「宇田川源流」【現代陰謀説】 本当にウクライナがロシアの軍高官をモスクワで爆殺したのか?
「宇田川源流」【現代陰謀説】 本当にウクライナがロシアの軍高官をモスクワで爆殺したのか?
毎週金曜日は「現代陰謀説」をお届けしている。実際に現在起きている陰謀をここで見てゆくという話であり、それも日本の中における記事を中心にして、基本的には特殊な情報源をなるべく少なくして、その陰謀の内容を見てゆこうという企画である。もちろん、マスコミはそのようなことをわかっていてっもそれを隠して書くわけであるし、また、わかって家も書かないことも少なくない。日本のマスコミの一部には基本的に情報をしっかりとすべて出しているのではなく、ある意味で野党や中国や韓国に寄せた「ポジショントーク」や「機関紙的な報道」しかしていないというような部分もあるので、そのようなものからしっかりとファクトを抽出して、書かれた日本語に惑わされることなく、しっかりとした意味を見ながらちゃんと行うべきであろう。
そのうえで、先週と紺種は「暗殺」ということになってしまった。さて、「暗殺」というのは、ある意味で最終の手段である。というのは「一人を殺してもあまり意味がない」ということが最大の理由である。実は組織というのは、一人を殺してもそのカリスマ性で方向性が決まっていない限り、その方向性は全く変わらないわけであり、例えば、ISにおいてバグダディを殺しても。ISのテロがなくなるわけではないということになる。そのうえ、その一人を殺して、より強力な指導者が生まれてしまうと、外部の人間はより一層不利になる。このように考えると今回の事件はどのように貸し医者くされるのであろうか。
日本での歴史上の暗殺で参考になるのは本能寺の変であろう。明智光秀は織田信長を本能寺で殺したが、その幹部をすべて殺すには至らなかった。そのことから、15日後に秀吉に山崎の合戦で敗れてしまう。うまく信長とその後継者の信忠を殺したまではよいのであるが、それ以外の幹部に逆にやられてしまうばかりか、「かたき討ちをした」ということで秀吉がカリスマ性を持つことになるのである。もちろんその展開から、「秀吉黒幕説」が出てくることになる。
<参考記事>
ロシア軍高官の爆殺容疑で拘束 ウクライナ特務機関要員
4/27(日) 共同通信
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b3f3cc38b051e0ec1b991ded729d4c16cac8fa7
<以上参考記事>
連休中は私自身がよほど暇であったのか、せかいのいろいろな所に電話をしている。今回はその内容をロシアに電話した内容で話してみよう。
以下その相手の話した内容をそのまま記載する。
25日にロシア軍参謀本部のモスカリク中将がモスクワ市内で自動車に爆弾を仕掛けられて爆死した。
実は、モスクワで軍関係者の爆殺事件が起きるのは、これで3回目であると記憶している。小さいものは別にして、プーチン派の学者と、昨年12月に参謀本部の二人の将校が爆発が起きている。それ以外にも爆発事件が多く出てきているが、実際に「爆発事件以外の暗殺」は存在しない。銃撃やナイフによる殺しがほとんどないというのが特徴である。
そしてこれらの内容は、その爆殺事件の前の1週間以内に、クレムリンで戦争の継続または作戦についての口論または対立があり、そしてプーチンの考え方と異なる人物が死んでいるということになる。もちろんその中心人物とは限らないが、しかし、「プーチンに反対すると殺される」というような感覚を植え付けるには非常にわかりやすいやり方である、
さて、今回は、翌26日にすぐにウクライナの工作員という人物が捕まったが、その男はウクライナの特務機関がモスクワ州に秘密裏に設けた拠点で爆発物などを手に入れ、車に仕掛け、取り調べに対して「ことし2月、車を購入したあと指示にしたがって秘密裏に設けられた拠点でビデオカメラと爆発物を手に入れ車の後部に設置した」などと話しているという。
だいたい、少なくとも私の知る限り、工作員という人物がこんなに簡単に罪を認め口を割るなどということはあり得ない。モスカリク中将は、北朝鮮の軍人のいるクルクス奪還作戦を立てた人物で、北朝鮮との関係上戦争を継続すべきという人物であった。アメリカの要求に従っての30時間の停戦などには反対しており、ゲラシモフ参謀総長と口論をしていたという。そこでプーチンに殺された。しかし、単純にプーチンが粛清したということになると問題なので、ウクライナに殺されたことにして、アメリカのウクライナの印象を悪くするということや和平交渉を有利に導くということを行っているようである。
<以上モスクワのロシア人政府関係者との電話内容から抜粋>
もちろんこの内容以外にも危ない話は多くしているのであるが、まあ、その辺はここで話すのは辞めておくことにしよう。
ここにあるようにスパイが簡単に「私がやりました」などと口を割るはずがない。しかし、ロシアからすれば、アメリカとの交渉前に、ウクライナが工作員を多く入れてモスクワで破壊工作をしたり暗殺をするなど治安の悪化をしているということを印象付けたかったということになる。その為には早めに処理しなければならず、ここに指摘されているように「何かがおかしい」ということになるのである。
ロシアの場合、「あらかじめ作られたストーリーに、その辺にいる反政府主義者を当てはめる」ということをするだけであり、本当に捜査をしているのかどうかも怪しい。そもそもしっかりとそのように辺りを着けているのであれば、爆発事件も事前に防げたはずである。しかし、事件を防ぐこともせず、そのまま爆死させて政治利用をするというのもいかがなものであろうか。
このような「国民を犠牲にした陰謀」を行うのが、人権のない共産主義国なのである。
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