「宇田川源流」【現代陰謀説】 中東の不安をあおるイランを攻撃するISという存在

「宇田川源流」【現代陰謀説】 中東の不安をあおるイランを攻撃するISという存在


 毎週金表日は「現代陰謀説」をお届けしている。この内容は「現代の動いている陰謀」や「その背景」を、現在の報道され、皆さんが一般に見ることのできる「ニュース」の中から見つけ出し、その内容を皆さんにご紹介するだけではなく、その内容をどのようにしたら見つけ出すことができるのかということを、ここに示してゆくと異様な規格である。もちろんその中には、陰謀だけで反買う、未確認飛行物体や、幽霊など、「人知の及ばない範囲」の話もしたいと思っているが、その辺はそのようなニュースが出た時に行うということになる。

さて、今回は「テロ」である。

正月早々、日本では能登半島地震がありその翌日には羽田空港で航空機の衝突事故が初声した。陰謀ではないが、この羽田空港のJALの客室乗務員の称賛されるべき対応によって、JALの法からは全く技セ者は出なかった。預かったペットに費気が犠牲になったということであるが、人間ではないので除外して考えることにしておこう。そのような事故と自信に対して、日本に対してどのような態度をとるのか、ということから、その時の国の日本に対するまたは日本の関係する国に対する感覚がよくわかるようになる。震災や海上保安庁の被害者に対するという話ではなく、その関係からすればそのように見える。例えば北朝鮮が日本に対して弔意を示す文書が来ている。その上、岸田首相に「閣下」と書いていると報道された。これは、岸田首相に近しい関係というのではなく、ちょうど挑発した韓国との間の問題である。要するに「日本の自身を使って韓国に圧力をかけた」ということになるのである。

さて、このようにして様々な事件を見てゆくということになる。例えば、正月早々、イランで爆発テロが起きる。この事件に関してその闇を見てゆきたい。実際にイランの事件は、2020年のソレイマニの問題と関連性が出ることになるのである。

イラン爆発、ISが「自爆」と犯行声明

 【AFP=時事】イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」は4日、イランで前日行われた革命防衛隊(IRGC)司令官の追悼式典で起きた連続爆発について、自爆攻撃を実行したとする犯行声明を発表した。イラン当局はこの爆発による死者数を少なくとも84人としている。

 3日は2020年にイラクの首都バグダッドで米軍の無人機攻撃により殺害されたIRGCのガセム・ソレイマニ(Qasem Soleimani)司令官の命日に当たり、墓地のあるイラン南東部ケルマン(Kerman)で追悼式典が行われていた。

 ISは4日、テレグラムに声明を投稿し、追悼式典に集まった群衆の中で2人の戦闘員が「自爆ベストを爆発させた」と明らかにした。

 IRGCの精鋭「コッズ部隊(Quds Force)」を率いていたソレイマニ司令官は、イスラム教シーア派(Shiite)が多数を占めるイランを攻撃してきたスンニ派(Sunni)組織のISを敵視していた。

 国連安全保障理事会(UN Security Council)は、同式典での連続爆発について「卑劣なテロ攻撃」だと非難。全加盟国に対し、「実行犯、組織者、資金提供者、後援者」を追及するイランの捜査に「積極的に協力する」よう要請した。

 中東一帯はパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)とイスラエルの紛争で、情勢が緊迫化している。

 イランはハマスが昨年10月7日にイスラエルを襲撃した際にこれを称賛したが、関与は否定している。

 イランのモハマド・ジャムシディ(Mohammad Jamshidi)大統領次席補佐官はX(旧ツイッター)への投稿で、「テロは単なる道具にすぎず、攻撃に関する責任は米国とシオニスト(イスラエル)政権にある」と非難した。

 一方、米国は自国やイスラエルの関与を否定。イスラエルは沈黙している。

 イラン当局は5日、金曜礼拝後にケルマンでの攻撃に対する大規模な抗議を行うよう呼び掛けた。

 救急関係者によると、現在も負傷した284人のうち195人が病院で治療を受けている。

【翻訳編集】AFPBB News

2024年1月5日 14時7分 AFPBB News

https://news.livedoor.com/article/detail/25649547/

 イランで爆発テロが起きたというニュースを見れば、現在の状況であればハマスをたきつけたイスラエルの情報部が行ったのではないかというような感じがある。あるいはイランと対立しているアメリカやイギリスの情報部が何らかの工作をしたかもしれないということになる。

しかし、それらを行う場合には、何らかの「目的」が必要になる。では、現在アメリカやイギリスがイランの、それもゴドス軍の元の指令であるソレイマニ将軍の葬式にその一帯を攻撃する必要がどこにあるのであろうか。現在行うのであれば、当然にそこに現在の要人や軍の指揮官など出ていると言ことなど、そこにおいて襲撃しその結果を得ることで今後の問題が変わることが必要になる。つまり「過去の報復」や「テロリストのような恐怖を与えて何らかの要求をのませる」という必要は全くないと言ことになるのである。そのように考えると、当然に今のゴドスのカーニー指令ハメネイ指導者などが参加しているとなれば、その襲撃の意味合いはわかるが、そうでないならば、話は全く関係ないということになるのではないか。

そのような意味で、「アメリカやイギリスがやったのであれば目的がよくわからない」ということになる。はっきり言って、白人がイランまで潜入して危険をおかし、そのような行為をコストをかけて行う必要がないのである。

 そこで誰が行ったのかということが非常に気になっていたら、このほど「IS」が犯行声明を出したということになる。そこで「IS(イスラミックステート】」と「イラン」の関係を見てみなければならない。

ISというと、我々は単なる「テロ集団」としか考えないし、アメリカの報道を使っているとそのような感じに見えてしまうのであるが、実際はイスラム教原理主義者の集団でありなおかつ自分たちで国を作ろうとしていた。要するに「新勢力の宗教集団」ということになる。

ISはスンニ派のスルタンを目指した手段であり、それに対して「イスラム教の改革」を望んだイランの「革命防衛隊」は、そのISに対して激しく敵対した。特に革命防衛隊の中にある「ゴドス」という情報部は、まさにISを最も敵対していた。それだけではなくISとシリア、ISとヒズボラなどの敵対的な内容を行ったことになる。そのように考えれば、そのゴドスに対してというかイランの革命防衛隊に対して「報復攻撃」をするということになる。

さて、今回の「陰謀」は、実は「最も怪しい」ということではなく、事実に元図いて考えるべきであり、何らかの陰謀がある場合は、当然にその目的などからしっかりと構築してゆかなければならないということになるのである。要するに最も怪しい、現在の軸にあるイスラエルやアメリカではなく、過去の時間軸による報復攻撃であったということになる。そのうえ、そのような「過去の関係」など「しっかりと原則論に戻って物事を見なければならない」ということになるのである。当然にISも最近ニュースがなかったということになるので日本ではいつの間にかいなくなったことのような感じになり、いまさらISなどが出てくるなどということを信じない。そのようなことでは陰謀は語れないということになる。

陰謀は「イメージ」で行うものではないのだ。

宇田川源流

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