「宇田川源流」【土曜日のエロ】 メンズ地下アイドルのホストに嵌る女性たち
「宇田川源流」【土曜日のエロ】 メンズ地下アイドルのホストに嵌る女性たち
今週も「土曜日のエロ」の日になった。なかなかエロのネタは尽きないという感じがあり、面白いところである。そのエロの前にまずは今週のニュースを見てみよう。
今週の内容としては、このブログで扱うかどうかわからないので書いておくと、二人の「死」が大きく報じられた一週間ではなかったか。その二人とは、一人は「桐島聡」容疑者であり、もう一人は漫画家の芦原妃名子さんである。
桐原聡容疑者は、1970年代に企業爆破事件などの事件を起こした重要指名手配犯であり、その人物が50年間逃亡していた。全国の交番の横や、私の家の近くの駅にまで指名手配のポスターが貼ってあったが、しかし、実際は数十年前から神奈川県で「ウチダヒロシ」と名乗って住み込みで働いていたという。残念なながら日本の警察は逃亡を見つけることができず、自分からそれらの内容を告白すまでの期間、そして「死ぬときくらいは本名で」などというような言葉を残して、死に際にしか見つけることができなかったというのは、非常に残念な状態である。日本の警察やそのほかの機関の「情報力」の問題であろう。
この問題は50年前の事件は、そもそも左翼活動家の問題であった。しかし、マスコミは「左翼思想」ということは全く解説しなかった。そもそも彼らがなぜ企業を攻撃したのかということや、その後その仲間がどうなったのかなどはあまり詳しくやっていなかったのではないか。ある意味でこの時期から「一部の共産主義の団体」は破壊活動防止法の指定団体になっているということになるのである。
そしてもう一つは漫画家の芦原さんの問題である。ちなみに私は芦原さんに会ったことはない。しかし、この問題は私のような小説家には避けて通れない問題である。何か小説を書いた場合に、それを実写化した場合に、どこまで記載するのか、そしてその削除したストーリーを入れてつじつまが合うようにしなければならないということになるのである。その為に、元の作品の世界観を逸脱してしまうことがあり、そのことで様々な諍いがあることがある。
このことは少し別に話をしなければならないかもしれない。今回人の死で不謹慎かもしれないが、今回のこの芦原さんの事件は、まさに、芦原さんもそのトラブルを起こした脚本家である相沢友子さんもいずれも女性である。その女性の社会進出で今回の問題も様々な問題になっているようだ。
メンズ地下アイドル活動拠点に一斉立ち入り 都条例に基づき 警視庁
大手芸能事務所に所属していない「メンズ地下アイドル(メン地下)」がライブ会場でファンの少女にわいせつな言動をしたとされる事件を巡り、警視庁少年育成課は30日、東京都青少年健全育成条例に基づき、東京都新宿区内のライブハウス5店舗に一斉立ち入りした。立ち入り時にメン地下がライブをしていた店舗もあったが、法令違反は確認されなかったという。
少年育成課によると、5店舗は、事件に関わったとされるメン地下の活動拠点となっていた。立ち入りは区保健所と合同で実施した。警視庁の捜査員らは立ち入りの際、午後11時以降の未成年の入店を禁止することや、出演者に卑わいな言動をさせないなど法令順守を店側へ要請した。
メン地下は、主に小規模なライブやイベントで活動し、ファンとの距離の近さを売りにする一方、若いファンらがグッズ購入など「推し活」に高額な費用をつぎ込むことが問題となっている。
少年育成課は1月、ファンの少女にメン地下のメンバーと抱き合わせたり、淫らなポーズを取らせてインスタントカメラ「チェキ」で撮影したりするなどしたとして、所属先の「NAプロモーション」(東京都新宿区)社長らを都迷惑防止条例違反(卑わいな言動)容疑で逮捕していた。【加藤昌平】
2024年1月30日 16時36分 毎日新聞
https://news.livedoor.com/article/detail/25790455/
地下アイドルというのは、なかなか面白い存在である。そもそも、昭和30年代などは、「銀幕のスター」というのは、手の届かない美人という存在であった。私が若いころ、いわゆる「80年代アイドル」といわれる、松田聖子さん、河合奈保子さん、中森明菜さん、田原俊彦さん、近藤真彦さんというようなところであっても、手が届かないというような感覚はあったし、アイドルは「偶像」であって「人間」ではないし、そもそもトイレなどに行ってきたないことはしないというような感覚であった。その様に考えれば全く日常を一緒にしているというようなことがなかったような気がする。
その風潮が変わったのが、AKB48であろうか。その前の秋元康が作ったおニャン子クラブも同じであるが、AKBは、「会いに行けるアイドル」ということで、秋葉原に劇場をつくり、そこで毎日のように舞台を行いながら、テレビ出演を果たしていた。その様に考えると「テレビ」という電波の距離を完全に廃棄したのは、秋元康の功績であろう。
しかし、そのことはテレビの人々を身近にしたということであるがいっぽうで、「テレビに出ている人を身近な恋愛対象」にするということにつながる。そして当然に「恋愛対象」でありながら「それが商売につながる」ということになるのである。
基本的にオーデション番組などもそうであるが「自分の推し」という存在があって、その人の夢をかなえさせる、つまり、その推しが活躍している姿を見て、自分が役に立ったというような満足感を持つというような構成になっている。一方で「少子化」で宙に浮いてしまった「母性」や「父性」をその様な経済活動的に使い、そしてそれを儲け口にするというような感覚の商売が横行しているということになる。
インターネットとアイドルということのそのままのつながりは、それが徐々に小年齢化するという特徴であろう。つまり、インターネットという世界は、匿名性で動くことができるということになるのであるが、それはそのまま「子供が大人のふりをして大人となって存在することのできる社会」ということになる。逆に言えば「大人であっても子供のままで存在し続ける」というようなこともあるし「大人の年齢にあっても結局は大人になり切れない」というような人の集積場になってしまい、名大勝その様な人物が多いことで「安心してしまって成長を妨げる」ということになるのである。
その現象が、そのっまあ「メンズ地下アイドル」というような感じにつながっている。もちろん女性の地下アイドルも少なくない。しかし、ホストクラブの時も思ったが、実際に男性に関する風俗営業は江戸時代の吉原なども含めかなり昔からそのシステムができているのに関して、女性用の風俗に関してはシステムができていないだけではなく、女性の方にも免疫ができていないということになるのであるから、その被害が大きなものになる。女性は、このようなことをジェンダーハラスメントといわれかねないが、実際には、歴史的に常に家庭の中にあり保護された存在であったので、社会的に風俗で遊ぶというようなことは、なかなかなかったということがあり、そのような「社会的な認識につながる内容」が少なくなっているような感じではないか。
とはいえ、このような状況に何らかの法的措置などはできない。つまり、このような事件を多く報道し社会的な認識として道徳として抑え込むしかないのではないか。個人差があるし、また、アニメなどの推し活なども含めて、すべてを規制することは難しいのではないか。
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