「宇田川源流」 とりあえず公示もあったので一応自民党総裁選について書いておくことにするがあまり乗り気ではない
「宇田川源流」 とりあえず公示もあったので一応自民党総裁選について書いておくことにするがあまり乗り気ではない
9月17日に自民党総裁選の公示があった。そこで河野太郎ワクチン担当大臣、岸田文雄元政調会長、高市早苗元総務大臣、野田聖子幹事長代理が、それぞれ規定により各々20名の推薦人をつけて立候補を行った。9月29日に国会議員1人1票の「国会議員票」383票と、全国の党員・党友による投票で配分が決まる「党員票」383票の、合わせて766票の投票によって決められる。これを先に上げた四人の候補で争い、そしてその過半数を取れる人がいない場合、上位二名で決選投票というような形になります。決選投票は国会議員1人1票の「国会議員票」383票と、各47都道府県に1票の430票で争われることになる。
これに対して各派閥の支持と各派閥の人数はこのようになっている。
細田派 96人 岸田候補か高市候補
麻生派 53人 岸田候補か河野候補
竹下派 52人 自由投票
二階派 47人 一回目は自主投票 二回目は結束
岸田派 46人 岸田候補
石破派 16人 自由投票
谷垣派 17名 岸田支持
石原派 10人 自由投票
無所属 46人
さてこのような状況を見て、しっかりと物事を予想しろという。そのうえ、各マスコミの支持率調査というのは、それが本当かどうかわからないが、河野太郎氏が最も高いというようになっているのである。
さて、まともな話をして、9月29日が終われば、新しい自民党総裁が選ばれ、そのうえで、その総裁が10月4日に予定されている特別国会において首班指名され、新たな内閣を編成する。そのうえで解散総選挙かあるいは任期満了による総選挙が行われ、今度は野党と戦わなければならない。つまりは、今回の総裁選は、11月にあるであろう(現在11月7日投開票と言われているが)操船kひょの顔を選んでいるということになる。そのために支持率というのは多少は関係があるが、しかし、菅首相などに比べればよくなるということなのかもしれない。
いずれにせよ「自民党の総裁選」は、その後総選挙で一致団結をしなければならない。その意味で言えば「中で相手候補を批判している人」、それは政治家であっても、また支持者であってもネットの言論であっても、その人々は、批判を差し控えるべきであろう。小泉進次郎氏などは「引きはがしがある」などということを言うが、選挙なのであるから当たり前であり、それを止めるだけの魅力が自分の候補にはないということに他ならない。つまり、そのような批判をすること自体が「ルール違反」なのである。
自民党総裁選、4候補は所見発表演説会で何を語ったのか
次の首相の座を争う自民党総裁選が17日、スタートした。
河野太郎行政改革担当相(58)、岸田文雄前政調会長(64)、高市早苗前総務相(60)、野田聖子幹事長代行(61)が立候補し、党本部で演説会に臨んだ。4氏の主な主張をまとめた。
河野氏は冒頭、「政治を通して人と人が寄り添う、ぬくもりのある社会をつくりたい。それが私のゴールだ」と訴えた。
初当選以降、「世の中を便利にし、新しい価値を生み出すことを邪魔している仕組みやシステムと徹底的に戦ってきた」と主張。新型コロナウイルスのワクチン接種について、担当大臣として1日100万件の目標を達成したことなどを挙げて、「河野太郎の実行力に任せていただきたい」とアピールした。コロナ禍でテレワークが進んでいるとして「今までの東京一極集中を逆回転させる。全力を挙げてやる」と語った。
また、再生可能エネルギーへの投資を政府が率先するとし、「いつの日か、再生可能エネルギー100%も絵空事ではない」とした。経済については「アベノミクスで大きく動いたが、残念なのは賃金に波及しなかった」と指摘した。企業が社員の賃金を上げれば「法人税の減税をする」と語った。年金制度改革も「守るべきは年金制度ではない、将来の年金生活だ。一番、今やらなければいけないこと」と述べた。
自らが国のリーダーになった場合、「これができたらいいよね、というものがあったら、積極的に手を伸ばしていく。国民一人ひとりが、自分もできるかもしれないと少しずつ手を伸ばしたら、いろんなものがつかめる。いつかは星に手が届くかもしれない。皆がそう思ってくれる日本を作りたい」と語った。
岸田氏は、昨年の総裁選で菅義偉首相に敗れたことを「力不足だった」と振り返りつつ、「今回は違う。いまの時代に求められているリーダーは私だと強い確信を持って立っている」と語った。
いまは丁寧で謙虚で寛容な政治が求められているとし、「様々な意見に耳を傾けつつ、一歩一歩より良い社会を作っていくことが、保守の精神だ」と訴えた。
自らが総裁になった場合、まず党改革に着手するとし、党役員への中堅若手の登用や、総裁を除く党役員任期を1期1年連続3期までとすることを掲げた。
