「宇田川源流」【土曜日のエロ】 箱根駅伝の選手が「未成年とみだらな行為」をしたといわれる「デート」とは

「宇田川源流」【土曜日のエロ】 箱根駅伝の選手が「未成年とみだらな行為」をしたといわれる「デート」とは


 今週も土曜日のエロの日になった。まあ、毎週よくエロのネタが尽きないと思う。それでもエロの事件というのは全くなくならないのではないか。

 今週の大きなニュースは、やはり「緊急事態宣言の延長要請」ではないか。沖縄県が遅れて緊急事態宣言になったその期間が6月20日であるということを聞いた瞬間に、他の都道府県もすべて6月20日に延長するということはなんとなく読めていた。

そもそも、「政治家」と「専門家」という人々がこの緊急事態宣言を決めている。都知事であろうが、首相であろうが政治家であることは間違いがないし、また、医者も学者も専門家である。いずれにせよ「企業関係者」や「国民の声」というのがそこに反映されているとは限らない。

 このようなことを考えるといつも思い出すのが、映画「シン・ゴジラ」の、ゴジラが出てきたときの専門家会議の描写である。

まあ、あそこまでひどくはないものの、実際に、「世間から批判を受けない」などの事が先走ってしまい、また「責任を負わない」ということから、「対策の過激化」「対策の先鋭化」に繋がってゆくことになる。このことは菅直人首相の時の3・11の対策委員会が、官邸で21の会議体ができ、結局何も決まらなかったのと同じである。はっきり言って、決断できる人がいなければ、何も決まらないで、なし崩し的にどんどんと過激な方向に向かってゆくことになる。

 まあ、そのような感じになると何が起きるのか。

 単純に、皆が我慢するようになる。問題が「我慢に耐えられない」ときに「自分より弱いものに矛先が向かう」ということになるのだ。その内容が「ハラスメント」や「わいせつ事件」に向かうのはそのような感じになる。

もちろん全員がそのようになるわけではないし、また、そのような感覚になる方がおかしいのであるが、しかし「本人が弱い」人は、自分が頑張るために、自分より弱い人を探す。そして、その人を見て自分はまだましと我慢するのであるが、それだけではなく、それでも社会に押しつぶされそうになった場合は、最終的にはハラスメントなどに向かう。わいせつ事件が多いのは、一つには報道が他に事件を持ていないということになるのだが、もう一つには、そのような「社会的な我慢に耐えられない、本当は弱い人がわいせつ事件に動く」というようなことがあるのではないか。

 ただ、わいせつ事件を起こした人が、必ずしもそうではないのかもしれないという事件が発生した。


駒大の箱根駅伝ランナー、17歳にみだらな行為をした疑いで逮捕

 18歳未満の女子高生にみだらな行為をしたとして、神奈川県警は19日、駒沢大学4年、石川拓慎(たくま)容疑者(21)=東京都世田谷区鎌田3=を県青少年保護育成条例違反などの疑いで逮捕した。石川容疑者は陸上部で2021年1月の箱根駅伝にアンカーで出場して区間賞と好走し、トップだった創価大を抜いて総合優勝に貢献した。

 逮捕容疑は20年12月20日と21年1月17日、川崎市多摩区と世田谷区のホテルで、相模原市に住む当時高校2年の女子生徒(17)が18歳未満と知りながら、みだらな行為をしたとしている。「18歳だと思っていた」と容疑を一部否認しているという。

 少年捜査課によると、2人は20年10月、スマートフォンのマッチングアプリを通じて知り合ったといい、生徒は当時、18歳と偽って登録していたという。

 駒大広報課は「報道で知ったばかりでコメントできない」としている。

2021年05月19日 12時35分 毎日新聞


 さて、あえて皆さんに聞きたいことがある。「私服を着て、化粧をした女性を見て17歳と18歳以上を区別できますか?」

 はっきり言っておくが、私はできない。もちろん18歳以上と書いているので、私に年齢が近い人(私は50代)ならば、何とかなる。それでも女性の年齢を当てるのはかなり難しいはずだ。例えば、銀座のクラブのホステスと一緒に酒を飲んでいて「実は未成年です」などということ(仮の設定です)を言われたとしても、基本的には「何かの冗談ではないか」と思い、少なくとも未成年の飲酒を勧めたなどとは思わないのではないか。

 人間というものは、相手の年齢、などの個人情報に関しては、基本的には相手の自己紹介を信用するということが大前提となる。そのうえで、話題の中などからその年齢をうまく推定して、さばを読んでいる場合はその嘘を見破るということになるのであるが、残念ながら、その話題もうまくやれば2~3歳くらいは、簡単にさばを読めてしまうということになるのである。

 芸能人などにおいて、年齢を詐称している場合は少なくない。何年かたって年齢を告白した時に「あれ、以前言っていたこととは合わない」と思うことも少なくないのではないか。まさにそのようなことが往々にして起こるのである。

 スマートフォンのマッチングアプリを通じて知り合ったといい、生徒は当時、18歳と偽って登録していたという。<上記より抜粋>

 まあ、17歳の女性が、そもそも18歳と偽ってネットのマッチングアプリに登録をした。もちろんこれが12歳などであれば「おかしい」と気づくのであろうが、17歳が18歳と偽っていても、それが気づかないかどうかはよくわからないのではないか。少し大人びた女性であれば、年齢などはわからない。同時に本人が18歳だといわれてしまえば、それ以上の詮索はできないのではないか。

 特に「女性にしつこく年齢を聞くのは失礼」というような感覚があれば、なおさらな事であろう。

 その状況で今回の事件を言うのは、少々酷なような気がする。同時に、この「年齢を詐称して登録した女性は被害者なのか」ということにもなりうる。そもそも「詐称」が罪にならないのかはかなり疑問だ。

有名人であるということから、なんとなくこの駒沢の石川君が悪いようになっている。このような所をしっかりと平等に判断できるようになることが「男女平等」につながるはずなのではないか。

宇田川源流

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