「宇田川源流」【現代陰謀説】 カリスマを失った公明党と連立政権
「宇田川源流」【現代陰謀説】 カリスマを失った公明党と連立政権
毎週金曜日は「現代陰謀説」をお届けしている。現代にある陰謀を解き明かすという頼は、現代報道されt理宇ニュースを読んで、その中に隠されている内容や、その中からわかる「不自然さ」から、その内容を解明し、その中でその内容を見てゆくということを企画している。日常何気なく通り過ぎているニュースの中に、陰謀などの「萌芽」は必ず買うされているものであり、それらをしっかりと読み込むこと、またはそれらの中で様々な人々の考え方やズレが見えてくる。その内容をしっかりと見てゆくことによって、その次の一手を考えてゆくということを練習する企画になっている。
さて今回は、陰謀ではなく訃報だ。創価学会の名誉会長である池田大作氏が亡くなった。創価学会の名誉会長であり、公明党の影響団体(母体といってもよいかもしれないが)において様々な政治的な影響力もあった。実際には政教分離となっているが、宗教団体が政党を支持するまたは政党の影響団体になること、またはその構成員が一人の国民として政治に参加することに関しては禁止されていない。日本のネット言論の中には、この辺の政教分離の正確な定義などもわかっていない人がいるので、困ったものだ。定義やしっかりした内容も知らずに、思い込みで物事を語るような言論が少なくない。そのことから言論が逆に乱れてしまっているのである。保守派といわれる人々であっても全くわかっていない人が多く、その言論には疲れ果ててしまうことが少なくないのである。
さて、池田大作の死は、自民党と公明党が連立政権になっているということから、そのまま政権にも影響があるということになる。そのために、岸田首相は靖国神社にも参拝しないくせに、また天皇陵などもいかないにもかかわらず、、池田大作の弔問には創価学会の本部まで出かける気の使いようである。
はっきり言って、支持率がかなり下がっており自民党の政党支持率を政権支持率が下っ回っているということは、まさに、自民党支持者の穴kでも岸田を支持していない人がいるということであり、そのような時には宗教団体のような団体にすがるしかないのであろう。
「圧倒的カリスマ」失った創価学会 集団指導体制、当面は維持か
牧口常三郎・初代会長、戸田城聖・第2代会長とともに創価学会で「先生」と呼ばれたカリスマ、池田大作氏の死去は、くしくも学会員が最も大切にする「創立記念日」である18日に発表された。巨大宗教法人の今後の組織運営に影響が及ぶ可能性を指摘する声もある。ただ、学会内では、池田氏が名誉会長に就任した1979年以降、緩やかに進められてきた「集団指導体制」が当面、維持されるとの見方が一般的だ。
「私が死んだら、創価学会は…」池田大作氏が30年前に語った言葉
学会では2015年に全国に約200人いる副会長の筆頭格として「主任副会長」を新設するなど、着々と体制が整備されてきた。学会関係者は「池田先生までの会長は圧倒的カリスマを備えた指導者だったが、以降は優秀な学会員が選ばれている」と解説する。
06年に就任した第6代の原田稔・現会長は、学会本部で庶務室長や事務総長などを歴任。18日からは5期目に入った。学会職員は創価大出身者が多いが、東大、京大など他大学のOBも増え、執行部を支える体制は強化された。
17年に制定された学会の最高法規「会憲」は、「三代会長」と位置づける牧口、戸田、池田の3氏の教えが組織の中核だと改めて明確化した。カリスマ指導者を失った組織では後継争いが勃発することもあるが、この関係者は「池田先生の教えが心にある限り、先生が亡くなっても体制は変わらないだろう」と推測する。
一方、今後の組織運営では、国内で進む少子高齢化が懸念事項だという指摘もある。22年時点の学会の会員世帯数は公称827万だが、将来的に会員の減少や高齢化は避けられないと予想されている。
学会は公明党を支持母体として支え、国政・地方の選挙で組織力を発揮してきた。池田氏亡き後、執行部が社会の変化にどう対応し、組織を運営していくかが今後の課題になりそうだ。【一宮俊介、古関俊樹】
創価学会
1930(昭和5)年、牧口常三郎・初代会長と戸田城聖・第2代会長が、日蓮仏法に基づく教育を実践する「創価教育学会」を創立。46年に創価学会に改称し、52年に宗教法人の資格を取得した。50年代以降は機関紙「聖教新聞」の創刊や創価学園、創価大学の創立など活動の幅を広げた。75年に設立した国際組織「創価学会インタナショナル」(SGI)のメンバーの居住地は現在192カ国・地域に上る。公称の会員世帯数は2022年時点で827万世帯で、国内最大規模の宗教法人となっている。
2023年11月18日 17時59分 毎日新聞
https://news.livedoor.com/article/detail/25376501/
さて、この話題を「陰謀説」で取り上げるのは、別に池田大作氏の死が「フェイク」などというつもりはない。実際には、数年前から、池田大作氏の死去ということに関しては言われていた。実際には創価学会の中に姿を現さなかったので、実際には今までとあまり変わらないということになるのかもしれない。
しかし、逆に言えば、池田大作氏のような宗教的なカリスマということに関して言えば、「創価学会」というような団体ではなく、その信者の中には「池田信者」というような個人のカリスマにおける信者が出てくる。男女差別になるのかもしれないが、実際には、女性の方が非常にこれらの個人カリスマが多い。女性の方が性善説でなおかつ母性があることからそのようなことにつながりやすいのかもしれない。なぜここでジェンダーなどを無視して申し訳ないが、創価学会の場合は「婦人部(今もこの名称かどうかがわからないが)」が選挙の時に最も活発に動く。この婦人部の動きをどのように考えるのかということが重要になる。
現在の自民党は後援会組織がしっかりしていないところが多く、なおかつネット言論に頼ってしまっているところが少なくない上に、小泉郵政選挙以降、マスコミに頼る安易な政治家が少なくなく、刑事ドラマのように「現場百回」をやるような人が少なくない。そのことに考えれば、結局はしっかりとした後援会組織がないという議員が少なくない。そのために、大阪府などでは日本維新の会に全く勝てないのである。このことは自民党と公明党の選挙で「ポスター張り」など現場で必要な動きがある。その動きをする人が全くいないということになる。選挙をやっているのに与党の候補者が選挙掲示板にポスターも晴れないような人がいるということになる。そこを補っていたのが創価学会であり、自民党が公明党との連立をきれなかった理由である。
そのように考えれば、今回の内容で創価学会がほかの宗教団体、例えば真光教のように分裂してしまって力が無くなれば、自民党としても公明党と一緒にいるような必要性はない。そのように考えれば、連立の解消だけではなく、自民党でいえばそのような組織をどのように次に作ってゆくかということが重要になる。要するに、「池田大作氏の死」が「自民党や連立与党の弱体化」という現象が出てくるということになる。
今後の政治がどのようになるのかということになるのではないか。そこに陰謀がさまざまに働く可能性がある。
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