「宇田川源流」<現代陰謀説> どこを掘削するつもりなのか?海底震度掘削の世界記録を後進した中国政府の野望

「宇田川源流」<現代陰謀説> どこを掘削するつもりなのか?海底震度掘削の世界記録を後進した中国政府の野望


 金曜日は現代陰謀説をお届けしている。陰謀そのものに関しては、日本の場合は陰謀論というと、その話を聞いて思考停止をする人が少なくないのであるが、それはそのままその結果を受け入れるということになるのであろうか。それも、陰謀論に関して言えば、どうもユダヤとかフリーメーソンとか、全く関係のない団体が出てきて、そこが黒幕であるかのような話をしている。まあ、そのような陰謀論をしていても、何の生産性もないのである。

 陰謀というものは、現在も行われている。なぜか、「陰謀論者」は現代の陰謀に関しては何も話していない。というか「昔の事だけをはなして、結果から、類推した妄想」を話しているのに過ぎないのである。そのために現在進行形の陰謀に関して、全く反応せず、何か結果が出てから、前から知っていたように話をするだけでしかない。ついでにいえば「何のために、何を目的にしてその陰謀を行っているのか」なども全く見えない。莫大なコストをかけ、様々なところを無理して、結局何をしているのかわからないような話しかしないのである。

 本来「知っていたのであれば、それを防ぐ」という行為をすればよいし、また、防ぐ必要がない陰謀であっても、そのことで変わる世界をよげんすればよいことであって、ことが鳴ってから陰謀であったと結果論を解説する必要は全くない。何かのメッセージがあるかのような話をする人も少なくないが、その目的が全く見えない。メッセージを残して、何をしたいのであろうか。

 このように考えれば、「現在日本に影響がある陰謀をどのように考え、どのようにその中の悪影響を防ぐのか」ということ、もっと言えば「敵国(仮想敵国を含め)のインテリジェンスに対して、どのようにカウンターインテリジェンスを仕掛けるのか」ということが見えていなければ、陰謀論を語る資格はないのである。

231メートル!中国の海底掘削機が海底掘削深度の世界記録を更新―中国メディア

 中国初の海底大深孔保圧コア掘削機システム「海牛Ⅱ号」が、南シナ海の水深2000メートル超で231メートルのコアを掘削し、世界の深海海底ドリル掘削深度の記録を更新した。

北京時間7日午後11時ごろ、湖南科技大学がリード役となり研究開発した中国初の海底大深孔保圧コア掘削機システム「海牛Ⅱ号」が、南シナ海の水深2000メートル超で231メートルのコアを掘削し、世界の深海海底ドリル掘削深度の記録を更新した。新華網が伝えた。

この深海試験の成功は、中国の100メートル以上の海底掘削深度、保圧コア掘削機能を持つ深海海底ドリル装備の空白を埋めた。また、中国の同技術分野がすでに世界トップ水準に達したことを示した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

2021年04月10日 09時20分 Record China

https://news.nifty.com/article/world/china/12181-874688/

 さて、ではどのようにして現在の陰謀を見抜くのであろうか。

 単純に「常識で考えれば、必要のないことを行っているときに、その結果と目的、またはさ精して得られる目的をどのように読み解くか」ということになる。単純に「他国を攻撃するためだけの武器」があるとする(通常武器は、他国を攻撃するものとそれに対して他国からの攻撃を防ぐということの両方の目的が存在する。敵を倒すということはまさに攻めよせてきた敵を倒すということも含まれるのである。しかし、今回は仮想の質疑なのでさえて防御に使うことができず、攻撃だけしか使えないという武器が存在するという前提を考える)。そのような武器があって、それを設置すれば、当然にその国はどこかの国を攻撃する意思があるということになる。ではどの国ということを考えるときは、その武器の射程範囲などから類推する。

 この方に考えて物事を見てゆくのが本来の内容ではないかということになる。

 では、今回の内容も同じで「中国が改定を掘削する機会を設置した」ということは、そのまま「掘削する意思がある」ということである。それが世界の記録を持ったということは「深い海での掘削作業」が考えられる。ここ間瀬考えれば、「中国は中国の領海内の掘削を目指ししている」ということを考える人が少なくない。しかし、それならば「世界一を目指す必要はない」つまり「最深度の掘削をする」ということを目指す必要はないということになる。なぜならば現在の状態で白樺ガス田など、様々なところですでに掘削を行っているわけであるから、その資源に関してはそちらから行えばよいということになる。

 つまり「海上からの深海掘削」ということは、その掘削を行うことによって何らかの行動を起こすこと、同時に、何らかの妨害があった場合には、その場から逃げることができるということを意味しているのであり、中国が狙っているのは「中国領海外」であるということが類推される。とうