬意を払うはず」などと指摘した。
菅義偉官房長官は、8月28日の記者会見で「高野連の方針や個別の対応について政府としてコメントは控えたい」と述べたうえで、「政府としては両国関係が困難な状況にあっても、両国の将来のために相互理解の基盤となる民間交流やスポーツ交流はこれからもしっかり続けていく考え方に変わりはない」と説明した。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)
2019/8/28 19:27 j-cast
https://www.j-cast.com/2019/08/28366093.html?p=all
まあ、高校野球連盟側に言い分も理解できないではない。
ただし「国際大会において韓国の国民感情だけに配慮する」ということが必要なのであろうか。同時に、その観光は日本国民に対して配慮しているのであろうか。もっと言えば、なぜ日本だけが配慮しなければならないのか。全く理解できない。もちろん「事故を避けるため」とか「子供たちの安全を守るため」というようなことであることも理解できるし、また事故が起きたときの責任はどうするのかということもある。しかし、一方で、そのようなことをする国ならば、そもそも感情の問題ではなくその国のモラルの問題であり、配慮そのものが無駄であるともいえるしまた、感情に変な忖度をすることこそ、かえって韓国側の感情をあおる結果になるという思考は何故ないのであろうか。
「これはやばいな 悪しき前例になるぞ」「言われてないのに配慮すればまた相手のカードになるだろ」「つぎからは日の丸もクレーム対象になる」<上記より抜粋>
まさにこのような状況なのである。
そもそも「日本国のアイデンティティ」についてどのように考えているのであろうか。
そもそも、学校の旗である「校旗」を掲げずに甲子園に出てくるような高校生がいるんであろうか。その学校はいったい何を設楽氏のようになるのか。全く理解できない。自分の国、自分の所属する集団や国、学校を好きになることができない人が、他の国や考えを尊重し、その国に誇りを持つ人を理解することができるような人間になるのか。そして、そのような人物がスポーツマンシップなどというような尊重すべき倫理観を持つことができるのであろうか。
そのような「教育的配慮も」も全く存在しないのが現在の高野連であるということがよくわかる事例ではないか。まさに「自分を愛することができない人が他人を愛することができるか」という当然のことが理解できていないのが高野連である。その夜な人々が「青少年の教育」に携わっていること自体が日本の教育制度の欠陥であるということになる。
アイデンティティをはっきりし、そして、自分の存在を明確にし、そしてその存在に誇りを持つこと、そしてその誇りを汚さないことを教えるのが教育ではないのか。
はっきり言って腹が立つ。
できればこのような人々に、高校生の教育に携わって頂きたくはない。そのような議論がなぜできないのか。日本国とその言論は何かおかしくなっていないのであろうか。自分の故郷や家庭、自分自身に誇りを持つことが何がいけないのか。はっきりと説明をしてほしいものである。
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