「宇田川源流」【土曜日のエロ】 犯罪の最先端化と対策や法律の事後制定ということの犠牲になる「高校生」
「宇田川源流」【土曜日のエロ】 犯罪の最先端化と対策や法律の事後制定ということの犠牲になる「高校生」
今週も「土曜日のエロ」の日になった。エロの話というのは人間の本質になるということにある。その本質なのであるが、その本質は「人間が全て持っている」のである。人間はなぜか、全て同じであるが自分の本質を知られることを恥と思う。「見透かされている」ということに恐怖を感じるといった方が良いのかもしれない。人間というのは、なんとなく「社会性」と「秘匿性」のバランスで成り立っているので、全てを後悔してしまうということでは、話位ならないということになるのです。
さて、そのような基礎知識を得たうえで、まずは今週のニュースを見てみよう。秘匿性ということでいえば、海の下に沈んでいた「KAZU1」が上がってきた。少なくとも24人が犠牲(12人は行方不明)になった「事故」または「事件(過失致死の疑い)」の証拠物件であり、その内容を全て鑑識や調査が終わるまでは保全しなければならないと言ことになろうと思う。しかし、遺族または行方不明の家族に関してみれば、それはそれで、少しでも手がかりや遺品がないかというような感じになってくることは、人間の情として理解できるものである。
実際に「故意に事故を起こした」というような話ではないものと思われる。しかし「事故防止のためにやるべき義務」を怠った場合は「不作為犯」として犯罪に問われることになるのが日本の法律である。そのように考えた場合は、その内容をいかに考えてゆくかということ、そしてその不作為の責任がどこに存在するのかということが大きな問題になってくることになる。この辺が自然災害とは全く異なることといえるのではないか。
さて、その他の出来事とすれば、昨日の陰謀説の所にも書いたが、エリザベス女王の即位70周年の式典である。25歳で即位したエリザベス女王の式典なのであるが、かなり盛り上がっているようである。日本の天皇の場合はなぜか反対派が出てくるのであるが、イギリスはそのような人はいない。多くの人がイギリスに集まり、それを祝うのであるが、その経済効果は日本円で約1兆円といわれる。まさにそのようなことをしっかりと考えるべきなのかもしれないのではないか。
さて、その経済とエロといえば、今日はこんな話題を出してみたい。
“SNSヤミ金” 返済できない女子高校生に「裸の画像」要求も 専門家は「入り口がすごく低い」危険性を指摘
SNS上で「#お金貸します」などと呼びかけ、違法に金を貸し付ける「SNSヤミ金」。当時10代の女性3人に無許可で金を貸したなどの疑いで、60歳の男が逮捕されました。返済できなくなった女子高校生が、裸の写真を送ってしまう被害も…。
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女子高校生ら、当時10代の女性3人に違法に金を貸したなどの疑いで、岩坂健容疑者(60)が逮捕されました。岩坂容疑者と面識のない女性たちを結びつけたものは、“SNSヤミ金”です。
警視庁によると、岩坂容疑者は、無登録にもかかわらず、SNS上に「お金を貸します」という趣旨の言葉を書き込んで客を募集しました。3人のうち、当時17歳の女子高校生に対しては、1万200円を貸し付けた後、法定利息の約20倍にあたる2万2000円の返済を求めたということです。
さらに女子高校生が返済できないとわかると、岩坂容疑者は「裸の画像を送ってください」と要求し、自撮りの写真を送らせた疑いが持たれています。
SNSを悪用した違法な融資“SNSヤミ金”について、news zeroが調べてみました。Twitter上で「#お金貸します」と検索すると、その日だけで200件以上ツイートされていました。 “お金貸します”や“個人融資”といった文言で呼びかけられ、一見すると“ヤミ金”かどうかはわかりません。
専門家は、SNSで手軽に検索できてしまう危険性を指摘します。
ヤミ金問題に詳しい ふくだ総合法務事務所 福田亮司法書士
