「宇田川源流」【日本報道検証】 中国で「AI公務員」登場とその日本への影響
「宇田川源流」【日本報道検証】 中国で「AI公務員」登場とその日本への影響
毎週火曜日と木曜日は、「日本報道検証」として、まあニュース解説というか、またはそれに関連するトリビアの披露とか、報道に関する内容を言ってみたり、または、報道に関する感想や社会的な問題点、日本人の文化性から見た内容を書き込んでいる。実際に、宇田川が何を感じているかということが共有できれば良いと思っているので、よろしくお願いいたします。
さて、今回は、今話題になっている「生成型AI」ということに関してみてみようと思います。なおAIに関してはオンラインサロン「陰謀渦巻く世界情勢の中であなたが生き残る方法」(https://lounge.dmm.com/detail/2838/)の3月に特集していますので、その内容を参照していただけるとより深くわかっていただけるのではないかと思います。
人工知能は、「『計算 (computation)』の概念と道具の『コンピュータ (computer)』を用いて『知能』を研究する計算機科学 (computer science) の一分野」を指す言葉でありその概念を現実化したものである。英語で「artificial intelligence」というのが言語であり、その単語を略して「人工知能(人工知能)」といわれることの方が一般的である。
人間の知的能力をコンピュータ上で実現する、様々な技術・ソフトウェア群・コンピューターシステム、アルゴリズムとも言われる。主力な特化型人工知能としては、
・ 自然言語処理(機械翻訳・かな漢字変換・構文解析・形態素解析・RNN等)
・ 専門家の論理、知識や条件による判断を模倣するエキスパートシステム、ナレッジグラ、因果推論
・ データから特定のパターンを検出・抽出、予測、分類する統計的機械学習及び深層学習(画像認識・音声認識・数値予測・故障診断)、ベイジアンネットワーク
・ データの特徴量を圧縮し、別の情報を作り出す深層学習(VAE、拡散モデル)
・ 優秀な個体を自然淘汰で選別する遺伝的アルゴリズム
・ 最善手の探索(モンテカルロ木探索、ダイクストラ法)
等がある。
この手以後のことを序章として、「陰謀渦巻く世界情勢の中であなたが生き残る方法」ではしっかりとその内容や将来性だけではなく、問題点や将来性、そして人類滅亡の未来もありうるということまで検討している。
<参考記事>
ブラック労働でもかなわない「AI公務員」登場、安定職に失業の危機!?【洞察☆中国】
4/7(月) 時事通信
https://news.yahoo.co.jp/articles/da0eb15e440eaf03d2f307ddd422e9d674c84bba
<以上参考記事>
さて、AIが出てきたことによって、今まであった職業がなくなる危機が存在している。もちろんそんなことはAiでなくても同じである。過去、例えば郵便ができたことによって飛脚という商売はなくなってしまっているし、映画が音声を伴うフイルムを出すことによって「弁士」という映画の音声をつかさどっていた職業もなくなってきている。電話が発展したことによって電話の交換手もないし、エレベーターガールなどという職業も、昭和では憧れの職業であったのに、そのような職業もなくなってしまったのである。このように時代の進行と、技術の発展によって機械や技術に職業を奪われることは、何もAIではなくても同様の状況は存在した。
AIの問題は、多分、それまで「エリート」といわれていた職業や「安定してた」というような職業や、人の頭脳的な仕事に関してもその領域が侵されてゆくということになる。実際にハリウッドでは、脚本家のデモなどが起きているが、そのようなデモが起きても、結局は、時代の流れには逆らえないということになるのではないか。デモをするよりも、AIより良い脚本を書くように研鑽を重ねるほうが、私自身は建設的なのではないかという気がしている。
問題は、飛脚や弁士の時と異なり、AIによる職業領域の侵犯は、頭脳労働者が多く、一つは、その人々の中に頭脳労働者であることのエリート意識があるということ、そしてその人々が発信力が強いということが大きな問題なのであり、職業領域の侵犯は向かいsも今も起こっていることであるから、仕方がないことである。
その一つの例として中国では人工知能のDeepSeek基盤を活用した70人の「AI職員」を正式に配属させたということがニュースになっている。
「参考記事」によれば、公文書の処理、民生関連サービスの管理、緊急事態への対応、投資の誘致など約240の業務が可能で、一瞬で行政文書を作成したり、市民の要望を即座に仕分けし対応したりすることができるという。さらに、公文書のフォーマット修正精度は95%を超え、審査時間は90%短縮できた。部署間の業務の振り分けの効率も80%向上した、という。
さて、人工知能によって効率化させることは可能である。しかし、同時にそのことはハリウッドのデモでもわかるように、多くの雇用を奪う結果になるということになるのである。現在の中国では、不景気で失業者が多くなっているばかりか、それ以前から大学を出ても就職がなく都会の片隅で地下などに居住する「蟻族」のような人々が話題になっていた。残念ながら、そのような「余った人材」は必ずしも優秀であるとは思えず、また社会の適合性がないという場合も少なくない。その中で、「日本に再留学して就職をする」というようなことが起きている。岸田内閣・石破内閣による「外国人材の登用」は必ずしも優秀な人材ではない人々が多く日本に詰めかけ、日本の文化を開始、なおかつ日本人の若者の雇用を奪ってゆくという結果につながっている。逆に、人材が少ない日本は、AIを公務員にするというようなことは遅れているという皮肉な結果になっており、日本政府のこれらの対応が、ここ数年おかしくなっている。つまり中国は効率的な行政になりそれについて行ける人が採用され、日本にはあまり優秀ではない中国人が詰めかける、少なくともAIの時代に採用されなかった人々を、岸田首相いわく「日本の宝」等と言っているということになるのである。
何かがおかしい。
単純に日本が時代の流れに追いついていけないだけということになるのだ。
このような隣国中国のニュースではあるが、ほかのニュースと考え合わせて読めば、何が起きているかがわかる。その問題は、中国よりも日本を衰退させる結果につながっているということになる。
もっと日本人は鋭敏にこのような「日本に関する不当な扱い」を考えるべきではないのか。
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