「宇田川源流」【日本万歳！】　ニューヨークでJapanパレードに６万人

「宇田川源流」【日本万歳！】　ニューヨークでJapanパレードに６万人

　毎週月曜日は「日本万歳！」をお届けしている。日本のすばらしさや日本の良い所を記載し、またはそのような記事を紹介し、その内容を私なりに分析をしたうえで、その内容が、その人やその書かれている対象のモノだけではなく、日本の国民性や日本人の全てが持ている魂のような「何か」が重要であり日本の称賛されているモノであるということがわかるようにしている。つまり、それが日本人全体が持っているものであったり、日本人の国民性のようなモノ出会った場合、称賛されている記事はそのまま日本人全体を称賛しているということに他ならないのではないか。

　毎週月曜日になると、日本人のほとんどは、働きに出る。日曜日などでせっかく休み、自分の世界に入っていた李、家庭に入っていたにもかかわらず、また働かなければならないという「マンデー・ブルー」な状態になる人が少なくない。もちろん仕事が趣味という人も少なくないのだが、そのような人は少数派であることは間違いがないようである。その為に、そのような「ブルー」な人々であっても、日本人一人一人全員が、日本人としての誇りと、世界から称賛されている日本人の国民性などを武器に、より一層仕事が頑張れるようにしてみたらどうかと思うのである。

　さてその国民性の中で、最も世界の強みは「ソフト」ではないかと思う。そのソフトの内容はアニメファンや漫画ファン，またはゲーマーの間ではかなり広まっている。しかし、そ俺らのファンの間で広まっているのであって、一般の人やそれらに興味のない人々には全く広まっていない。その様に考えた場合、最もそれらが広まったのが、リオデジャネイロ・オリンピックの閉会式ではなかったか。

　オリンピックという国際的な舞台でマリオやドラえもんが出てくるということで、本来ならば日本だけという事であったかもしれないものが、世界の人が、その閉会式の映像に魅了された。そして最後に安倍首相が出現したのは、世界各国が驚いたものである。それだけ，日本は首相を挙げてソフト産業を応援していることを世界に示したのである。

　そしてそのソフト産業が、今の日本のすばらしさの基本になっている。製造や自動車の時代ではなく、ソフト産業の時代が日本にはやってきているということなのである。

＜参考記事＞

NYジャパンパレードに6万人

2025年05月11日 09時51分TBS NEWS DIG

https://news.nifty.com/article/world/worldall/12198-4096315/

＜以上参考記事＞

　コロナウイルス禍迄、世界各地で「JAPANEXPO」が開催されていた。とくにフランスやアメリカでの開催は非常に盛り上がり、会場によっては数十万人を動員するほどの人気ぶりであった。コロナウイルス禍によって、その期間中は人が集まるイベントは基本的に自粛されていたので、数年間はそのようなイベントがなくなってしまっていた。そのために、日本をアピールする機会が失われたのではないかというような感じがある。

　実際に日本は、「ネット」での討ちだしが非常に下手なのである。日本の官僚組織などは、ネットなどはいまだにうまく使えず、アナログばかりであり、IT担当大臣がコンピューターを使えないなどということは、笑い話であるものの、別段あまり大きな問題にならずに、そのまま普通に受け流されてしまっているということになる。今その時の大臣の名前などはすでに忘れられているのではないか。

　そのように考えれば、日本はコロナウイルス禍で非常に後退したのではないかというような感じがあった。そして、コロナウイルス禍が終わると今度はインバウンドの処理、特に無節操にインバウンドを受け入れる「オーバーツーリズム」が大きな問題になり、経済的にメリットがあるといっている人と、単純に迷惑だけが降りかかってくる人の差が歴然としてしまい、日本が外国に出てゆくような余裕はなくなっている。特に、日本そのものが不景気で、なおかつ円安、そして、燃料などの高騰で、とても経済的な余裕も少なくなってしまっている。ある意味で「斜陽国日本」となってしまったのではないかというような感覚ばかりになってしまっているのである。

　しかし、海外はそうではない。

　コロナウイルス禍で家に引きこもっている間、日本のソフトウェアを皆が使い、漫画やアニメを見るというような状況になる。うまい具合にアメリカなどでは、AIを作品に使うかどうかということで脚本家などがデモを起こしている状態であり、そのことから、アメリカの作品が少なくなってきている状態で、日本は、テレビのドラマ化で原作者が自殺する事件がありながらもアニメなどのソフト産業は非常に好調である。

　その内容を見るとわかるのが、今回のニューヨークのJapanパレードである。

　テレビのニュースも見たが、このパレードを見るためにわざわざヨーロッパからニューヨークに来た人もいるという。それくらいならば日本に来ればいいのにとも思いながら、それでも日本人気のすばらしさがよくわかる状態ではないか。

　パレ‐ドでは太鼓や武道などの伝統文化のほか、踊りなどのパフォーマンスも披露され、また富山市などは市長が直接出向いてパレードに出演するというような感じである。もちろん甲冑を着たりということで、何か間違った文化を出してしまい今の日本とは異なる部分があるが、それでも日本を好きになってくれるのであればよいのではないか。何かから導入で日本を好きになる人が増え、日本のファンが増えれば、それが日本の力になるのである。

　日本にはまだまだ打ち出せるものがたくさんある。そのことを改めて教えてくれた内容ではないか。