「宇田川源流」【現代陰謀説】 極東北方領土に手を伸ばしてきたロシアの「野心」

「宇田川源流」【現代陰謀説】 極東北方領土に手を伸ばしてきたロシアの「野心」


 毎週金曜日は「現代陰謀説」をお届けしている。毎週ニュースの中に見える「陰謀」や「戦争の端緒」などを見ながら、日本に対して警鐘を鳴らすという意味を込めて、ニュースの読み方を公開し、実際にニュースなどで見えてくる他国の動きやその本音を見てゆくということになる。

報道というのは、メディアも新聞もそうであるが、人が編集している。つまり、報道である時点で、どんなに中立的に報道をしている呂しても、その報道に関しては「人」のフィルターがかかっているということになる。メディアであれば、カメラワークなどもその範囲内になるし、また、そもそもそのニュースを取り上げるかそれとも他のニュースにするかということが選ばれエイルということになる。その他にも、何か他の例を挙げての印象操作もあれば、題名や見出しの付け方も全く異なるということになるのではないか。

そのように考えると、それらのフィルターをかいくぐって「真相」にたどり着くのは大変なことになる。しかし、実際のところは、それほど難しくはない。なんとなく雰囲気で物事を判断してしまっているということにつながるのであるが、そもそも「基本的な事」はぶれない。例えば憲法やその国のイデオロギーなどがあり、そのことをしっかりと見ていれば、当然にその内容に違和感があるということになる。

例えば、今流行っている「旧統一教会」の話題である。自民党議員に非難が集中しているが、実際の所、「旧統一教会に対してなぜマスコミは非難しないのか」と言ことになる。旧統一教会が「悪の存在」ということが誰が決めたのであろうか。霊感商法などと言われているが、実際に「商法」であったのか「寄付」であったのか、その辺の内容はなぜ何も言及しないのか。

現在の保報道は「旧統一教会」の話が、まるで「旧オウム真理教」と同一視され、そこから献金をもらっているかのような話になっているのであるが、そこまでの悪であるということを誰が決めたのであろうか。そして、そのことが決められていないのになぜ、その献金だけがいけないということになるのであろうか。

そのようあ「物事を基礎・根本」から考え、読み取る能力、まあ、何故書かれていないのかということを含めて、しっかりと見ることができれば、それほど「編集者の意図や悪意ある編集に騙される」ということは減るのではないか。

ロシア軍が北方領土で式典

 ロシアが「第2次世界大戦終結の日」とする3日、北方領土ではロシア軍などが参加して式典が行われました。

 北方領土の択捉島では3日、ロシア軍の兵士らが参加して「第2次世界大戦終結の日」の式典が行われました。9月3日はソ連時代に「対日戦勝記念日」としていた日で、ロシアはおととしから、この日を大戦終結の日としています。

 こうしたなか、ロシア国防省は3日、極東地域などで行っている大規模な軍事演習「ボストーク2022」の一環として択捉島と国後島で行ったとする演習の映像を公開しました。無人機や電子戦の装備などを投入し、相手の上陸を防衛する演習を行ったとしています。

 ウクライナ侵攻以降、欧米とともに制裁を科す日本をロシアは「非友好国」に指定し、北方領土についても強硬な姿勢を強めています。

2022年09月03日 23時03分 TBS NEWS DIG

https://news.nifty.com/article/world/worldall/12198-1848610/

「ロシアは何も失わず」=プーチン氏、ウクライナ侵攻正当化

 ロシアのプーチン大統領は7日、極東ウラジオストクで開催中の第7回東方経済フォーラムの全体会合で演説した。

 司会者の質問に対し、プーチン氏はウクライナ侵攻開始から半年以上が過ぎた現状認識について「ロシアは何も失っていない。むしろ主権を強化した」と強調。欧米の対ロシア制裁に屈しない姿勢を改めて示した。

 また、「われわれは軍事作戦を始めたのではなく、(2014年以来の危機を)終わらせようとしている」と主張。問題は親ロシア政権が倒れたウクライナ政変に端を発するとして、国際社会を揺るがす侵攻をあくまで正当化した。

