「宇田川源流」【現代陰謀説】 台湾に入った中国のスパイ6割が軍関係者
「宇田川源流」【現代陰謀説】 台湾に入った中国のスパイ6割が軍関係者
毎週金曜日は「現代陰謀説」をお届けしている。現在このように普通に生きている中で、今まさに動いている陰謀ということを、現在公開されているニュースの中からその内容が見いだせるニュースをピックアップし、そしてその中にある「陰謀」を暴きだしてみたい、という内容である。もちろんニュースだけでは完全に不足していることから、それ以上の知識などが総動員されなければならないが、このブログではそこまでしようとは思っていない。それよりも「このような読み方をすれば、陰謀を読み分けることができる」ということをこの場で示したいと思っている。実際に、完全に見分けることは難しくても、ニュースの読み方を見てゆけばよいのではないかということとを考えている規格である。
さて、陰謀というのは基本的には「戦争」に直結することが少なくない。結果論ではそのように物事がみえる。実際は「相手の国を、自国の思い通りにコントロールする」ということがあり、その場合、相手の国の事を考えて行うのではなく、自国の利益のために相手の国を使う、場合によっては相手国の政権を崩壊させるというようなことにつながるので、そのことが露見した場合に両国の関係は悪化し、その結果、「戦争」に繋がってしまうということがある。
もちろん、善意による他国の介入というものがあるが、だいたいの場合、国の価値観が異なるのであるから、その価値観そのものを押し付けた結果を求められた場合、その内容が大きな問題として出てくることになるのではないか。またそのように外部からコントロールされていたことが明らかになれば、その外部勢力は当然に反発を覚えるということになる。
そしてそのような陰謀の前には、相手国を観察するということが必要になる。その上で「戦争を覚悟した観察」を最後に行う必要がある。秘密兵器や、隠れた何かがあった場合は、戦争になって被害を被る可能性があるからだ。そのように考えれば、「陰謀を仕掛ける前」と「陰謀の終盤」のにかい、よく相手国を観察する必要があることは間違いがない。
<参考記事>
中国のスパイ容疑による起訴、6割が現役・退役軍人 対応を強化へ=国防部長/台湾
4/8(火) 中央社フォーカス台湾
https://news.yahoo.co.jp/articles/7cc3d0267d3800a35351104c1840a3b01bb969d8
<以上参考記事>
台湾へのスパイ行為が非常に多い。特徴は「軍人が多いこと」である。<参考記事>によれば、2020年から現在までの中国のスパイ事件で起訴された人数は159人。それで95人が現役または退役軍人であり、士官は46人、下士官が27人、兵士22人ということである。
実際に、起訴されたのがこの数でしかないということになる。逆に言えば、起訴されていない軍人もいるので、軍の中にかなりの数のスパイがあるということになる。日本やアメリカの場合は通信社や研究者などの「産業スパイ的なスパイ」が非常に多い。もちろん、それらの産業も軍事に応用できる技術がほとんどである。これに対して台湾の場合は技術や産業ではなく、実際に動く軍隊ということになる。
軍隊へのスパイということは、当然に「兵装」「駐屯地などの位置」だけではなく「作戦」や「軍の配置」や「軍の位置」「弱点」などを見ることになる。要するに、「どこを攻撃するか」ということなど、軍の動くに関する内容が最も重要な内容になってくるのである。
要するに「中国人民解放軍の兵装や軍拡」によるものは日本やアメリカに関するということになるのであるが、「台湾に対する攻撃のための情報」を得るということで台湾にスパイを入れていることは明らかであるということになる。そしてそのスパイに加担しているのが、少なくとも明らかになり証拠がある状態でもこれだけの人数ンがいる。ましてや士官で46人もいるということになるのである。
士官といえば部下もいるということになる。日本で士官クラスが裏切って勝敗の結果が反転するということは、関ケ原の戦いが最も有名ではないか。関ケ原後においての布陣は、明治時代になってドイツのメッケル少佐が「西軍が勝つ」と即答するくらいの内容であった。しかし、関ケ原に布陣していた吉川広家・毛利秀元が動かず、小早川秀秋などが裏切って西軍側に布陣ながら西軍を後ろから攻撃ということになれば、西軍が半日で敗北してしまったのである。
まさに台湾もそのようにならないとは限らない。スパイとして情報を与えているだけではなく、小早川秀秋のように裏切って戦うことになれば、台湾はかなり大きな問題になるそして軍人の士官にスパイがはびこっているということをよく考えるべきではないか。そしてこの情報をもって、日本を含む多くの国は、中国共産党はどのような相手であるということ、そしてその狙いが台湾であり軍事侵攻が近いということを考えるべきではないか。いまだに「中国が攻めてくるはずがない」などとぼけたことを言っている人は、スパイと同等の影響力を持つ裏切り者であるということではないか。
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