「宇田川源流」【日本万歳!】 日本の安定的な皇位継承のために

「宇田川源流」【日本万歳!】 日本の安定的な皇位継承のために

 毎週月曜日は「日本万歳!」をお届けしている。

さて、日本とは何かということを言われて何と答えるであろうか。その人の、主義主張やイデオロギーなどによって、その内容はかなり変わってくることになると思われるが、少なくとも戦前、戦中は、「日本」というか「国体」ということを言うと「天皇陛下」ということを言う人がほぼ100%ではなかったかという気がする。現在でもその時の思想を色濃く受け継いでいる人や、その思想と同じ思想を持っている人は少なくなく、当然に「日本」とは「天皇陛下」「皇室」ということをいう人はすくなくないのではないか。

日本国憲法の第一条には「天皇」は「国の象徴であり、国民統合の象徴である」ということが書かれており、当然に天皇がこの日本という国家を象徴している存在であるということがわかりまた、日本国民であれば日本国憲法を受け入れ、その内容を認めているのであるし、また憲法改正をすべきというような運動も、国会における西岸活動も何もしていないのであるという前提に立てば、当然に、日本国憲法の第一条は日本国の全国民に受け入れられ認められているということになるのである。そのように考えた場合、日本そのものかどうかは別にしても「日本を象徴する存在」は「天皇」であるということは、間違いがない事実であるということになるのではないか。

その皇室において「男性」が少なくなってきている。

実際に今上陛下に男の子は無く、皇嗣は弟君の秋篠宮殿下ということになっている。そしてその次は悠仁親王ということになるのであろう。しかし、ここに何か事故があった場合には、男系が途絶えてしまうということになっている。

もちろん、日本の歴史は少なくとも神話の世界を入れれば2700年近くの歴史を持っており、その中においては、当然にそのような場合の内容もすべて記載されている。男性がうまくいかない場合は、女性の天皇を容認した場合も少なくないが、「女系」は認められないということが日本の歴史では当然のこととなってる。そのことを侵そうとした道鏡は、資材となっているのである。

安定的な皇位継承、与野党協議が初会合…2案軸に今国会中の意見集約目指す

 衆参両院の正副議長と各党・会派の代表者らは17日、安定的な皇位継承に関する与野党協議の初会合を衆院議長公邸で開いた。政府の有識者会議が皇族数の確保に向けて2021年に示した〈1〉皇族女子が結婚後も身分を保持〈2〉旧宮家の男系男子が養子縁組で皇籍に復帰――の2案を軸に、意見集約が進む見通しだ。

 自民党の麻生副総裁や立憲民主党の野田佳彦・元首相らが出席し、林官房長官も同席した。各党が意見表明し、自民、公明両党は皇族女子が結婚後に身分を保持する場合も、配偶者や子に皇族の身分を付与しないことが適切との考えを示した。〈2〉については、自民、公明、日本維新の会、国民民主の各党が賛成し、立民は慎重な検討を求めた。

 額賀衆院議長は会合後、記者会見で「可能な限り、今国会中の意見のとりまとめを目標に力を尽くしていきたい」と述べた。会合は今後、週1回開催する。

5/17(金) 読売新聞オンライン

https://news.yahoo.co.jp/articles/9ecc88982f8cef6f3cf155bd034916670e628078

 道鏡の事件があってから、一つは皇室から仏教を遠ざけるということが行われ、宮古の中に寺を取り入れたなら平城宮から「長岡京」そして「平安京」へと都が遷都されている。これに反対したことから薬子の乱などが発生してもそれを覆すことはなかった。そして、女性天皇を少なくするということも行われた。実際にその後に江戸時代になるまで女性天皇は存在せず、その女性天皇が今のところ最後の女性天皇となっているということになるのである。

このように考えると、ある意味で「日本神道のトップ」という宗教的なこともありまた、統治するという「政治的な事」もあるので、その中で派やはり男性天皇が皇位継承者としてふさわしいとされまた、皇室典範にもそのように記載されている。

そのようなことから、男系天皇で行うということがあり、〈1〉皇族女子が結婚後も身分を保持〈2〉旧宮家の男系男子が養子縁組で皇籍に復帰――の2案<上記より抜粋>が考えられている。実際に、継体天皇はそのようにして日本の天皇となった天皇であり、そのようになった場合は「後継体天皇」というようになるのかはよくわからないが、実質的にそのようになるのではないか。

私個人としては「皇室の人々だけは、妾をとっても良い(一夫多妻制でも問題はない)」とすることが良いのではないかと考えているし、そのようにすることによって「皇室の親戚」が非常に多くなるというのも問題はない。少なくとも現代の道徳観から考えれば、少子化という問題に直面している日本の現状打破の最も有効的な手段なのかもしれないが、その内容を皇室が「国民統合の象徴」として、行っていただくことは私としては問題はないと思うし、旧宮家の一部は、私が触接話したところ「笑いながら賛成」ということを言っていただいている。

いずれにせよ、そのようにすることが最も良いことではないかという気がしないでもないのであるが、少なくとも皇室を絶やすような決断はしないようにすべきではないか。それが歴史を次の世代につなげる責任であると考える。

宇田川源流

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