「宇田川源流」【日本報道検証】 危機管理的に見てフジテレビは何を失敗したのか

「宇田川源流」【日本報道検証】 危機管理的に見てフジテレビは何を失敗したのか


 毎週火曜日と木曜日は、「日本報道検証」として、まあニュース解説というか、またはそれに関連するトリビアの披露とか、報道に関する内容を言ってみたり、または、報道に関する感想や社会的な問題点、日本人の文化性から見た内容を書き込んでいる。実際に、宇田川が何を感じているかということが共有できれば良いと思っているので、よろしくお願いいたします。

さて、今回は「中居正広さん問題におけるフジテレビの失敗を危機管理的に見てみる」ということを見てみたいと思う。ちなみに、私のところには、様々な情報が入ってくる。もちろん「ガセネタ」や「盛っている話」も少なくない。そのような中において、ここで「公開してもよい」という内容を公開しながら、フジテレビの危機管理に関してみてみたいと思う。

なお、「がセネタをそのまま公開するのか」という意見があるので、あえてここにその内容を書いておくことにする。このような内容の場合は「嘘」には、様々な情報が隠れている。日本人は、このようなところでも「潔癖症」であり、「嘘があればその人そのものを信用しない」のであるが、それはその嘘を信用してしまうということと、その嘘を検証もしないで他に広めてしまうということが前提になっている。そうではなく、その嘘の中には「なぜこの人は嘘情報を出したのか」「この嘘によって利益を得る人はだれか」「この程度の嘘で、私をだませると思ったのか」「どの様な勢力が、この人にうそを吹き込んだのか」「嘘でミスリードすることによって、どの様な結末を求めているのか」等、様々な情報が隠れているのである。「嘘」そのもののを「珍重」しない人々は、基本的には陰謀にも情報美も通じていないということになる。要するに情報素人ということになってしまうのである。

ここでは、その「嘘」を「嘘」または「あやふやな事実はあやふやな事実」として適示しながら、話しを進めてゆくことにする。

<参考記事>

なぜフジテレビは失敗し、アイリスオーヤマは成功したのか 危機対応で見えた「会社の本性」

1/22(水) 6:10配信ITmedia ビジネスオンライン

https://news.yahoo.co.jp/articles/8873d75021945258b99b1bfbba14137837a21354

<以上参考記事>

 まず単純に、「フジテレビ」というか、今のメディア全てであると思うが、しっかりと視聴者の意向を組んで番組作りをしたり、または、それに合わせた報道を行うということになれば、フジテレビの視聴率が落ちるはずがないし、そもそもテレビ業界全体がインターネットに負けるはずがないのである。インターネットの動画配信とテレビとの違いは、動画配信は「自分の必要な動画を検索してみる」という事なのに対して、テレビメディアというのは、「着けておけば、テレビ局が編集した情報が入ってい来る」ということになるのである。そのことから、自動で様々な情報が無意識に入ってくるということが、テレビの強みであり、今まで自分の知らない情報が入ってくるということになる。そのことからネットの情報を発する内容に関しても「テレビで話題になっている」ということを様々な角度で行っている。これは報道ばかりではなく、例えば歴史などは大河ドラマなどに乗っかっている部分が少なくなく、そのことから、テレビはドラマなども含めて需要な情報の発信源になっているのである。

しかし、テレビがつまらなくなったのは、一つは「予算が少なくなった」ということ、つまり視聴率至上主義になってしまい、なおかつ、そのような内容を追い求めてしまうということから、過激化、先鋭化してしまったことである、そのことから、一つには「自主規制」が入りまた、もう一つには「予算がないとできない番組ばかり」ということになる。全てが高騰してしまい、なおかつ自主規制でつまらないものが垂れ流されている現状は、決して視聴者が望んでいるものとはかけ離れているといわざるを得ない。

要するに「昔の理想とイメージ」がありながら、「今は視聴者と完全に離れてしまって、ごく狭い一部のリベラリストの正義」で運営しているというのが、現代のテレビの実態なのである。そのリベラリストの正義で行われているので、報道ではトランプ大統領の当選を見誤るし、兵庫県知事選挙でも、大衆の意を組む子ことができなくなってしまっているのである。

