「宇田川源流」【日本万歳!】 ベテランCAが脱帽する皇族のマナー

「宇田川源流」【日本万歳!】 ベテランCAが脱帽する皇族のマナー


 毎週月曜日は、「日本万歳!」をお届けしている。日本の素晴らしいところや、日本が賞賛されている記事を参考記事として、その内容を分析し、日本の何が称賛されているのかということ、日本のどのようなところが、他の国とは異なるのかということを明らかにし、そのうえで、日本人が日常としてあまり考えていないすばらしさを再認識しようということである。

 毎週月曜日は、多くの人々が「マンデーブルー」ということを口にするくらい、土曜日と日曜日の休みと、月曜日からの働く毎日が辛いということもある。しかし、日本のすばらしさはそのように「特別ではない、毎日を働くすべての日本人」が、その素晴らしさを作っているということになるのです。そのようなことから、日本人の皆さんが自分自身に日本人としてのすばらしさを自覚し誇りを持てるということを期待して、この連載を行っている。

 さて、そうはいっても実は日本のすばらしさは1月には正月の様々な行事に結集しているといって過言ではない。以前森喜朗氏が首相であった時に「日本は神の国」といってマスコミが一斉に反発したが、実際に私自身は日本は神の国であると思っている。もちろんか身に守られているということではなく、神が存在していると考えている。他の国の宗教とは異なり、日本は「八百万の神々」の国であり、その神々がどこにでもいるということになる。もちろん日本的な考え方であるという事であろう。

 さて、今週の「日本万歳!」は皇族に関しての話である。皇族のすばらしさについては、日本人の誇りの一つであることは間違いがない。そもそも、日本という国は皇族がいるからその下の将軍や総理大臣などの為政者に変な人がでてきても国の形を保っていられるし、またそのようなダメな為政者が独裁できないような状況になっている。タイでタクシン首相が専横を極めた時に、赤と黄色に分かれて闘争を繰りひろげたが、まさに王国というのは最終的にそのような機能を持っている。

さて、ではその皇室の気品というものは、「マナー」に現れている。もちろんマナーなので「こうしなければならない」というものではないし、また、見ているこちら側がわからない部分も多数存在するのであるが、しかし、そのマナーを守っていること、誰も知らなくてもマナーを維持していることが、周囲の誰もが不快にならないということにつながっているのである。

<参考記事>

皇族が降機したあとの座席はすごかった…国際線のベテランCAが「背筋が伸びる思いがした」と語る経験

2025年7月19日 16時15分 プレジデントオンライン

https://news.livedoor.com/article/detail/29199483/

<以上参考記事>

 人の品格というのは言葉遣いとマナー、要するに振る舞いに現れる。一流企業に勤めていても金持ちであっても、マナーが悪ければ、その人があまり良いマナーの中にある人ではないということが見えてくる。俄に金持ちになった人々は、金を媒介にして人間関係を保っているのであり、そのためにマナーなども何もできない人がおおい、そのような人を「成金」というような言い方で、金を持っていても蔑む感覚を持っているのが日本人なのである。最近では、そのような「マナーのできていない人」に対する蔑みがなくなってしまい、例えばそれが外国人であれば「インバウンド」とか「爆買い」とか言って喜んで受け入れているという事だけで、日本人全体のマナーが下がってしまっているのではないか。

マナーというのは、そもそも「他人に不快な思いをさせない」ということを中心に考えられている。つまり「他人のことっを気にする余裕を常に持っていなければ、マナーを維持することはできない」ということになるのである。金銭的に余裕が無かったり心理的に余裕がなければ、当然に、マナーなどは気にしない。例えば、明日飢えて死ぬかもしれない人々は、っ目の前に食事が出てきた場合に、他の人の目などを気にすることなく、その食事に群がり貪り食う。その時にマナーなどはないし、またマナーを気にしていれば、その間に他の人々に食べ物をとられてしまい、そして死んでしまうということになる。

しかし、ある意味で一定以上の身分を持った人は、自らの命を失う事よりもマナーを失って名誉をけがされることの方が良くないと思ってしまう人もいるのである。そしてそのような人々は、金銭的なものよりもはるかに素晴らしいものを知っているということになるのではないか。

さて、皇室皇族というのは、当然に日本の最上級のマナーを持っている。当然に人間であるから、疲れているときもあるが、それでもマナーの重要性を最もよくわかっている人ではないのであろうか。そして常にマナーをもって接するということは、それだけどんな時でも気を抜かないという事でありまた常に他人の目を気にしているということである。市場家の人々などと付き合ったりまたは旧宮家の人々と付き合っていればよくわかるが、食事の時に箸の使い方が違う。箸を口の中に入れるのが本当に少ない。箸の下数センチしか使わない。当然に○○箸のようなマナー違反は全くしない。それが完全なテーブルマナーでありまた、優雅に食べるコツである。残念ながら今の日本人の女性でそのような和食におけるマナーをしっかりできる人もいないし、また、そのようなことができる人は、なぜか、そのことを話して偉そうにする。和食のマナーを知っていても、そのマナーを自慢するというマナー違反を犯してしまっているということになるのである。

ちなみに、マナー講座などというものがあるが「武家」「公家」「皇室」それぞれマナーが異なり、現在よく言われているのは、「室町時代に有職故実で編纂された武家と公家の中間のマナー」であり、完全な日本のマナーではない。まさに「日本食」というのと「和食」という言葉の違いがあるようにマナーも日本のマナーと輪のマナーが異なるのである。

さて、その内容のトップはやはり皇室なのである。その皇室を端に興味の目で見るのではなく、その一つ一つのふるまいを日本人が真似れば、そしてそれに倣ってマナーを向上させれば、多分最高の国になるのではないか。皇室の方々がそのようなことを意識しているかどうかはわからないが、我々はしっかりとみてゆく必要がある。いや、そのようなマナーの、そしてマナーを重要視する生活の模範がいるということは、日本のすばらしさなのではないか。

宇田川源流

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