「宇田川源流」【日本万歳!】 ごめん!普段とは違って他の日本人ではまねできないヒーローを書かせてくれ!

「宇田川源流」【日本万歳!】 ごめん!普段とは違って他の日本人ではまねできないヒーローを書かせてくれ!


 毎週月曜日は、「日本万歳!」をお届けしている。この毎週の連載のコンセプトは、海外で評価されている日本人のすばらしさを賞賛しながら、その内容を分析し、そして日本人の中に皆が持っている共通点や、日本人の生活習慣、日本人の国民性などを取り上げ、我々、普通の日本人の中にも同じ内容が「DNAのなかに書き込まれている」ということを再確認し、毎日の中で日本人全員が、少なくともこれ読んで、日本人を称賛しながらも、図分自身のことを誇らしく、また日本人を誇らしく感じられる、「日本人に生まれてよかった」と思えるような感覚を持っていただきたいという思いからこの内容を書いているつもりである。

そのために、「普通の日本人ではまねできないヒーロー」はここではあまり取り上げないつもりであった。しかし、本日はお盆でもあるし、また夏休みでもある。多くの人は、この文章を旅行先や帰省先で、または家でゆっくりしながら読んでいるのであろう。それならば、思い切って日本人の誇りではなく、「真のヒーロー」について書いてみてはどうだとうかと思ってしまった。また、自分で作ったコンセプトを壊してまでも書きたい人物が出てきてしまったのである。

大谷翔平である。

正直なところ、今、日本人がまねできない真のヒーローは大谷ではないかと思う。もちろん、今までの松井秀喜(私は巨人ファンである)やイチローもすごいし、その先駆者である野茂英雄は、凄かった。サッカーの選手であっても、また、デザインや文科系の人々の中にも素晴らしい人は少なからずいる。もちろん、まねしてやってみろといわれてできるような功績は一つもない。

しかし、それでも「一つの道を究めた」人々であろう。それに対して、大谷は「二刀流」である。今の世の中、なかなか二刀流を行うという人は少ない。いや、ほとんどいない。「スペシャリスト」がもてはやされる中で、「ゼネラリスト」ではなく「二つのスペシャリストを極める」ということがどれほどすごいことなのであろうか。

いや、今日は、個人的に大谷のすごさを書かせてほしい。

大谷翔平、104年ぶりの「2桁勝利、2桁本塁打」の偉業達成

 エンゼルスの大谷翔平が9日(日本時間10日)、アスレチックス戦に2番・投手兼DHで出場。

6回無失点でメジャー自身初の10勝目を挙げ、1918年のベーブ・ルース以来104年ぶりとなる2ケタ勝利&2ケタ本塁打(25本)の記録を達成した。

2022年8月10日 13時57分 livedoor

https://news.livedoor.com/article/detail/22652775/

 はっきり言って、大谷翔平にあったことがあるわけでもないし、また、その陰での努力などを知っているわけでもない。もちろん噂などでも聞いているが、そのような「伝聞」で見る話ではない。

過去の野球の偉人たちの伝説はどれもすごい話ばかりだ。例えば世界のホームラン王「王貞治」などは、素振りをするために畳が毎月張り替えなければならなかったという。それだけ何回も素振りをしていた。王貞治選手に800号ホームランの当時、「凄い数のホームランですね」と記者が聞いた時に「それを打つために、何回素振りをし、何回打ち損じがあったでしょうか。まだまだです」と応えた。その応えのすばらしさは、「結果」ではなく「過程」に何を考えるのかということが最も大きな内容になっている。王貞治は「努力」だけでなんと中るのではなく、そのほかにも「タイミング」「運」などさまざまな要素に「努力」が合わさり、そして、結果が出るということを知っていたのではないか。

要するに、真のヒーローというのは、努力や心がけだけではできるものではないということなのではないか。「神に愛された男」というような言い方がある。実際に、タイミングをつかみ、チャンスを見極め、運に見放されない、それだけの力があり、その上で、人並み以上の努力をするから、それ以上の結果が出るのではないか。そのように思うのである。

私が音楽部であったことは、結構な人が知っている。音楽の用語で「素人が効いてうまい人、玄人が聞いうま旨い人」という言葉がある。音楽というのは努力である程度までは誰でもできる。人並み以下というのは、よほどの生涯がない限りにおいて、努力不足ということになる。そして、その人並み以上のところまで、人間は努力を重ねることで何とでもなるのである。しかし、それはアクアンでも「素人が聞いてうまいひと」出しかない。要するに、プロの耳はごまかせないのである。これに対して「玄人が聞いてうまい人」というのは、ある程度練習をしているのは当然のことで、それ以上の才能とか、何か天才的な動きとか、そういったものが存在するものなのである。そのことが見えていなければ、音楽をしっかりと聴くわけにはいかない。うまい人というのは、本当にうまい。それは練習しないでもうまいのだが、その人が本気で人並み以上の練習を氏、努力をしたらどうなるのか。天才というのは、「努力や練習も天才」なのである。

さて、大谷はそのような人物なのである。つまり、「玄人が見てうまい人」であり「努力も練習も、そして結果も天才」であり、なおかつ「運をつかみ、なおかつその運に謙虚に接することのできる人」なのである。申し訳ないが、我々「常人には理解できないヒーロー」なのであろう。

そして、その常人には理解できないヒーローというのは、常に「笑顔」である。

これだけは共通している。昭和の大横綱千代の富士も、王貞治も長嶋茂雄も、サッカーの三浦知良も、柔道の山下泰裕も、皆「笑顔」である。努力は厳しいはずであるし、また、結果が出なければ苦しいはずである。しかし、ヒーローの印象に残るのは「笑顔」名のではないか。どんなに苦しいときも、自分を見ている人々に勇気を与えるのは、笑顔である。結果ではなく「笑顔であること」が「余裕を見せる」ことになり、そして、その内容がすばらしい次の結果を生むのではないか。

大谷翔平を見ていると、笑顔のすばらしさ、そして、日本人の持つ笑顔の力を感じさせることがある。まさに、その笑顔こそが、本当のすばらしさなのではないか。日本人の多くの人に見せる余裕、それこそ、真のヒーローである。苦労、や努力は見せない自分の苦しさを見て楽しむのではなく、時分に接する人には常に楽しい気持ちでいてもらう。苦労は自分一人で背負いこむ。それが、本当のヒーローなのであろう。

今の日本人の中に大谷のように、どんな分野でも、デスクワークでも、そのようなことができる人がいるであろうか。どんなに苦労をしながらも、常に笑顔でファンと接し、そして、苦労をして、ゾーンに入った瞬間に、チャンスを江て結果を残す。

その結果が104年ぶり、野球の神様ベーブルースを超える二桁ホームラン、二けた勝利につないだのである。まさに「世界のエースで四番」なのである。

いや、少々熱く語ってしまった。私も、そのようにありたい。そう思う。

宇田川源流

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