そのフジテレビの失敗は、単純に言ってh「古い体質のマスコミを体現している」ということに尽きる。

一つ目は「性接待」である。これは世の中的には許されない行為として認識されているが、例えば韓国の妓生(キーセン)パーティーの様に、古い文化ではそのようなことが許されていたと考える。そのことを社員アナウンサーを使って行ったということになれば(深窓は不明だが)当然に現代社会からすれば、非難されることになる。そのようなことはフジテレビもわかっているはずであるが「芸能界は特別」というような感覚を持っているということが大きな一つの要因になる。

その「芸能界は特別」という感覚が、いつの間にか「隔絶した社会観」に出てきており、なおかつ、「特権階級的な感覚」を持つようになってしまった。マスコミそのものがリベラリストの正義という言葉に現れているように「エリート意識」があることは間違いがなくそのエリート意識が「これくらいは許される」という感覚になってしまっている。

二つ目は「マスコミの仲間意識」である。何故港社長の会見は、一部の人々だけで、なおかつ動画撮影はダメであったのか。その様に考えれば、「皆も同じことをしているのであるから、うまくやってくれる」という仲間意識と甘えがあったことは間違いがない。しかし、このようなことが「仲間意識と甘え」というようにしてしまうのは簡単だが、その仲間意識と甘えが存在するということは、当然に「他のテレビ局でも同じようなことをしていた」ということを、少なくともフジテレビは認識していたということになる。問題は、「今もやっているのか、それとも昔に卒業しているのか」という事であろう。そのようなことから、他のテレビ局もすぐに調査委員会を立ち上げなければならなくなる。「調査委員会」とはなかなか良いが、要するに「隠ぺい委員会」が各テレビ局で行われているということになる。。

そして三つめは、「ジェンダーとか、セクハラとか、そういうことを報道していたメディアが最も汚いことをしていた」という事であろう。政治家などには様々なスキャンダルを質問攻めにしているのに、自分たちだけは物陰に隠れて安全なところにいて、政治以上に汚い蜜を吸っていたということになるのである。これでは「報道する資格があるのか」ということになってしまうのではないか。

さて、私のところでは「他のテレビ局でも行っている」という情報があり、あるテレビ局の女子アナウンサーが、そのことで退職してしまったというようなことがありまた、「フジテレビでは、アナウンサーだけではなく。フジテレビがプロデュースしている女性グループなどもそのような接待に使われた」といううわさもある。あくまでも「噂」であり、上記に書いた「嘘」である可能性も少なくない。ただし、このような「噂」が出てしまうほどテレビメディアが「閉鎖的」であるということは事実である。同時に、そのような行為が「性接待」なのか「枕営業」なのか、そのようなことでのし上がった女性もいるという例もあるのであろう。

そういえば、TOKIOの山口メンバー(この言い方慣れないなあ)の未成年女性との飲酒などもまた、報道に関する嘘報道などもフジテレビでは多かった。そういえば、岩上某というジャーナリストが法律違反をテレビで叫んでいたこともある。その様に「肘テレビは特に正義の意識が欠如している」というようなことになってしまうのではないか。またフジテレビの幹部が、グラビアアイドルを誘っていて、その誘いを断ったのでテレビで使わないなどの事件は間近に見ているのである。すでに幹部社員がそのようなことをしている時点で、おかしな話である。フジテレビ全体がそのような体質であることは、少なくとも私の中では「事実」として根付いてしまっている。

そのフジテレビと付き合うということ自体が、企業のリスクになりかねない事態になってきているということになる。

宇田川源流

「毎日同じニュースばかり…」「正しい情報はどうやって探すのか」「情報の分析方法を知りたい」と思ったことはありませんか? 本ブログでは法科卒で元国会新聞社副編集長、作家・ジャーナリストの宇田川敬介が国内外の要人、政治家から著名人まで、ありとあらゆる人脈からの世界情勢、すなわち「確実な情報」から分析し、「情報の正しい読み方」を解説します。 正しい判断をするために、正しい情報を見極めたい方は必読です!

0コメント

  • 1000 / 1000