「宇田川源流」【日本万歳!】 日本人はしずに歌を聴いてくれるという言葉の意味

「宇田川源流」【日本万歳!】 日本人はしずに歌を聴いてくれるという言葉の意味


 毎週月曜日は「日本万歳!」をお届けしている。日本のすばらしさや、日本が世界から称賛されえる内容をご紹介し、その内容を細かく分析し、その中においてその素晴らしさが何に由来しているのかということを皆さんにお話をするということをしている。そのことによって、本件の内容において、日本人の国民性や日本人の生活習慣で世界が称賛する内容をしっかりとご紹介しようということになる。

 このようなすばらしさは、基本的に「一人の特別なヒーロー」が称賛される場合がある。最も有名な例はアメリカ大リーグの大谷翔平選手や、サッカーの久保建英選手、将棋の藤井聡太八冠などがその様な特別なヒーローに当たる。実際に、この人々は添付の才能があり、また普通の日本人にはまねしようとしてもとてもその領域に達することも、近づくこともできないというような内容であろう。しかし、その称賛される中には、日本人としての誇りやプライドそしてその生活習慣や考え方が含まれていることになる。大谷翔平選手が、グラウンドのごみを拾ったり、あるいはファンサービスをしたり、旧同社のようにストイックな生活をするというのは、やはり日本的な内容なのではないかということになる。

 一方「無名の日本人が、たまたま取り上げられた」というパターンがある。新聞やテレビで名前を見ても、基本的には有名人ではないし、また生活などにも普通の人である。何か特別な人ではなかったのである。しかし、その内容に関して、「普通」であるという事、つまり大多数の日本人が同様の行動を行いまた、同じ状況においてその行動ををとる可能性が高い。しかし、その内容に関して言えば、日本人ならばその人ではなくても同じような行動をとることになり、マスコミで報道されているのは、たまたまその人が選ばれているだけで同じであるということにある。それは「日本人の性質や習慣全体が称賛されている」ということであり、そのことから、その内容を素晴らしく行うということになるのである。

 今回は「無名の日本人」のパターンである。いや、日本人ならば当然のことを今回は見ているということになる。今回はまさに「マナー」という誰でもが行うことを見てみたい。

「日本人は静かに歌を聴いてくれる」エド・シーランの発言が話題 「リスペクトを感じる」と感謝示す 来日公演のMCで

 世界的な人気を誇るイギリスのシンガーソングライターで、来日中のエド・シーラン(32)。28日の大阪公演では「日本の観客は静かな歌を静かに聴いてくれる」「リスペクトを感じる」と感謝を伝え、当初予定になかった曲をアコースティックでしっとりと演奏する一幕もあった。

 シーランが日本でライブを開催するのは4年9カ月ぶり。「+-=÷× Tour(マスマティクス・ツアー)」と題して世界各地を巡っている最中で、日本では27、28日に京セラドーム大阪で開催、31日には東京ドームで開かれる。

 大阪公演でのMCで「僕は日本で演奏するのが大好きなんだ。みんな静かな歌の時は静かに聴いてくれる」と切り出したシーラン。海外の音楽ライブでは出演者と一緒に歌う観客も多いことから「僕の国ではみんなお祭り騒ぎで叫びまくってる」と話し、「初めて日本に来た時は(あまりに静かで)誰も僕の歌を好きじゃないのかと思ったよ」と冗談めかした。

 これを聞いた観客が歓声を上げると、シーランは笑いながら「違う、違うんだ!僕にとって静かなのは良いことなんだ」と制し「リスペクトを持って音楽を聴いてくれている。本当に感謝しているよ」と伝えた。観客から大きな歓声と拍手が送られた。

 その後「これだけ大きな会場で静かな環境で歌えることはめったにない」と、当初セットリストになかったとみられる「I See Fire」「Kiss Me」といったバラード曲をしっとりと歌いあげた。

 X上では、ライブ直後からシーランのこの発言に関する投稿が相次いだ。「日本人がライブで静かすぎることを気にしていたけれど、こういう見方もあると気づかせてくれた」「ただ静かなわけじゃないことが伝わってるのがうれしい」「合唱する時もあるけれど確かにメリハリはあるかも」といった声があった。

(まいどなニュース・小森 有喜)

2024年1月30日 8時1分 まいどなニュース

https://news.livedoor.com/article/detail/25787441/

 マナーというのは何のためにあるのであろうか。マナーというのは、一つには自分が少し我慢することで、周辺の人々が不快な思いをしないということになる。そのようにして皆がっマナーを守ることによって、コンサートなどでは演者が演じることに集中することができ、そのことから、より素晴らしい演出を見ることができるということになるのだ。その様に考えれば、「自分が少し我慢すること」が、そのまま全体の雰囲気を抑止、そして演出者もよくなる。そのようなことは、演者を気持ちよくさせ、また出来が良くなることによって、また来たくなるということにつながる。つまり、そのことによって、より全体が発展することになるのである。

そのマナーを「リスペクト」というように解釈してくれる人々に関しては、その内容が素晴らしい状況になるのではないか。

日本に来る外国人の多くは日本人のマナーのすばらしさに感嘆するといわれている。その様に考えれば「道路にごみが落ちていない」「コンサート中は騒がない」などは、我々は「マナーである」などというような感じをするのではなく、「当たり前」というような感じになるのではないか。

しかし、日本以外では必ずしも「当たり前」ではない。静かに歌を聞くということではなく、自分がありその自分本位の中にコンサートがある。しかし、それでは周囲の利きたい人が聞けなくなるというような状況が生まれてしまうことになり、そしてそのことがコンサート全体の内容を下げてしまうということになるのである。

単純に考えて、「相手のことを考えるのか」「自分のことしか考えないのか」ということが重要な内容であり、その時に日本人は基本的には相手のことを考える人の方が多いということになる。権利意識ばかりでどうにもならないのか、または相手のことを考えて義務と責任から物事を考えるのかということが、重要になりそして「義務と責任」と先に考える日本人の文化が素晴らしいということになるのである。

「僕は日本で演奏するのが大好きなんだ。みんな静かな歌の時は静かに聴いてくれる」<上記より抜粋>

まさにこのようなことが、すべてのアーチストに共通の認識なのではないか。日本はこのような点でも優れていて、称賛されているのである。

宇田川源流

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