「宇田川源流」 政治家が「性事家」になるときと「潮目の変化」

「宇田川源流」 政治家が「性事家」になるときと「潮目の変化」


 あす6月22日殻参議院選挙戦が始まるので、その前に様々な話をしておかなければならないのであるが、まあ、最も大きな話の中にあるのは、今回の「パパ活議員」であろう。

毎週毎週懲りずに「土曜日のエロ」をやっている私が、この事を「政治」のトピックとして挙げているのは、これが政治的に問題視されるところであり、なおかつ、この問題が政治的な課題を含んでいるということになるからに他ならない。

さて、ちなみに「政治家」が「性事家」になるのは、私自身はそんなに大きな問題があることとは認識していない。「土曜日のエロ」などでは、このような政治家の下半身事情においては「下半身に人格なし」という政治の格言を利用して擁護するときもある。まあ、昔から「英雄色を好む」として、ある意味で、英雄の色好みというのは肯定されていると言ことになる。公の場で、強く正しくあるという場合に、その分の「矛盾」プライベート部分でおの「ギャップ」というのはどこかで埋めなければならず、その「ギャップ」を産めるものとして「最も他の人から目に触れず秘められたこと」である「性的な欲求」ということから、そのギャップを開放すればよいということになる。はっきり言って性的関係で公の時にしっかりとした政治をしてくれるのであれば、別段大きなも内にすることではない。はっきり言うが、何もしないで、政治家として給料をもらい、実績もなく存在しているような税金泥棒と、プライベートで自分の甲斐性でギャップを埋めながら善政をしている政治家と、どちらがよいかといわれれば、当然に後者であろう。

ではなぜ今回のウような問題になるのか。一つは宇野宗助首相の頃から政治家の女性関係(現在ならば異性関係)の問題が、週刊誌で大きくとらえられるようになったということ。同時に、その内容が選挙においてかなり大きな問題になるということである。それは「英雄色を好む」ということがあるが、一方で「日本の政治家は英雄ではない」ということの国民の認識を表している。そのような話が「庶民目線」などという言葉になっているのであるが、しかし、孫なの簡単に庶民の目線と同じというような内容ではないということになるのである。

手切れ金を値切った生々しい報道も…吉川議員だけじゃない、パパ活疑惑の政治家たち

 自民党の吉川赳衆議院議員のパパ活疑惑が、物議を醸している。吉川氏は、18歳の女子大生と飲酒を伴う食事をしたのち、ホテルの部屋で過ごし、現金4万円を渡したと『週刊ポスト』(小学館)ならびに同誌のウェブサイト「NEWSポストセブン」に報じられた。報道を受け、吉川氏は離党している。

 今回のような若い女性とのパパ活疑惑が報じられた政治家は、吉川氏だけではない。

 米山隆一衆議院議員は2018年、新潟県知事時代に出会い系サイトで知り合った女子大生と定期的に会い、お金を渡し肉体関係を持っていたと『週刊文春』(文藝春秋)に報じられた。米山氏は独身であったが、金銭を介して女子大生と男女の関係を持つのはやはり不適切なものだろう。報道を受け、米山氏は県知事を辞職している。

 自民党の小里泰弘衆議院議員は2019年に、『週刊新潮』(新潮社)に会員制ラウンジで知り合った女子大生と愛人関係にあったと報じられた。記事では女子大生が暴露する形で、手切れ金300万円を要求するも小里氏が180万円に値切った様子や、一晩に10万円の支払いがあったなど金銭事情が生々しく報じられた。小里氏は離党や辞職は行わなかったが、スキャンダルの影響か2021年の選挙では小選挙区で落選し、比例で復活当選を果たしている。

 白須賀貴樹衆議院議員は2021年、『週刊文春』(文藝春秋)に緊急事態宣言中に高級会員制ラウンジを訪問する様子が報じられた。この時に若い女性を伴っていたことから記事では「パパ活疑惑」と報じられた。報道を受け、白須賀氏は離党を表明。現在も議員を続けている。相手の女性は店の従業員のホステスであり、個人的な関係はないと釈明している。

 政治家の女性問題に関するスキャンダルは、これまでも幾度も報じられてきただけに懲りない問題であると言える。何より、年長者かつ議員という立場を利用し、若い女性と関係を持つのは考えものだろう。

2022年06月18日 07時00分 リアルライブ

https://news.nifty.com/article/domestic/society/12184-1697537/

 さて、今回の内容は、そのような政治家の下半身の話をするということではない。そうではなくこれが岸田内閣における「潮目が変わる」ひとつの「きっかけ」になるということにつながるのである。

実際に、今回の内容に関して、まずは「岸田内閣」ということがどういうことかということになる。岸田内閣というのは「菅内閣のアンチ」ということから出来上がった内閣であり、その後「何もしないので評判が良かった」というか「批判をする場所がない」ということになる。実際に「何かをやる」ということは、政治課題において最大で49%の反対になる。民主主義とはそういうもので、多数決で決めるということはそのまま51%の賛成があればそちらを行うということになる。つまり何かがあれば、必ず反対が出るということになる。しかし、「何もしなければ反対はない」ということになるのである。

早くから岸田内閣は「聞く力」ということを言うようになっている。つまり「聞く」ということは「初めに自分がやることはない」ということであり同時に「聞くだけで実行する力があるかどうかは疑問」ということにある。

逆に言えば、「聞く力」ではなく「聞いた後に実行する力」が必要であり、政治家に必要なのは「決断する力」なのである。

明日からの参議院選挙で、事前の内容は自民党の獲得議席数が、私が見た中では最大が64議席などということになっている。自民党に投票するというものは50%を超え、内閣支持率も60%に近いものであった。

しかし、それは「何もしないことで批判がない」ということから行われていることであり、そこに「批判される事項」が入った時に、岸田内閣はどのように対処するのかということが重要になってくる。つまり「聞くだけ」なのか「決断する力がある」のか、いずれかがはっきりするということになる。

さて今回の事件、これが他の金銭的なスキャンダルや政策の内容であっても同じであったと思う。その「逆風」に岸田内閣はどのように対処するのかということが大きな問題になるのであるが、実際に今回何もしなかったそのことこそが「何もしない」という批判そのものであった。

さて、この吉川議員の件における岸田内閣の対処は、結局「何もしない」という結論であるということが明らかになった。これで自民党内においても岸田内閣に問題視をする人が増えてくるのではないか。

野党が弱い。そのことは見えている。ではその時に内をしなければならないのか。与党の人々は、そのことを動かなければならない。

宇田川源流

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