「宇田川源流」【日本報道検証】 前哨戦といわれる都議会議員選挙の結果分析
「宇田川源流」【日本報道検証】 前哨戦といわれる都議会議員選挙の結果分析
毎週火曜日と木曜日は、「日本報道検証」として、まあニュース解説というか、またはそれに関連するトリビアの披露とか、報道に関する内容を言ってみたり、または、報道に関する感想や社会的な問題点、日本人の文化性から見た内容を書き込んでいる。実際に、宇田川が何を感じているかということが共有できれば良いと思っているので、よろしくお願いいたします。
さて、今回は6月22日に投開票が行われた2025年の東京と都議会議員選挙について見てみたいと思う。
都民ファーストの会 増加5 31議席 1,043,563票 19.74%
自由民主党 減少9 21議席 887,317票 16.79%
公明党 減少4 19議席 530,217票 10.03%
日本共産党 減少5 14議席 489,084票 9.25%
立憲民主党 増加5 17議席 476,579票 9.02%
再生の道 増減なし 0議席 407,024票 7.70%
国民民主党 増加9 9議席 367,334票 6.95%
参政党 増加3 3議席 117,389票 2.22%
日本維新の会 減少1 0議席 80,545票 1.52%
生活者ネットワーク 増減なし 1議席 64,667票 1.22%
れいわ新選組 増減なし 0議席 46,743票 0.88%
日本保守党 増減なし 0議席 11,707票 0.22%
社会民主党 増減なし 0議席 6,983票 0.13%
無所属 12議席
このような結果になっている。簡単に言えば、都民ファーストが第一党になり、自民党が9議席を失ったということになる。自民党は完全に敗北したということになる。そしてその自民党の敗北はこの後7月20日にある参議院選挙に大きく影響するということになるのではないだろうか。その内容を見てみることにする。
<参考記事>
都ファが第一党 自民大幅減
2025年06月23日 05時53分TBS NEWS DIG
https://news.nifty.com/article/domestic/society/12198-4228374/
<以上参考記事>
単純に言って自民党の敗北は明らかであり、今の石破内閣の執行部が何を言っても敗北であることは変わりがない。そしてこのことはマスコミの多くはよくわかっていたといえる。一部、出口調査などで自民党の支持率が良いように見えたが、しかし、そもそもマスコミに対して有権者が本当のことを言わないということが存在し、その内容になってしまっていることになる。
さて昨年の総選挙の時より、石破内閣は自らのリベラル施行に磨きをかけ、本来の自民党の支持者である岩盤保守層を、性的である安倍晋三の支持層として切り捨て、中道保守無党派層を取り込もうとした。しかし、そもそも支持政党がないことが中道保守層である。ついでに言えば、石破内閣は総選挙で少数与党になったことから、中道保守層を取り込む内容はできなかった。
そもそも中道保守とをりこむということは、政治に興味のない人々に自分の政党に投票させるということになる。つまり、露骨な利益誘導が重要になる。もちろん地位や業界、企業にやれば、他の多くの人々がそれを許さない。しかし、それが「現役世代」とか広い範囲になるとその様にならない。そのことから「手取りを増やす」とか「減税」または「バラマキ」等はすべてそのようなことになるのである。しかし、その場合、中道保守無党派層ばかりに執着すると、元来の自民党や立憲民主党の支持層が離れてゆくということになるのである。
その様に考えれば、本来の固有の支持層を捨てて、全くわからない利益で釣っている無党派層を当てにした選挙を行えば、勝てるはずがないのである。そのうえ、その固有の層が参政党を新たに三議席得られるほどに抜けてしまったということになるのである。
さて、その石破内閣の目指す無党派層は「反自民」「非自民」「完全無党派」「保守系無党派」というように分かれる。反自民票は初めから自民党に反発している。団塊世代などがそれにあたる。そして完全無党派層や保守系無党派層は、国民民主党や都民ファーストに流れた。そして非自民の多くが都民ファーストになる。今までこの非自民層も岩盤保守層に引きずられる形で「自民党ブーム」を作っていたが、残念ながらそのブームが終わってしまった。
石破内閣は「自民党」というブランドを壊してしまったということになり、そのブランドを修復不能な状態にしたのである。そして、参議院選挙では、非自民がどこに投票するのかということになる。ここに自民党や公明党という与党が幾分は言っていたので会うrが、そののブランドを壊してしまった石破内閣では、復活させることはできないということになってしまう。非自民は、間違いなく国民民主党などの政党に分離してしまう。まさにこのことが多分参議院選挙の結果を左右するということになるのでしょう。そのような有権者の動きを予想できるのが、都議会議員選挙なのである。
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