「宇田川源流」【現代陰謀説】 インド・パキスタン戦争は中国が深く介入しているという情報
「宇田川源流」【現代陰謀説】 インド・パキスタン戦争は中国が深く介入しているという情報
毎週金曜日は現代陰謀説をお届けしている。現代の世の中に渦巻いている陰謀をそのままきさしようという試みである。もちろん陰謀などと言っても、あまりおかしな話をしたり、そのことをもって、ドイツのハインリヒ十三世のように(何を書いているかわからない人は先週のブログ参照してください)陰謀を信じることによってクーデターを起こそうなどと言う人が出てくることも避けなければならないので、そのようなことも考えながら見てゆかなければならない。
世の中には「陰謀史観」というものがある。実際になんでも「陰謀」にしてしまう人がいるが、残念ながら、何でも陰謀にする人というのは、まさに、あまり頭が良くないというか、あいてをばかにしているひとであろう。このブログでも、毎週水曜日は「鎌倉殿の13人」というドラマについて書いているのであるが、そのようなドラマであっても、「伏線」というものがある。若者の間では「フラグを立てる」などと言う言葉で、似たような現象を表現することもあるのだが、その内容をドラマを見ていて「普通の帰結」というように思うことが少なくない。ある意味で、人間関係があり、その関係から見れば、当然の話ではないかという気がするのである。
しかし、「陰謀論者」や「陰謀史観」は、そのような「当然の帰結」を全く認めないというような感じになってしまっているのである。要するに「陰謀ではない、普通のことが陰謀として表されている」ということになるのであり、そしてそのようなことを訳アリ顔で言うということは、「陰謀と言わなければ当然の人間関係や歴史などを認識できることなく、なおかつ、そのことが聞いている人もわからない」というような状況で理解しているということなのでしかないのである。
まあ、「陰謀」というのは、「陰に隠れての謀」であり、実態として一般の人がその帰結を予想することができないというようなことになる。なぜ予想することができないかと言えば、当然に、「関係の急激な変化」や「あり得ない事象での対応」であって、そこにすべての論理性を越えた「マス」つまり「国民全体の動き」が出てくるということになる。
実際にロシアのウクライナ侵攻などを見ていても、非合理性を持った政治的な行動といのは、いくらでも存在する。そのような「あたりまえ」を、ろくに政治の現場も知らずに、陰謀論にしてしまうと、訳が分からない話が始まるのである。
さて、そのような中で陰謀はどのような感じで動いているのであろうか。
<参考記事>
ウクライナ戦争とはケタ違いな「インド・パキスタン軍事衝突」の破壊力、高まる“米中代理戦争”の脅威
5/30(金) JBpress
https://news.yahoo.co.jp/articles/a045d920f525dedfe296be351a092b92a03590cd
<以上参考記事>
本件に関し、中国に取材した。その中で、政府関係者の匿名の電話で、今回の内容を詳細に教えてくれた人がいたので、その内容をここに記載したいと思う。
<以下電話取材内容>
太平洋を使わない資源搬入ルートを模索することから「一帯一路」が存在する。一帯一路は、企画した当初からアメリカに対抗するということを中心に考えられたもので、陸路中央アジアやロシアから、資源を輸入するということと、海路で中国に輸入するということ、同時にその輸入貨物船や貨物列車を護衛する軍隊を持つことと、同時に、戦争をしたことによってアメリカに味方するアフリカや中東の国を攻撃する(少なくとも軍事力によってけん制する)為の軍隊の駐留基地をそのルート上に置くことを企画した。「一帯一路」とは、経済圏の創設ではなく、「対米戦争時の補給路の確保」である。なお、一帯一路上の軍の駐屯地は「貨物船の警備」として設置することとし、そのモデルは、旧日本軍の南満州鉄道の警備隊と、現代では2008年のソマリア海賊対策を参考にしている。
その資源搬入ルートは「シベリア鉄道」「中央アジア鉄道計画(仮称)」「北極海航路(ウラジオストク又は北朝鮮経由)」「ミャンマー・雲南ルート」「パキスタン(グワダル港)・ウイグル(カシュガル)ル-ト」となっている。
今回はそのグワダル・カシュガルルートについて説明する。
資料などを送ることは不可能であるが、電話が盗聴されていなければ、話すことは可能。なお、もともとは李克強の時にもすでに計画していた内容であり、その内容が李克強の引退後(つまり習近平の三期目)に修正された。特にロシア=ウクライナ戦争とシリア政変、イスラエル=ハマス戦争によって規模などが大幅に変更されている。最も大きな変更は、李克強の頃は、ユーラシア大陸だけであったが、李克強が癌になってあまり軍の方面に顔を出さなくなってから一帯一路がアフリカや南米にまで延伸し、南太平洋一帯にまで広がっている。そのようなことは、資料を見なければわからない部分がある。実際に、そのように変更したということは、当初の「太平洋側が閉鎖された場合の資源の搬入」ということではなく、「アメリカの包囲」ということに目的が変わっているということになるのであるから、基本計画から変わっていることが予想される。