「手軽なツールで、今日の困ったお金を借りられちゃうってところですよね。入り口がすごく低いってところが特徴としてあるんじゃないかなと。『私はいち個人の普通の市民で、ヤミ金ではありませんよ。安心してください』ってところから入って、実はお金が返せないとなると『職場に連絡しますよ』とか」
“SNSヤミ金”は、犯罪やトラブルに巻き込まれる危険性があるとして、金融庁も注意を呼びかけています。
調べに対し、容疑を認めているという岩坂容疑者は、「人とのつながりを持ちたくて、カネを貸し始めた。裸の画像を要求したのは、カネを返してもらいたかったから」と話し、他にも十数件、金を貸し違法な利益を得ていたとみられています。
(5月27日放送『news zero』より)
2022年5月28日 1時53分 日テレNEWS
https://news.livedoor.com/article/detail/22236577/
何の話からしたらよいのかということになる。そこでまずはエロの話ではなく経済の話から先にすることにしよう。
昔は、経済といえば、当然に「大人」の物であるということになる。本来厳密に言えば、契約ということは「成人」でしかできない。未成年の契約に関しては、親権者がそれを取り消すことができる。これを厳密に言えば、缶ジュースを自動販売機で買っても、それは「金銭と缶ジュースの機械を媒体にした所有権移転契約」であるから、取り消しが効くことになるのであるが、それでは経済は回らなくなるのであり、そのことから、「お小遣いという範囲内(これは社会的通念によって決まるとされている)の中であれば未成年であっても所有権移転契約(買い物)ができる」ということになっている。しかし、これが「社会通念上に決まるお小遣いの範囲」というのが大きな問題になる。
現在であればスマートフォンなどを子供が持つことは普通になっており、その契約料は数万円になる。それだけでは無くそのネットの中から様々なものの買い物ができるようになってしまうということになるのであるそのように考えると、高校生や中学生などがボーダレスで契約や資本主義契約が行われることになるということになるのではないか。
さて、その資本主義契約の中に未成年が組み込まれるということになると、それに対して保護対策が行われるようになる。しかし、ITに関しては、当然に高校生などの若者の方が私のような年寄りよりも非常に器用に扱うことになる。その為に、大人が設定した保護政策を子供はいとも簡単にクリアしてしまうということになるのである。
その為に、高校生などはノーガードで資本主義経済の中に組み込まれてしまう。当然に、欲望(物欲)に負けてしまう場合には、当然に金銭が足りなくなる。親権者が身近にいて借りることができればよいが、通常は子供は、その親権者に怒られることを避けることになるので、自分で金銭を都合しようとする。
そのような事情が分かっていれば、当然い「高校生など未成年がとっつきやすいボーダーの低い対策」ということになるのではないか。
その内容が「SNSを利用した金銭の貸し出し(金銭消費貸借契約)」ということになり、その担保として「価値のあるもの」つまり「ヌード写真」ということになる。っまあ、大人は狡猾であるからそのようなことになるのである。
SNSを悪用した違法な融資“SNSヤミ金”について、news zeroが調べてみました。Twitter上で「#お金貸します」と検索すると、その日だけで200件以上ツイートされていました。 “お金貸します”や“個人融資”といった文言で呼びかけられ、一見すると“ヤミ金”かどうかはわかりません。<上記より抜粋>
さて、SNSの情報のリテラシーをあまり考えないというようなことが、このようなところにも出てくる。そのことから、大きな問題が様々に生じることになることは間違いがない。
手軽な方法で相手を信用させたうえで、そのうえで未成年に金銭を貸し出すということになるのであるから、大変困ったものである。当然に上記の記事では貸した方が逮捕されるということになったが、しかし、別に考えればそのように安易に金を借りてしまうようにした子供たちやその危険性を言わない親権者や学校は、何も感じなくてよいのであろうか。
エロはこのようなところでも使われてしまうのである。
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