 演説では、欧米の制裁が「全世界に脅威をもたらしている」と発言。食料輸出国ロシアを標的とすることで「人道危機につながる」との持論を展開した。対ロ制裁に加わっていない中国やインドを含むアジア太平洋地域などとのつながりを念頭に「ロシアを孤立させることはできない」とも語った。 

2022年9月7日 19時45分 時事通信社

https://news.livedoor.com/article/detail/22811103/

 さて、今回の内容である。

9月3日はソ連時代に「対日戦勝記念日」としていた日で、ロシアはおととしから、この日を大戦終結の日としています。<上記より抜粋>

さて今回はいきなり記事の抜粋から始めたのであるが、この記事に何か違和感を感じた人はいないのであろうか。少なくともTBSは何事もないかのように「サラッと」書いているが、本当にさらっと流せる内容なのであろうか。

そもそも「対日戦争終結日」または「大戦終結の日」という、日本が戦争を終えた日は「9月3日」なのか、または「8月15日」なのかということの違いは皆さんお気づきになったのであろうか。この19日間の差は、いったい何なのか、ということを疑問に思う人も少なくないはずなのであるが、TBSは何の解説もなくそのままにしている。

あえて、TBSに皮って言えば、8月15日は、日本がポツダム宣言を受託し全ての戦争を終わらせた日である。つまり「終戦を日本が決断し、天皇陛下がそのことを決めた日」ということになる。しかし、国際的には、それは日本の一方的な意思表示でしかなく、そのことから、ミズーリ号の船上における「降伏文書の調印」の日である9月3日が正式な「戦争終結日」ということをいう人も少なくない。ちなみに、ロシアが北方領土をすべて占領したのは、9月8日であるということからロシアだけは「終戦日」としているのである。

もう一つの違和感は「対日戦勝記念日」が「第2次世界大戦終結の日」となったことも何か意味がないのか。つまり、旧ソ連は、本来は日ソ不可侵条約を結んでいて、そのことを条約を破って戦争を開始したという歴史がある。そのことを「第二次世界大戦」とすることによって、日ソ不可侵条約の事を巧妙に隠しているということになるのである。

そしてその「戦争記念日」に合わせて行われた「東方経済フォーラム」ではまた興味深いことを言っているのである。

「われわれは軍事作戦を始めたのではなく、(2014年以来の危機を)終わらせようとしている」と主張。<上記より抜粋>

、欧米の制裁が「全世界に脅威をもたらしている」と発言。食料輸出国ロシアを標的とすることで「人道危機につながる」との持論を展開した。<上記より抜粋>

ようするに、2014年のクリミア半島併合そのものに関して、そのことの正当性、およびそこからのウクライナによる奪回戦争(いわゆる「ドンバス戦争」)が全く見えていないということになるのではないか。クリミア半島併合は「正当性があり」その正当性のある行為に対して宇倉永反抗してきたので、それを排除しているというような論理である。当然に「原因」があるから「結果」があるのであり、そのことを無視して物事が理解できるはずがない。欧米による経済制裁は2014年から継続している者であり、そのこと自体を誤魔化している呂いうことがおかしいのでないかということになる。その原因行為を異なって主張するということ自体がおかしい。

また、それだけでは無く、そもそもは「ロシア系住民の保護」など他の事を主張してウクライナ侵攻をはじめ、その首謀者を「ネオナチズム」と言っていたはずだが、いつの間にか「欧米」我的であるというように変わってきている。

要するにロシアの戦争目的そのものが変わってきている呂いるということになる。そのように、「過去の記録」から、読み取るべき内容が少なくないのではないか。そして、そのことを北方領土で口にすること自体に「象徴的」なことを感じる。妻いr「クリミア半島併合」と「北方領土併合」を同一視し、ロシアはそのようなことが認めらrてあ国であるということを世界に宣言したことに過ぎない。もっと言えば、北海道などもそのようにしてとる意思があるということを示しているというのは、拡大解釈であろうか。それが拡大解釈であるという場合はなぜ、北方領土で軍事演習を行っているのであろうか。不合理的なセル名があってもおかしくないのではないか。

このようにして「陰謀を読み解き、そのうえで、対策を講じる」ことが重要なのではないか。

宇田川源流

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