基本的に、カシミール地方(ジャンムーカシミールの事。アサド・カシミールは含まない。以後同じ)に関して共産党政府は「旧吐蕃の領土であり、中国の固有の領土である」と主張しているが、台湾や尖閣諸島などのように国際的にその言葉に耳を貸す人は少ない。台湾や尖閣諸島は、台湾やアメリカ、日本が大きく報じてくれるので、世界的にその主張が大きく広がるが、カシミール地方のようにパキスタンもインドも中国の言葉を相手にしない場合は、あまり世界的に影響力がない。その意味では日本の親中派という人々の発信する力は世界的に影響を及ぼす力があるということになる。
そのような意味でカシミールに関しては中国が介入している。
テロ組織ラシュカレトイバ(LeT)の分派であるレジスタンス・フロント(TRF)が犯行声明をだした4月22日の事件に関しては、そもそもTRFの構成員やその指導者は中国人民解放軍の西部戦区の大佐~大尉が入り込んでおり作戦や情報、軍の訓練を行っている。基本的にはLeTに関しては、本物のイスラムテロ組織であるが、カシミールで動きているTRFはLeTの出先機関というよりは、西部戦区の傀儡という方が正しい。
今回は、次の理由からこの内容のテロを企画している。
1 西部戦区が重要な補給を行っているにもかかわらず東部戦区や南部戦区に予算をとられてしまっていることから、事件を起こして予算配分を増やすことを企画している。
2 ロシア=ウクライナ戦争がアメリカの介入によって停滞してしまい、その間にインドが力をつけてきている事
3 インド・アメリカやインド・日本の某影響力が大きく名てきており、ロシアの影響力が薄れてくると、インドが強大化する恐れがあること
4 スリランカ・ミャンマーなどがなかなか中国の影響力化に入らず、いまだに国内の反対派に翻弄されていて動けないこと(特にミャンマー・雲南ルートが安定しない)
5 イランの核問題でアメリカとの合意が難しく、ハメネイから援助の申し入れがあったこと(パキスタンとインドなどイランの近くで問題が起きると、イランへの注目が薄れ、イランへの支援がしやすい)
などのことがあげられている。
これに対して、5月にインドの航空機ラファールが撃墜されたことで、中国の戦闘機の性能が世界に知れた。このことで、アフリカやアセアンなどから、中国の戦闘機を買いたいというような問い合わせが多くあった。
しかし、この戦争の直後に、トランプが介入してすぐに両国が停戦してしまった。
このことから、本来であればより大きな戦争を仕掛け、カシミール地方をパキスタンまたは中国が直接占領を企画しているにも関わらず、それが不可能になったことから、TRFは、今度はパキスタンのスクールバスを爆破した。これもTRFというか、TRFの内部に入り込んだ中国軍人が行ったテロである。このようにしてインドとパキスタンの双方でテロが発生し、それが双方によって行われたとすることで、中国は「二虎共食」という計略をかけたことになり第三者利益(日本でいうところの漁夫の利)を得ることができるように行っている。ただ5月21日のバス爆破は、そのことで、お互いが避難しているものの、あまり戦争に発展することになっていない。
今後どのように両国を戦わせるかが非常に大きな内容になる。
なお、パキスタン軍の装備の多くは中国製であり、また、TRFは中国製とロシア製の銃や爆薬を使っている。火薬や弾丸を調べれば、中国人民解放軍が首謀であるということはすぐにわかるが、お互いがお互いにいがみ合っていること、また日本の石破のように「パキスタンのテロ組織が悪い」と決めつけて、調べもしないし現地のこともわかりもしないのに、政治的な発言を行うバカがいることで、より一層混乱することを期待している。
<以上取材内容。なお、主要部分のみ抜粋>
そもそも一帯一路が対米戦争を想定した補給路であるなど様々な情報が入っている。これを見て皆さんはどのように思うであろうか。王毅外相が来て、酔っぱらいながら腕を組んでいる写真をネット上に公開した政治家たちは、このような情報を得ているのであろうか。そのように歓待しても、結局尖閣諸島上空に航空機が来て日本の領海近くに海洋調査船を出し、カナダには反日記念館を作る。それが中国の実態である。その本音は、上記の取材の中に出ているのではないか。
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