「宇田川源流」<現代陰謀説> 「天候兵器」という兵器開発の陰謀論が出てくる台湾と中国の関係

「宇田川源流」<現代陰謀説> 「天候兵器」という兵器開発の陰謀論が出てくる台湾と中国の関係


 金曜日は「現代陰謀説」をお届けしている。日本の陰謀論というのは、実に面白くできていて、「ディープステート」なる裏社会があって、その裏社会というか、まあ世界のフィクサーのような者(または団体)が世界を支配しているということになっているようである。しかし、それくらいの強力な金を持ち、なおかつ権力を持ち、まあ人間の欲をすべてかなえてくれそうな暖帯がありながら、その「ディープステート」内部の権力抗争や派閥争いというのは一切ないようになっている。まあ、絶対王政が世襲で何百年も世襲で続いていて、世界全体を支配しているかのような話だ。まあ、そのような話があれば、それはそれで面白いかもしれないが、実際に、内部抗争は一切ない世襲制か共和制か知らないが、内部抗争もない世界支配団体などは存在しないし、その存在自体が不自然なのである。まあ、内部抗争が存在しないというよりはそれが漏れ伝わってこないだけなのかもしれないが、あまりにも現実離れしているから、逆に「御伽噺」としては良いのかもしれない。同時に現実離れしているから、本物の陰謀を行ている人は誰も信じないのである。

 先日も、ある席で話題になったのであるが「ユダヤの陰謀というのはあるのか」と質問をうけたので、その場でウィキペディアのページを開けてもらった。その中に「教派」とあり、「正統派・超正統派・ハシディズム・現代正統派ユダヤ教・新正統派「トーラー・イム・デレフ・エレツ Torah 'im Derekh Eretz:聖地の道と共にあるトーラー」(新正統派神学 Neo-orthodoxyではない)・保守派・伝統派(マーソルティー)・シャブタイ派(サバタイ派)・改革派・再建派・カライ派・フランク派・他にヒューマニズム・ユダヤ教 Humanistic Judaism、自由主義ユダヤ教 Liberal Judaism、進歩主義ユダヤ教といった教派がある。」と書かれている。まあ周防時期に行ってこれだけの派閥が全て統一して陰謀をしているということが現実的にあるであろうか。

 普通に誰が調べてもわかる話であるが、残念ながら日本の陰謀論を得意げに話している人々には、それくらいに事もわからないようである。

 さて、そんな陰謀論の中に「地震兵器」と「天候兵器」というものがある。今回はその話である。

台湾の水不足は中国の陰謀?台湾学者の主張が物議―中国メディア

 20日、中国メディアの観察者網は、台湾の政治評論家が「水不足は中国本土が『気候戦』を仕掛けているからだ」と発言したことを報じた。写真は雨不足で一部が干し上がった台湾の日月潭。

 2021年5月20日、中国メディアの観察者網は、台湾の政治評論家が「水不足は中国本土が『気候戦』を仕掛けているからだ」と発言したことについて、「台湾島内からも批判の声が出ている」と報じた。

 記事によると、台湾で15日に放送された政治討論番組で、政治評論家の呉嘉隆(ウー・ジアロン)氏が台湾で発生している干ばつについて「ある観察では、大陸の華北地域から台湾に南下してくるはずの前線が遮断され、梅雨が来ないため水不足が発生しているという。もしそうなら、人為的な操作があるなら、それは『気候戦』ということだ」と発言した。

 記事は、「呉氏の発言が台湾島内、中国本土の両方で注目を集めた」とし、台湾・中央大学の気候科学博士課程で学ぶ気象専門家・彭啓明(パン・チンミン)氏が19日にフェイスブック上で「梅雨前線は華北からくるものではなく、5~6月に台湾から北上して7月には華北や北海道に移動するというのは小中学生でも教わる。今年は現時点で長江中下流から華南、さらに日本に伸びた梅雨前線が活発になっていて、台湾への影響が少なくなっている」とコメントしたことを紹介している。

 また、台湾のネットユーザーからは「『気候戦』とは、いかにも民進党陣営が思いつきそうな言葉だ」「呉氏は映画の見すぎだと思う」「台湾には科学的根拠のない言論が充満していて、社会が混乱している」などの批判的な意見が出ている、と伝えた。

 観察者網の記事は呉氏について「中国本土ネットユーザーにはおなじみの人物」とした上で、3月に台湾産パイナップルの輸入を停止した際には「中国本土は握っている外貨が少ないからパイナップルの輸入を停止した」という分析をして世間を騒がせた、と紹介している。(翻訳・編集/川尻)

2021年05月21日 20時40分 Record China

https://news.nifty.com/article/world/china/12181-876826/

 さて、まず地震兵器である。地震兵器というのは無和差では様々あるが、基本的に、または現実的には不可能であるといえる。アラスカのハープなどがその地震兵器などということを言う人がいるが、どのようにして電磁波で地震を引き起こすことができるのか、全く見えない。まあ、陰謀論の人は、わからなくてもあるということを言うのであるが、まあ、強い事態人は信じればよい。実際に、四川省の地震やあるいは北朝鮮の核実験の後の揺れは、地震ということができる。しかし、1961(昭和36)年10月30日、旧ソ連が世界最大の水素爆弾実験を実施しました。この爆弾の正式名称はAN602。開発時のコードネームはイワン、爆弾の威力の大きさからツァーリ・ボンバ(爆弾の皇帝)であっても、ヒロシマ型原爆の3333倍であり、東日本大震災のエネルギーは31792倍、つまり概算ではあるが、過去最大の核爆弾の10倍のエネルギーが必要になるのである。ちなみにツァーリ・ボンバは、その爆発によって地軸がずれたといわれており、当然に地球環境そのものに影響が出てきたということになる。そのような地震兵器ができるのかということが大きな問題になる。

 では、雨を降らせるということはできるのであろうか。実際に、過去ロシアが雨を降らせたり、雲を消して晴れにするなどの事はしていた。空に薬品をまくことによってある程度のことができるということになる。

 問題は、それがどれくらいの効果が「持続する」かということになるのである。

 「ある観察では、大陸の華北地域から台湾に南下してくるはずの前線が遮断され、梅雨が来ないため水不足が発生しているという。もしそうなら、人為的な操作があるなら、それは『気候戦』ということだ」<上記より抜粋>

 まあ、この言葉のとおりであるとしても、低気圧や梅雨前線は大陸側からくるものではないので、なかなかこのようにはならないし、また四方が海で囲まれている台湾においてはその水分などは存在することになる。よってこの発想はなかなかその通りにはならないであろう。

 では、この話は、そのようなことではなく、台湾の人が常に「大陸い何か仕掛けられている」という意識があるということではないか。陰謀論というのはそのように見えており、何の理由もなく陰謀を仕掛けるということはない。そして「台湾の人が困れば、喜ぶのは大陸中国である」という基本が存在する。奇想天外の話があっても、その話そのものの信ぴょう性ではなく、その中の「潜在的対立関係」から他の内容を見てゆくのが良いのではないかということになる。それが陰謀を解明する第一歩なのではないか。

宇田川源流

「毎日同じニュースばかり…」「正しい情報はどうやって探すのか」「情報の分析方法を知りたい」と思ったことはありませんか? 本ブログでは法科卒で元国会新聞社副編集長、作家・ジャーナリストの宇田川敬介が国内外の要人、政治家から著名人まで、ありとあらゆる人脈からの世界情勢、すなわち「確実な情報」から分析し、「情報の正しい読み方」を解説します。 正しい判断をするために、正しい情報を見極めたい方は必読です!

0コメント

  • 1000 / 1000