「宇田川源流」【日本万歳!】 ニューヨーカーも興奮するガンダム

「宇田川源流」【日本万歳!】 ニューヨーカーも興奮するガンダム


 毎週月曜日は「日本万歳!」をお届けしている。日本のすばらしさや、日本が称賛されている記事を探し、そして日本の文化や日本人の習慣などを見て、その内容を多くの人と共有するということを考えているものである。日本の場合、謙譲の精神と自分たちを卑下することが全く区別がついていない人が少なくなく、日本を褒める事、日本のすばらしさを言うことが「右翼である」などというようなことを言う人が少なくない。しかし、自分の国を誇りに思うことは、本来人間として当たり前の事であり、その当たり前ができない人が少なくないのではないだろうか。

そもそもその様に「日本を誇りに思うことに反対して日本を辱める事ばかりを言う人々」もなぜか、「日本を悪く言うことで、日本で生活をしている」のであり、また、この投稿等に関する批判も「日本語」で行っているのである。日本の文化にどっぷりつかり、日本の伝統や文化の中で存在し、その文化の中で生活をしているにも関わらず、自分の文化を否定し、自分の育った環境や国や文化や伝統を否定するような人々が日本に存在ること自体がおかしな話ではないか。そこまで日本が嫌いならば日本から出て行って、日本に来なければよいし、日本語を使わなければよいのである。

外国人が外国人の文化や自分たちの生活風習と日本の文化の違いを指摘して「違和感」をとなるのならば、私は理解するが、日本の文化につかりながら日本の事を悪く言って自分の生活にしているというのであり、それが世界平和とかグローバルだとか、世界平和とか言っている人は、あまり頭が良くないとしか思えない。外国に行ってそのようなことをすれば「自分の育った環境や自分の祖国を愛せない人が、他の国を愛せるはずがない」というように簡単に排除されてしまうのである。そのような国際感覚が全くない言説に惑わされる人々は、本物のグローバルということを全くわかっていないということになる。

この「日本万歳!」は、日本ということを知り、日本に誇りを持ち、そのうえで、「日本人のすばらしさと外国のすばらしさを比べて、しっかりとお互いを理解する」ということのために、続けてゆくべきであると考えている。そして日本に誇りを持つ日本人を一人でも多く増やしてゆくべきと考えている。

<参考記事>

外信コラム 「世界の交差点」巨大画面ジャックした新作ガンダム ニューヨーカーも興奮「最高の気分」

4/9(水) 産経新聞

https://news.yahoo.co.jp/articles/323d0c02b98581126c61d994967b2c6b2aac5ffc

<以上参考記事>

 さて、私は最近日本のアニメに関してここで書いているので、ネットフリックスやAmazonプライムなどのサブスクリプションの動画配信によって、日本のアニメを見るようにしている。おかげさまで、サブスクリプションのスタート画面はアニメの番組ばかりが並ぶようになっているのがなかなかおもしろい。

さて、日本のアニメは何がすごいのであろうか。もちろん、ディズニーなど(他の国にアニメはあまり良くわからないのであるが)が悪いわけではない。しかし、例えば、フランダースの犬などは、最後に教会の絵画を見ながら犬と一緒に死んでゆく所で終わるわけであるが、その時の描写は完全にキリスト教でしかなく、多分イスラム教を主教とする国々やムスリムの人々には、受け入れられない描写ではないか。それは、「マッチ売りの少女」でも同じ描写であるということになる。もちろん、イスラム教を主教とする国々の中にはアラブ諸国があり、そのアラブ諸国は、マッチ売りの少女のように雪の中で凍えて死んでゆくということに共感を得られない可能性も少なくないのであるが、それ以上に宗教的な価値観を共有できない部分が少なくないのではないか。

比較文化人類学の先生に教えていただいたことがあるが、「マッチ売りの少女」と日本の「一寸法師」や「桃太郎」は同じ意味合いの話であるという。ハンディキャップを持って生まれた子供、マッチ売りの少女の場合は経済的な貧困、そして一寸法師や桃太郎という主人公は出生に秘密があり子供時代にあまり友達がいないというようなハンディキャップがあるのだが、そのハンディキャップを持った人こそが実は神に選ばれた人であり、最も素晴らしい才能を秘めた人物である可能性があるという。「スグレ」と「ハグレ」というものが似たような形であり一般の常識でははかり切れない器があるという表現になるのであるが、日本の場合は「鬼退治」というような活躍で現世で見直されるということになるのだが、マッチ売りの少女やフランダースの犬は、「天国に行く」という、結局は死んで来世に行かなければ幸せになれないというような「現世利益」が感じられないということがあるそうだ。

「死後の世界」を扱えば宗教的になってしまうのであるが、日本の場合は現世で出世できるので、そのような宗教観がない。そのうえで、心の内面や人間の葛藤を描いていることになるので、共感を生むことが少なくないのではないか。

それは「ガンダム」のような戦いを描くアニメでも同じで、戦いながら戦うことに疑問を持ってゆく、ということは多くの「戦う人々」にも共感を得られるのであろう。

その「戦う国」の中ではアメリカもその中の一つでタイムズスクエアで「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」のイベントを行うと多くの人がくる。実際に日本のアニメファンは少なくなく、そのイベントを多くの人が待ち望んでいるのである。それはキャラクターだけの事ではなく、様々な人の思いや共感を生む日本人のアニメの特徴がそのようにしているのではないか。

日本のアニメは、何も平和な物ばかりではなく、戦いを描くアニメーションも、しっかりと世界の人の心をつかむものである。

宇田川源流

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