「宇田川源流」【日本報道検証】 日本ではなぜかあまり報道されないアフリカの惨状
「宇田川源流」【日本報道検証】 日本ではなぜかあまり報道されないアフリカの惨状
毎週火曜日と木曜日は、「日本報道検証」として、まあニュース解説というか、またはそれに関連するトリビアの披露とか、報道に関する内容を言ってみたり、または、報道に関する感想や社会的な問題点、日本人の文化性から見た内容を書き込んでいる。実際に、宇田川が何を感じているかということが共有できれば良いと思っているので、よろしくお願いいたします。
さて、今回はアフリカ情勢を見てみましょう。そもそもあまりアフリカの情勢をあまり日本では報道されていないのですが、私は現在「黒人の侍」といわれた、織田信長の家臣であった弥助の物語を書いていることから、アフリカに関しては様々な情報を入れている問いことになる。そのアフリカの内容に関して、今またさまざまな情報が入ってきているのでその内容を見てみようと思う。
まず基本的な部分として、アフリカに関しては、中世以降「欧米の植民地」として主体的なことができていない。
植民地といえば、その植民地の在り方や宗主国に関してよって現地は異なる発展になる。日本の場合、「台湾」「韓国」を「植民地」と見るかどうかは別にして、その占領地域に関して日本の占領期間に人口増加と平均寿命の延伸が見られ、またそれぞれの地域に産業が音瑞ている。それでも「歴史問題」などと言っている国があるのだが、まあその辺は別な機会に見て行くことにしよう。そういえば、そのように、事故の不都合を他者に責任転嫁ばかりしている国は、すぐに自分の国の為政者を非難し、そのまま自分の国の為政者を犯罪者にしてしまう。その為に確か教大統領選挙をしているような気がしたが、その辺はまた結果が出てものが見えてから開設することにする。
さて、欧米の場合「欧米のために植民地を使う」ということになる。つまり「一つの産品を作らせる」モノカルチャー経済が成立しまた場合によっては奴隷を搾取して本国に連れて行ってしまうというような形になっている。ある意味で植民地に関する認識の違いは、そのように非難している国自身が歴史上植民地の支配がひどかったということであり、歴史も文化も全く異なる国に対して歴史問題を言うこと自体がおかしな話である。
そのような「モノカルチャー経済」で「宗主国との間での階級社会」をしてしまい「インフラの整備」等を全くしなかった欧米の植民地となったアフリカはその歴史の問題とそれ以前の支配層との問題、そしてインフラなどの問題などで非常に大きな問題を抱えたまま現在も存在しているのである。
<参考記事>
農村襲撃で30人超死亡 ナイジェリア
5/27(火) 14:18配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/235bc925847319ba3306e7dfd44310b02901c266
アフリカ・ナイジェリア中部で「前例のない洪水」少なくとも100人死亡 3000棟以上水没 不明者の捜索続く
5/31(土) 1TBS NEWS DIG Powered by JNN
https://news.yahoo.co.jp/articles/0d4a0e5a852b83f3f847ecd16199b96e194c31f8
<以上参考記事>
今回は二つの事件を取り上げた。
一つはナイジェリア中部で発生している農村部の襲撃である。、武装勢力「イスラム国西アフリカ州(ISWAP)」とイスラム教原理主義「ボコ・ハラム」との間において、様々な争いあり、そこに「植民地前の支配層」と「現在の政府」とが加わって戦っている。このように書くと完全な対立構造を見てしまうのであるが、実質的には「何かを行うには、植民地前の支配層と現在の政府が協力しなければ前に進まない」ということが現状であり、その具体的な協力事案で対立が起きたり、金銭的な問題が発生すると対立が出てくる。なぜそのようになるのかといえば、普段は各村や州のトップが「現政府と旧支配層の双方にしっかりと義理立てている」ということにななる。日本を例にとって言えば、各市町村に、現在の行政の市町村長と昔の領主である庄屋や地頭が別々に(場合によっては兼務している場合もあるようだが)がいて、互いがうまくゆくように調整しているのである。その調整ができなくなった場合、例えば、外国が介入して神聖な場所を開発するなど、「唯一無二の内容に関する事項」担った場合に、戦争が起きるのである。
その様に考えれば、ナイジェリア中部で発生している農村部の襲撃に関しても、簡単に「テロリスト同士の対立」などとひとくくりにするのではない。実は今まで、これらの国には、フランスやイギリスといった旧宗主国と、ロシア(主にロシアのワグネルなど傭兵部隊などあるが)が介入し、うまく調整をしていた。しかし、ロシアがプリゴジンを暗殺し、またシリアがアサド政権ではなくなって、ワグネルなどのロシア勢力がアフリカから撤退してしまった事、そしてその代わりに中国がアフリカに入っていることによって、旧宗主国的な「搾取だけの植民地構造」が出てくる。共産主義特有の唯物史観は、旧支配層の権威などを認めないので、金だけで何とかしようとするので、どうしても摩擦が起きる。その摩擦の代償として、このように農村部の襲撃があるということになる。
記事はナイジェリアの者を上げたが、隣のニジェールなどは、中国を鉱山採掘企業から排除するなどかなり強硬な手段をとっていたり、中国の介入を許したスーダンはいつまでたっても内戦が終わらないというようなことになる。
一方、そのようにして労働力が失われているとインフラが破壊される。そのうえで地下資源などを中国人が要求する。現在の日本の「太陽光発電」のように、山を裸山にしてしまい、その為に地盤が緩くなって土石流などの災害が増えているのと同じで、アフリカも同様に洪水被害が多くなっている。昨年もアルジェリアやスーダンが前代未聞といわれた洪水に悩まされることになったが、今年はナイジェリア中部が洪水で100名以上の被害が出ている。
ハマスもかわいそうかもしれないが、アフリカの方がはるかに問題が大木っく、それがロシアの撤退と中国の侵入によって起きているというのが、現状なのである。そのことがしっかりとなぜか日本では報道されないでいるのである。
日本の報道機関はなぜか中国に遠慮するということになり、これらの参考記事も現地の映像などは「貰い物」の写真ばかりである。現地に人を派遣してしっかりと、仮想民衆などと会話するという報道姿勢は、日本にはなくなってしまったのではないか。
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