「宇田川源流」【日本万歳!】 日本人がノーベル賞
「宇田川源流」【日本万歳!】 日本人がノーベル賞
毎週月曜日は「日本万歳!」をお届けする。日本のすばらしさや、日本が世界から称賛されえる内容をご紹介し、その内容を細かく分析し、その中においてその素晴らしさが何に由来しているのかということを皆さんにお話をするということをしている。そのことによって、本件の内容において、日本人の国民性や日本人の生活習慣で世界が称賛する内容をしっかりとご紹介しようということになる。
今回も「一人の特別なヒーロー」ではなく「日本人の名もなきヒーローたち」の話である。日本人の名もなきヒーローたちは、本当に世界で称賛されている。実際に、ン本の技術が使われて世界が豊かになっているものは少なくない。いわゆる経済的布教「失われた30年」の中で、この日本の平和でなおかつ人間を豊かにさせる新規技術の多くが経済的な理由で埋もれてしまっていることに関して、非常に残念に思うのは私だけではないはずだ。
日本人の技術は、一つは「島国という国家の特性」から、非常に細かいところにこだわった作りになっている。そのように細かい手作業などがうまくできるのは、島国に限らず細かい閉鎖された空間にいる場合はその様になってくる。昔は、本やデジタルのものが少なかったので、遠洋漁業の漁船の船員の多くは編み物が得意であったというように言われているが、まさにその大きな感じになる。特に細かいところまでこだわるようになり、また、習慣的にその内容をしっかりとできるようになってくるのである。
そのうえで日本人の技術は「武士道」ではないが、「単なる技術ではなく芸術的な『道』の域に達する」ということになる。島国国家の閉鎖性は「細かいところ」になるが、実際日本人の技術には、「魂」を込めることになるので、その内容が非常に素晴らしいということになる。細かいところは「見える」ということになるのであるが、魂を込めるということは「見えないところまでこだわる」ということであり、自分自身が妥協しないということになる。まさに「求道者」のような日本の技術者は、技術そのものに魂や生命を感じそしてその技術に失礼の内容にするということを考えるようになるのである。
<参考記事>
ノーベル生理学・医学賞に坂口志文氏ら 京都大学名誉教授、「制御性T細胞」発見
10/6(月) 京都新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/a441a4f6e3d0eaf4141da15d324a0d4582a95500
【速報】ノーベル化学賞に京都大学・特別教授の北川進氏
2025年10月8日 18時49分 日テレNEWS NNN
https://news.livedoor.com/article/detail/29740149/
<以上参考記事>
今回はうれしいことにノーベル賞受賞者が二人いるという状態である。はっきり言って、医学賞・化学賞、いずれも私の専門分野ではないので、全くわからあいのであるが、ここはインターネット様の中の解説を見ながら(半分以上丸写しになるかもしれないが)、その内容を見てみようと思う。はっきり言って、私は書いていながらも、何を書いているのか全くわかっていないという前提で見ていただけるとありがたい。
まずは、ノーベル医学賞の坂口志文先生である。
受賞の中心となったのは、免疫系の暴走を抑え、自分自身を攻撃しないように制御する「制御性T細胞(Treg)」という新しいリンパ球のサブセットを発見し、その作用機序を分子レベルで解明した点です。これにより自己免疫疾患やアレルギー、臓器移植時の拒絶反応を抑制する全く新しい治療戦略の扉が開かれました。
ノーベル賞審査委員会が高く評価したポイントは、従来の「免疫は闘うもの」というパラダイムを大きく転換し、免疫反応を巧みに制御するメカニズムを提示した革新性です。同時に、基礎研究の発見が臨床応用へつながるポテンシャルの高さも受賞理由として挙げられました。
研究の道のりには困難もありました。1970年代後半には「抑制性細胞」の存在すら疑問視され、学会でも批判的な声が多かったものの、丹念な実験と解析を重ねることでTregの存在と機能を確証し、国際免疫学界の地座を大きく書き換える成果を挙げました。
授賞式後のインタビューでは、淡々としながらも笑顔を絶やさず、「もう少し研究を進めてからと思っていたので、本当に驚いております」と語り、受賞を自身だけでなく研究室の仲間や家族と分かち合う謙虚な人柄が印象的でした。花束を受け取る姿にも、長年の努力を共に支えた周囲への深い感謝がにじんでいました。
今後は制御性T細胞を活用した臨床試験が各地で始まっており、自己免疫疾患や移植医療のみならず、がん免疫療法やアレルギー疾患の新たな治療法としての可能性も期待されています。こうした流れは、坂口先生の発見が今後何十年にもわたり世界の医療を根底から変革し続けることを予感させます。
もう一人の北川進先生の方を見てみましょう。何しろ研究の内容がよくわからないので、私にはこれ以上かけないので、次に行きます。
北川進氏がノーベル化学賞を受賞したのは、小さな穴が無数に開いた「多孔性金属錯体(MOF)」の開発に成功し、従来になかった分子レベルでの物質選択・貯蔵機能を実現した点です。この新素材は、数平方キロにも相当する巨大な比表面積を備えつつ、分子の大きさや化学的性質に応じて吸着・放出を制御できることから、ガス分離や貯蔵、触媒、薬剤送達など多様な用途を一つのフレームワークで可能にしました。
ノーベル賞審査委員会が特に注目したのは、この材料設計の「汎用性」と「精密制御性」です。金属イオンと有機配位子を自在に組み合わせることで、目的に応じた孔径や表面化学を自在にチューニングし、二酸化炭素の回収や水素貯蔵、さらには環境・エネルギー問題への応用が現実的になった点が高く評価されました。
授賞後のインタビューでは、「辛いこともいっぱいあったが、30年以上楽しんできた」と述べ、研究生活の苦労をむしろ原動力と捉える前向きさとユーモアをのぞかせました。同時に、「優れた環境と仲間があってこそ」と仲間や家族への深い感謝を何度も口にし、成功を決して個人の手柄とせず、チームとしての達成感を大切にする謙虚な人柄が浮かび上がりました。
また北川氏は、理論化学の巨匠・福井謙一氏の孫弟子という立場を「尊敬する師から『世界を見据えた研究に挑め』と教わった」と振り返り、自らも次世代の研究者に対して広い視野と挑戦心を説いています。その言葉どおり、国内外を問わず連携の輪を広げ、科学をグローバルな共創の場と捉える姿勢が、多くの若手に影響を与えています。
正直に言って、二人とも研究が好きで、研究の事、自分の専門のことを「楽しんでいる」という感じがインタビューではあったのではないか。もちろん、仕事であるから辛いことや失敗もあるし、坂口氏の場合などは業界から完全に無視されている。しかし、そのような中でも自分の研究を信じているということが、この内容のすばらしさをよりよくしているのではないか。
日本のそのような人が生き残れる環境が、良いのではないか。やはり日本人でよかった。
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