「宇田川源流」 オオカミ少年に騙されるな!着々と戦争の準備を進める北朝鮮
「宇田川源流」 オオカミ少年に騙されるな!着々と戦争の準備を進める北朝鮮
北朝鮮のミサイル実験の頻度が高まっている。このことが意味することを考えてみよう。
まず単純に、すべてのミサイルを実験と称してすべての玉を打ち尽くすようなことはない。つまり、北朝鮮は実験に使うくらいの余裕をもっ他ミサイルを保有しているということになる。
このようにすべての内容を「当然にありうる」ということを「論理的に解釈する」」事で、今何が起きているかということをしっかりと見ておかなければならない。そうすると次の内容が見えてくるということになる。
さて、まずはロシアのウクライナ侵攻に伴い、中国がロシアを支援するかと思っていたが、実際には中国はあまりロシアを支援しなかった。上海機構などにおいて中国はロシアに対する優位性を誇示すること、そして上海機構における主導権をロシアから完全に中国が握ったのである。共産主義というのは、どうもその様に外部と戦うよりも内部における内ゲバを行ってしまうということになるのである。これは、日本の共産主義者も、また旧ソ連でも同じで、内ゲバという単語を使わずに「粛清」というようなことを言っていたが、結果は同じである。その主導権争いの苛烈さは、他の主義や宗教、イデオロギーのところとは全く異なる感じになっている。
さて、そのような中で、やはりあまり中国によい感情を抱いていなかった北朝鮮は、ロシアに接近する。ロシアのプーチン政権も2023年の8月くらいまでは中国との間の関係を重視していたが、9月に北朝鮮の金正恩総書記がロシアを訪問して以来、北朝鮮とロシアが急接近することになるのである。
そのことで北朝鮮は、「ウクライナで戦線は使わない」軍事技術や兵器を様々なにロシアから受け継いでいる。輸入したとか、弾薬などと交換したというような感覚でもよいかもしれないが、北朝鮮からすれば「使わないものをロシアに譲り、ロシアから必要なものを得た」ということになる。
その結果、北朝鮮が軍事衛星を打ち上げ、そのうえで、ここにきて多くのミサイルの実験を行っているということんいなる。
北"超大型弾頭部"の実験発表
北朝鮮は、ミサイル総局がきのう巡航ミサイルの「超大型弾頭部」の威力を確認する実験と「新型対空ミサイル」の発射実験を行ったと明らかにしました。
北朝鮮の朝鮮中央通信は、けさ、ミサイル総局のスポークスマンの発表として、ミサイル総局が、きのう「超大型弾頭部」の威力を確認する実験と「新型の対空ミサイル」の発射実験を行ったと報じました。
韓国軍の合同参謀本部はきのう、北朝鮮が朝鮮半島西側の黄海に向け複数の巡航ミサイルを発射したと発表していて、これを指しているとみられます。
実験は「新型兵器システムの技術力を向上させるための正常な活動の一環で地域情勢とは無関係だ」とし、「周辺国家の安全にいかなる否定的影響も及ぼさなかった」と強調しています。
北朝鮮の巡航ミサイルの発射はこの10日あまりで、すでに4回目と異例の頻度で行っていて、繰り返し発射実験を実施することでミサイルの性能の改良を図っているとみられます。
2024年02月03日 09時06分TBS NEWS DIG
https://news.nifty.com/article/world/worldall/12198-2774957/
北朝鮮が巡航ミサイル発射 核搭載想定 先月から4回目 韓国軍発表
韓国軍の合同参謀本部は2日、同日午前11時ごろに北朝鮮が朝鮮半島西側の黄海に向けて巡航ミサイル数発を発射したと明らかにした。
北朝鮮による巡航ミサイルの発射は、先月24日以降4回目で、異例の頻度での発射を繰り返している。
北朝鮮は核弾頭の搭載を想定して、「ファサル(矢)」の名を冠した戦略巡航ミサイルの開発を進めている。特に同28日に発射した「プルファサル(火矢)3―31」については「潜水艦発射型」と主張している。低空を変則的な軌道で飛行できる特徴があるとされ、韓国や日本の米軍基地に対する攻撃を想定しているとみられている。(ソウル=太田成美)
2024年2月2日 13時47分 朝日新聞デジタル
https://news.livedoor.com/article/detail/25809514/
上記にミサイルの話ではないことを書いた。しかし、単純にミサイルを持っていたとしても、また、核ミサイルを開発していたとしても、それだけで戦争に勝てるとは限ら言ことがわかった。ロシアのような軍事大国が、ウクライナとの戦争において、核兵器があってもロシアが簡単に勝てないということが見えてきている。現代の戦争は一対一の戦争ではなく、集団(同盟国や経済支援を含む)と手段の戦いであり、なおかつ、兵器と兵器の戦いではなく「国の総合力」の戦いになってきてしまっている。つまり「軍人の戦い」ではなく「国民すべての戦い」となってきているのである。
そのことはそのまま「国民への印象の工作(認知戦などといわれている)」やサイバー戦争ということが問題になってきている。その様な意味でいえば、北朝鮮は日本へのハッキングや不正送金などの犯罪などが指摘されており、当然にそれらの内容に関しては「戦力」になっている。ウクライナも最近になって「サイバー戦争や認知戦へも力を入れるべき」問う言うように言っているように、軍備だけではなく、すでにサイバーや影響力工作、認知戦など様々な「日常の中に潜む兵器」というか、実際には、現在デジタルに頼り切っていた李、あるいはネットの中の除法に頼り切っている人々に対して影響力を行使し、敵国(そう認識している国)の内部から崩壊させるというような作戦においては、北朝鮮も十分にその力を発揮できているということになる。
その様な意味で、ミサイルという「抑止力的な防御兵器」があれば、あとはあサイバー攻撃によってある程度敵を封じ込めることができ、同盟国を十分に援護できるということになる。そのような中で、例えば韓国に陸軍を向かわせ、アメリカや日本からの援軍をサイバーとミサイルで遮断する、それを14日間継続した場合に韓国が耐えられるかということになるのではないか。
単純にウクライナもEUやNATOからの支援で戦争が成立している。その様に考えた場合、北朝鮮が日本を攻めるということはあまり現実的ではない。しかし、ロシアと共同してロシアが北海道を中国が南西諸島を攻め、そのうえで、アメリカが韓国を支援できないようにミサイルでけん制しながら、韓国に攻め入った場合には、日本は北海道と南西諸島の防衛でいっぱいであるし、アメリカはミサイルでけん制されているということになれば、無理して韓国を支援することもできないであろう。そのようなことになった場合、日本は対馬の数十キロ先に北朝鮮という共産主義国家が出てくることになるという状況なのである。
もちろんその前に、現在韓国にいる日本人をどのように保護するのかということも十分に考えなけれbなあらない。日本は、北朝鮮のミサイルというと、すぐに日本に落とされるというようなことを考えるが、必ずしもそのようなものではなく、順番に攻めてくるということや三つの国が同時に軍事行動を起こすということを考えれば、今回のミサイルの意味が見えてくるのではないか。
そのようにしてみてゆかなければ、本来の日本の防衛はできるものではない。
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