「宇田川源流」【日本報道検証】 小泉進次郎農水大臣はどうやってコメの値段を下げるのか?

「宇田川源流」【日本報道検証】 小泉進次郎農水大臣はどうやってコメの値段を下げるのか?


 毎週火曜日と木曜日は、「日本報道検証」として、まあニュース解説というか、またはそれに関連するトリビアの披露とか、報道に関する内容を言ってみたり、または、報道に関する感想や社会的な問題点、日本人の文化性から見た内容を書き込んでいる。実際に、宇田川が何を感じているかということが共有できれば良いと思っているので、よろしくお願いいたします。

 さて、今回は江藤拓の入水大臣が「支援者からもらえるので、コメなど買ったことがない」と、現在の米価の状態で発言をしたのである。米価は、昨年比で97%値上げとなり米が高すぎるとして連日マスコミで話題になっている。実際に石破内閣では、経済対策などは何もっしておらず、また保険料などの値上げで、給与の公的負担率は50%に近く給与の上昇率よりも物価の上昇率の方が高いということになっています。そのことから、経済対策が望まれているのであるが、石破内閣は何もしていない。野党議員から「無策」を攻められることは、他の内閣でもあるが、国民全体が石破内閣の無策に嘆いているという状態なのである。

 そのようなことから、経済政策ができていないのに江藤大臣は「政治家である自分は特別である」というような感じで発言したことになった。そのように「特権階級的な意識を持った内閣」という印象がつくことになってしまうので、慌てて更迭したということになる。そして新任の小泉進次郎農水大臣にしたのである。

 小泉進次郎農水大臣は、就任後すぐに「コメ大臣」であるということもあるのである。そして、備蓄米の入札そのものを中止した。当然にこの内容は江藤農水大臣の方針を完全に否定する内容になっている。そのうえ、入札を中止するということはそのまま任意契約になるということを意味している。もちろん入札とは高い方に落札されるということになるので、値段が上がる。しかし、任意契約になれば、契約相手と契約価格ということに関して国民が納得する理由をしなければならない。

 今の内閣の信用で、そのような国民が納得する内容を維持できるのであろうか。

<参考記事>

小泉進次郎氏「コメ担当大臣という思いで集中して取り組んでいきたい」 辞任の江藤農水大臣の後任

2025年5月21日 13時4分 TBS NEWS DIG

https://news.livedoor.com/article/detail/28795730/

<以上参考記事>

 ネットの中では、「小泉進次郎農水大臣はJAの民営化を望んでいるのに違いない」などということをいう言葉がある。実際に、小泉農水大臣の内容はJAを通さないで米を流通させるということになる。そのように考えればJAの役割をなくすということなのでネット内の言説も悪くないのかもしれない。しかし、そもそもJAは組合であり始めから民間の事業者でしかない。そのように考えれば「民営化する」などということは、言うまでもなく民営化されているのである。

 しかし、JAに何らかの悪影響をするということになるのではないかということは間違っていない。小泉純一郎元首相は、郵政民営化を行った。それの子供であるからと言ってJAを解体するということは十分にありうるのである。

 実際に、「事業者」と「金融機関」「保健機関」まで同じで、なおかつ農業に関する内容を独占的に行うということは、事業の独占と権限の集中ということから考えて、また健全な事業の発展から考えれば全くよくないということになるのである。そのようなことから、小泉純一郎元首相はそのようなものを壊しいて自由競争の中にいるということをするというように考えている。そして、その息子である小泉進次郎も同様の思考を持っているのではないかというように考えているのではないかというように考えられておりまた新自由主義思想であるということは、小泉進次郎氏の今までの政治活動やそれまでのことを分析すればよくわかるはずである。新自由主義を信奉する菅義偉元首相に支持されているということもその一つの内容ではないか。

 さてでは、農協がなくなればどのようなことが起きるのであろうか。実際に郵便局がなくなってしまい、そのことで事故が増えているしまた、金融や簡易保険、郵便事業などがバラバラになってしまっている。

 では、農協は今まで何をやっていたのか。そのことの分析も何もできていないということになるのである。

 上記にも「任意契約をするのにその理由をしっかりと国民に説明できるのか」ということが大きな内容になる。本人が納得できるのと、今の石破内閣の信用力でその内容を説明して信用をされるのかということは全く異なる。選挙の看板として小泉進次郎議員を大臣にするということでは話にならないということになる。ある意味で「小泉人気の無駄遣い」ということになるのではないか。

 石破内閣の考え方はよくわからない。ある意味で「政権維持のエゴ」でしかないことを国民が理解することは不可能なのである。

宇田川源流

「毎日同じニュースばかり…」「正しい情報はどうやって探すのか」「情報の分析方法を知りたい」と思ったことはありませんか? 本ブログでは法科卒で元国会新聞社副編集長、作家・ジャーナリストの宇田川敬介が国内外の要人、政治家から著名人まで、ありとあらゆる人脈からの世界情勢、すなわち「確実な情報」から分析し、「情報の正しい読み方」を解説します。 正しい判断をするために、正しい情報を見極めたい方は必読です!

0コメント

  • 1000 / 1000