コロナ対策は、「ウィズコロナを前提に従来の季節性インフルエンザと同様、従来の医療提供体制のなかで対応可能のものとする」と述べた。さらに将来の感染症危機に備えて、司令塔機能を持つ「健康危機管理庁」を設置するとした。
コロナ禍で格差が拡大したとして、経済政策では、成長と分配の好循環が大事だと強調。成長分野では「民間企業への投資、産学官連携の科学技術とイノベーションを政策の中心に据える」と述べた。「中間層の拡大に向けて分配機能を強化し、所得を引き上げ、令和版所得倍増をめざす」とも語った。
高市氏は「日本を守る覚悟と未来を開く覚悟を胸に、総裁選に立候補した」と語った。「国の究極の使命は国民の生命と財産を守ること、国家の主権を守り抜くことだと考えている」と強調し、「私のすべてをかけて働くことを誓う」と述べた。
「保守」層を強く意識し、「新しい日本国憲法の制定について力を尽くす」と訴えた。「日本は今を生きている私たちだけのものではない」とし、「伝統文化を育み、時には尊い命をかけて美しい国土と家族を守って下さった祖先たちの国でもあり、これから生まれる子どもたちの国でもある」と語った。
経済政策では金融緩和や機動的な財政出動、自然災害などへの危機管理投資や成長投資を行い、「物価安定目標2%の実現をめざす」。アベノミクスの継承を前面に出した。
中国の海洋進出への対応として海上保安庁法の改正や敵基地の無力化に向け「可能とする法整備を行う」とも述べ、防衛関連予算の増額を目標に掲げた。新型コロナ対策として「国産ワクチン、国産治療薬の早期開発」などを挙げた。
野田氏は立候補の理由について「党の多様性を示さなくてはいけない」と説明した。ほかの候補の主張は「日本の未来を担う子ども、女性、高齢者や障害者という社会的弱者、介護政策や貧困の格差など、『小さき者』や『弱き者』をはじめ、人の暮らしが見えない」と指摘した。人口減少は「国家の危機」とし、経済対策、安全保障の問題として扱う考えを示した。
「『党改革を叫ぶ前に、自民党の力でもっと世の中を良くしてほしい』と願う国民感覚とずれが生じている。まずは反省と検証が必要だ」と主張し、その一例として、議員定数の大幅削減を挙げた。
政策では、新型コロナ対策が最優先とした。「早期発見、早期治療の徹底が必要」とし、自宅療養ではなく臨時の医療施設で重症化を防ぐとした。感染防止のため経済活動を制限する場合は、「会社員はもちろん、パート、アルバイトなど、すべての働く人に現金の一律給付を行う」と主張した。
また、子ども主体の政策を成長戦略にし、その司令塔として「子ども庁」を設立する考えを示した。女性の社会進出も加速させるとし、「野田内閣の女性閣僚は全体の半分になるようにめざす」とアピールした。
さらに「近年、公文書の廃棄、隠蔽(いんぺい)、さらには改ざんという問題が相次いで起こっている」とも指摘した。「公文書は民主主義の根幹。勝手に廃棄されたり、どこかへ消えてしまうというのは非常に由々しき問題だ」との見方を示した。党に公文書の取り扱いの不透明さを解明するチームを設けるとし、「必要に応じて必要な調査をし、しっかりとした政治制度を作る」と述べた。
2021年9月17日 22時13分 朝日新聞デジタル
https://news.livedoor.com/article/detail/20886335/
さて、今回は新聞の記事が長いので、あまり後ろを長く書くつもりはないし、またここで総裁選挙をあまり詳しく書いて、その予想などを書く気にもなれない。まあ、自分なりに予想はしているので、それは親しいジャーナリストなどには伝えている。それが当たるかどうかは全くわからない。しかし、そのように読むことのできる「中身」はなかなか興味深い
今回、上記に書いたように、岸田派以外は派閥の拘束がない。つまり、今回の内容は、様々景の動きはあるにしても、少なくとも派閥の拘束はないというような話になり、それは「政策」や「自分の実力」がしっかりと表に出た結果ではないかということになる。政策が少なくとも自民党の人々に受け入れられるのか、そこはかなり微妙な所であろう。落ちた人の場合、「訴え方が悪い」と考えるか、または「訴えが足りない」と考えるか、または自分の主張が悪いと考えるか、いずれかであろう。
また、今回の内容で「派閥」がどのようになるのかもなかなか面白い。派閥が自由投票にするということは、一つにまとまれるだけの話が少ないということになる。すべ手の派閥の領袖が複数の支持者を持っているということになっていて、その内容をどのように見ているかということになるであろう。その内容をどのようにするのかということを見なければならない。
いずれにせよ、今回の内容は、「選挙が終わった後」その内容を振り返ってみるべきであり、今話すべき話ではない気がするのである。
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