「宇田川源流」【土曜日のエロ】 DIVAへの欲望の商売は客がいるから成立する

「宇田川源流」【土曜日のエロ】 DIVAへの欲望の商売は客がいるから成立する


 今週も「土曜日のエロ」の日になった。本当にエロのネタは尽きないので、なかなか面白い。はっきり言ってしまうと、どのようなことがあっても、たとえ戦争があったとしても、天変地異があっても、エロはそのまま存在する。それが人間が人間たるゆえんなのであろう。

さて、今週のエロの前に、まずは今週何が起きたのかを見てみよう。

今週はというか、2月10日、本日は中国の春節、つまり中国太陰暦の正月になる。中国だけでなく、韓国もそうであるし、一部中国文化を持っている国の人々は、今年は2月10日が正月ということになる。チャイニーズ・ニューイヤーと訳され、この前後が年末年始ということになる。

今週はこの中国の「春節」による観光客の来日と、それに伴い「観光収入」や「爆買い」ということを色々と報じている。しかし、その数週間前には、中国の開発会社が悪化して恒大サッカーチームが崩壊するとか、中国の経済が悪化しているというような話になっている。そうではなくても、中国の経済が悪化していて、中国では安く済む国内旅行が今年のトレンドになっているというような話になっている。いくらニュースがなくても、マスコミは、しっかりとした報道をしなければならないし、また、自分の報道の中で事前の内容と、今回の内容とに矛盾があるような報道をしては意味がない。どうも最近のマスコミには、「禁反言の原則」というものは全くないのかもしえないと思ってしまうような内容になる。

「今年はちょっと、爆買いは期待できないかもしれませんね」というようなことを笑顔で言っている女性レポーターの姿を見ると、何御報道をしているのかということにしかならないのではないか。そこまで言うのであれば、「中国インバウンド経済を期待して作ったホテルやお土産屋はどうなるのか」ということを、しっかりと見てゆかなければならない。全ての報道が、全て本来は関連しているのに別々な報道をしてしまっている。そのような報道だから、ニュースがわかり肉唸っているのではないか。

さて、その様に「報道に裏表がある」ということが報道の問題点になる。まさに、風俗営業に関しても「裏表」があると問題になってしまうのではないか。

チップに応じダンサーが胸元露出する「裏営業」…名古屋のショークラブ、風営法違反容疑で摘発

 風営法違反(無許可営業)容疑で愛知県警などに摘発された名古屋市中区のショークラブ「バーレスク ティーエス」(バーレスク東京 名古屋店)は、約30人のダンサーを抱え、本格的なダンスや演出で知られていた。

 人気の一方、過激なパフォーマンスや、ホームページには記載されていない「裏営業」をしていた疑いが、県警の捜査で浮上した。

 店では、客が4000~1万円ほどの席料とは別に、「リオン」と呼ばれる紙幣状のチップを購入。気に入ったダンサーの衣装に挟むなどして渡していた。

 店は、ショー営業に必要な特定遊興飲食店営業の許可を受けていたが、チップに応じて、ダンサーが胸元を露出するなどの過激なパフォーマンスをしており、県警は風俗営業に当たるとして摘発に踏み切った。

 また捜査関係者によると、店はホームページで3部制の営業としているが、盛況時には、深夜1時頃から4部目となる「裏営業」を実施。ダンサーが客のそばに座って、酒をつぐなどの接待をしていたとみられ、メニューには、20万円以上するシャンパンボトルなどもあった。

 県警は、逮捕された経営陣5人のうち名古屋市天白区の男(42)が東海地方で多数の風俗店を展開するグループの実質的な経営トップで、店の売り上げが暴力団の資金源になっていたとみて調べる。

2024年2月3日 9時7分 読売新聞オンライン

https://news.livedoor.com/article/detail/25814337/

 今回の内容は「風俗営業違反」として、名古屋のショークラブを摘発したという。まあ、単純に言えば、「ダンスパフォーマンス」で営業と潤くしているのに、チップに応じては過激なパフォーマンスをするという「裏営業」をするということで、それは風俗営業に当たるとして、摘発したのである。

はっきり言ってしまえば、「個室で別なサービスをしていた」というものであって、基本的には「よくある話」と言ってしまえばそれまでなのかもしれない。逆に言えば、そのようなことで摘発されるというのは、よほど過激なことをしていたのに違いないのではないか。

例えば東南アジアなどの「マッサージ」は、「スペシャルマッサージ」などというと、女性が裸になって男性客の上に乗る売春サ―ビスがついて来るようなものだ。個室の中で二人になるということは、そのようなことで、マッサージ以外にも床屋なども同じような話である。中国などでは「個室サウナ」などというようなところもあって、なぜかタオルを巻いた女性が入ってくる。個室なのに他人が入ってきて、そこで値段交渉をするようなサービスがあるのだから、困ったものである。

さて、日本の男性には(女性もそうだと思うが、私が女性ではないので、聞いた話でしかわからないので)DIVA(歌姫)へのあこがれという感じがありその内容が、このような内容にある。「高嶺の花」というようなところ、銀幕のスターを、自分のモノにするというようなことが、多分すべての男性の欲望の中にはある。もちろんDIVAの中で、どの女性が良いのかということには個人差があるのだが、一方で、その内容に関しては、今までは「なかなか手が届かないモノ」というような感覚で、永遠のあこがれというような感じになっているということになるのであるが、しかし、秋元康氏がAKBを「見に行けるアイドル」というようなことをやってしまったために「高嶺の花」が、いつの間にか「普通の女性」になってしまったということになるのである。そのようなことが、身近に起きるようになれば、逆に「DIVAに性的なサービスをさせる」というような感じになってしまい、そして、その内容をこのようにして実現するという形になるのではないか。

まさにその欲望をよくわかっていて、このような「特別サービス(裏営業)」を行っていたということになれば、法律に背反しているものの、なかなかの商売堂宇であるということになるのである。

まあ、法律違反は良くない。しかし、それが暴力団の資金源になっているといえば、マスコミはすぐに飛びつくが、このような商売が成立して暴利をむさぼることができるというのは、そのまま、そのような金を払ってもDIVAへの欲望を果たしたいという客がいるということに他ならないのではないか。

宇田川源流

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