「宇田川源流」【日本万歳!】 日本に数多くある「温泉」で腸内細菌が活性化して健康になるという研究
「宇田川源流」【日本万歳!】 日本に数多くある「温泉」で腸内細菌が活性化して健康になるという研究
月曜日は「日本万歳!」をお届けしている。毎週、日本の素晴らしいことや日本に関する研究などの成果をここに報告し、そのうえで日本の酢旗示唆などに関して、様々な論評をしようと思う。もちろん、日本の論文などを扱うのだが、当然に似たような研究をしている場合もある。その場合も、この連載では日本だけを取り上げ日本の素晴らしいことを報告したいと思う。「偏向している」「贔屓している」といわれることもあるが、基本的にそのことを気にする気は全くない。何よりも、私自身日本生まれ日本育ちの日本人であり、日本と日本人を好きであり応援することに、特に理由などはいらないのである。
さて、そのようにして日本のすばらしさを書いてゆくのであるが、それは、日本人の「生活習慣」や、日本人の「基本的な考え方」に属するものであり、日本であれば、誰であっても大なり小なりに多様な生活習慣や考え方を持っているということになる。つまり、ここで上げた日本のすばらしさや、日本人的なヒーローというのは、実はこれを読んでいるまたは、この文章に接していない場合であっても、日本人一人一人が同じ要素を持っているということであり、当然に、題材は違うことであっても、日本人全体をほめたたえているというものであり、同時に応援している者であるというように解釈してほしいものである。
なお、この連載に関しては、ところどころから反論などがあるが、来年も何とか続く限り続けてゆきたいと思っているので、そのようにお考えいただきたい。特に、日本人の中に日本人をほめること、日本人のすばらしさを否定するような人々がいることを非常に残念に思うものである。なお、同時に、本文は別段外国人が自分の母国を応援し、また讃えることを否定するものでもない。私が日本人で日本の事を好きであるのと同様に、外国人が自分の母国を好きであることに関しても理由はいらないし、またその内容を我々が否定する必要もない。日本人は、日本に対して敵意を持った言論や日本を否定する態度に対しては、激烈に反対し復讐をするものであるが、しかし、別段外国人が自分の母国を湛えているだけであれば、それは否定する必要はないと考えている。
温泉入浴で腸内細菌に変化 九州大、別府での研究を中間報告
温泉の免疫効果を大分県別府市などと実証研究している九州大は15日、治験者40人のデータを基に「温泉には特定の病気のリスクを下げる効果がある」とする中間報告を発表した。来春までに計100例を集め、国際的な学術誌へ論文を発表するという。
九州大都市研究センターや九大別府病院の医師らの研究グループは人の腸内に住む膨大な種類の細菌に着目。日本人1万8000人の腸内の細菌環境のデータベースを活用した検査キットで、かかりやすい病気のリスクの数値化ができるという。
実証研究では、入浴の前後で、どの細菌がどう増減するかを調べるため、治験者40人には初日に採便、採血、採尿した後、指定の温泉に毎日入浴してもらい、1週間後に再び数値を計った。
その結果、別府温泉のうち単純温泉に入った男性グループは痛風と過敏性腸症候群のリスクが、硫黄泉だと肝臓病のリスクがそれぞれ1割以上減った。単純温泉に入った女性らはぜんそく、肥満のリスクが1割以上減った。塩化物泉、炭酸水素塩泉に入ったグループも別の複数の病気のリスクが減ったが、1割には届かなかった。
同センター長の馬奈木俊介教授(都市工学)は「泉質別、男女別、入浴時間の長短の違いで、特定の腸内細菌の増減の傾向の違いがはっきりと数値に出た。100例を超えてデータが増えていけば世界的に注目されるはず。別府市内の各温泉別に健康への効果の違いが医学的に証明できれば、長期滞在者も増える」と話した。【大島透】
2021年12月16日 6時0分 毎日新聞
https://news.livedoor.com/article/detail/21361531/
さて、今回は温泉に関する内容である。日本の温泉文化は非常に世界で知られていて、世界でも、好きな人が少なくない。もちろん他の国にも温泉はある。中国にも温泉施設は少なくないし、また韓国にも一応温泉はあるドイツなどはヒトラーが温泉を好きであったとして、ドイツの各地に温泉が残っているほどである。しかし、外国の温泉は「スパ」といわれて、水着を着用して入らなければならなかったり、あるいは、女性が入れないなどのことがある。実際位ヒトラーの温泉というのも「お湯の中に入る」ということではなく、「蒸し風呂」の部分が多かったりするので、日本のように、男女別でなおかつ裸で入るというようなところは非常に少ない。
さて「裸で入る」(裸で入ることができる)というのは、「裸(布)を着用していないくても安全」ということである。この「安全」というのは、一つは襲われることが無いという物理的な安全ということもあるが、同時に、「細菌的な安全」つまり「風呂そのものが清潔である」ということが挙げられる。上記にすこし「女性が入ることのできない風呂」というのがある。それは、男性が多いとか、襲われるというのではなく、女性が生理中などに入浴してしまい、そのことによって健康を害したり、場合によっては伝染病などが蔓延する可能性が高く、そのことから女性はサウナとシャワーしかないというような国(どの国かは察すると思うが)もあるということになる。日本の場合は、日本人自体がモラルが高く、また、清潔を自分たちを保っているということもあるので、もしも間違って入ってしまった場合といえども、健康を害するなどの問題が少ないとされているのである。
要するに日本の温泉は「清潔でなおかつ安全(襲撃されないという意味で)」ということになる。その「清潔で安全な温泉」が、科学的・医学的にも健康に良いということが証明されたということになる。
もちろん、温浴効果という言葉があるように、身体は温めれば、その温めた内容によって細胞が活性化し、そのことによって健康を維持できる。その健康の維持は、そのまま別な再生産につながるということになるのである。逆に言えば、温泉や温浴効果を安全に提供できることが、日本の生産性の高さと、同時にストレスをあまりためることのない日本人のすばらしさを構成しているということになるのである。そういえば、武田信玄などもそうであるし、弘法大使もそうであるが、日本で尊敬され、なおかつ偉大であるとされている歴史上の人物は温泉を掘り当てたり、温泉を愛している。そのような意味で温泉によってストレスを介抱していたことから、偉大な功績を残せたのではないだろうか。もちろんこれも推測であるが、今回のような論文が出てくれば、そのような「歴史上の人物と健康」というような研究も見えてくるのではないか。
温泉というものがあり、また、それを楽しめる文化があることが、日本人のすばらしさの一つの要因なのかもしれない。コロナウイルス禍が明けたら、ぜひ、温泉に行きたいと思う。
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