「宇田川源流」【現代陰謀説】 阪神大震災30年

「宇田川源流」【現代陰謀説】 阪神大震災30年

 毎週金曜日は「現代陰謀説」をお届けしている。現代にある陰謀を解き明かすという頼は、現代報道されt理宇ニュースを読んで、その中に隠されている内容や、その中からわかる「不自然さ」から、その内容を解明し、その中でその内容を見てゆくということを企画している。日常何気なく通り過ぎているニュースの中に、陰謀などの「萌芽」は必ず買うされているものであり、それらをしっかりと読み込むこと、またはそれらの中で様々な人々の考え方やズレが見えてくる。その内容をしっかりと見てゆくことによって、その次の一手を考えてゆくということを練習する企画になっている。

 さて、日本では「陰謀」というと「サブカルチャー」の中の一つとして数えられることになっており、UFOや幽霊などと同じカテゴリになる。日本人は、必要以上に「エビデンス」や「科学的実証性」を追及してしまうために、心因的な効果などを重視する分野を真剣に考えないようになってしまっている。しかし、日本以外の国では、当然にそれらの内容を考えるチームがあり、その中においては「想像をできないような内容」が検討されていることも十分にありうるということになるのである。そのへんの「あり得ない内容」を照会する場面も一度作ってみたいと思っているのであるが、まあ、そのへんはまたの機会に期待していただきたい。

 さて、今回はそのような「陰謀」につながるような、繋がらないような、そんな感じの話である。

<参考記事>

阪神大震災30年 各地で追悼

2025年01月17日 21時42分時事通信

https://news.nifty.com/article/domestic/society/12145-3740229/

<以上参考記事>

 もう何度か書いているが、30年前のあの日、私は兵庫県西宮市の阪急西宮北口駅から歩いて数分のところに住んでいた。当時は株式会社ニチイと言っていたスーパーマーケットの独身寮がそこにあったのである。前日までは成人の日を含む休日であった。その当時は成人の日は第二月曜日ではなく、1月15日と固定されていたので、16日が確か振替休日であったと思う。16日まで東京の実家にいて、17日の出勤に向けて帰ったのである。

自分の感覚としては、いきなり音がして、体を揺らされて起こされたという感じであり、実際に地震であったと認識するのはずっと後のことになる。目を開いた瞬間に、冷蔵庫が文字通り飛び跳ねていて、六法全書が空を飛んでいた。何を言っているのかというような、または比ゆ的な表現に見えるかもしれないが、これが現実である。

何とかついたテレビを見てみたら、「大阪で震度4の地震、死者3名」というのが第一報と記憶している。その情報から判断して西宮での揺れは何か他の原因ではないかというように見ていた。何かが大爆発したとか、核ミサイルが落ちたなどの関係ではないかというようなことが独身寮の中の人々の間で言われていた。

大震災であるとわかったのは、NHKの7時のニュースである。その時に見たのは、たしか阪神高速道路の倒壊した映像と、その周辺が火事で燃えている煙、まあ、今阪神大震災と言えば有名なあの画像である。そこで初めて「地震だったんだ」と思うのであった。

会社に連絡をして、出勤できない旨話、そのうえで、部屋を片付け、そして再度寝たはずだ。その後の避難生活はなかなか大変なものであった。

さて、この後の大きな震災と言えば、他にもあったがやはり東日本大震災になる。そして、東日本震災以降はなぜか「陰謀論」が出てくるのである。だいたいの場合「アメリカの気候兵器」であったり、「核実験」などが言われている。そしてそれらの陰謀論の多くが「根拠が貧弱」ということになる。

基本的に、陰謀論の構成は、詐欺師が人をだますときと同じで、下記の内容が存在する。

・ いくつかの真実がある(だいたい全体の話の2割程度)

・ 直接的な科学的検証が存在しない

・ 多くの人がそれらしいというような感覚を漠然と持っていることをいう

・ 何故地震などの災害を起こさなければならないのかはっきりしない

・ だいたいが事後に作られたので、震災までのいきさつや意思決定が薄弱

・ 震災を起こした後の処理に関しても薄弱

 例えば「人口を削減する」などという目的を掲げていることがあるが、それならば日本人を削減する必要はなし、そもそも日本のような「地震の対策をしている国」ではなく、韓国や中国のような震災対策のない国で新語5くらいの自信を起こした方が効率的である。そもそも核実験で地下40キロくらいの震源地を爆破するなどと言ことは、そこに埋めるまでの穴を掘った土の処理など大変な話になる。そのうえ、広島型原爆の200倍とか500倍とかいう爆発量を持ったミサイルをそのような所に埋めるくらいならば、もっと浅震度でやればよい。要するに効率も、必然性も何もないのである。「後講釈」というのはそのようなものだ。

問題は「陰謀論」や「フェイクニュース」が多く出てきてしまいそれを信じてしまう環境の問題であろう。阪神の震災の時はそのような物はなかった。しかし、それでも様々なうわさが流れたのである。実際に暴力団が最も役に立ったなどということが報道されないというような「陰謀」もあるのだ。

阪神大震災から30年、何かそんなことを感じるニュースだ。

宇田川源流

「毎日同じニュースばかり…」「正しい情報はどうやって探すのか」「情報の分析方法を知りたい」と思ったことはありませんか? 本ブログでは法科卒で元国会新聞社副編集長、作家・ジャーナリストの宇田川敬介が国内外の要人、政治家から著名人まで、ありとあらゆる人脈からの世界情勢、すなわち「確実な情報」から分析し、「情報の正しい読み方」を解説します。 正しい判断をするために、正しい情報を見極めたい方は必読です!

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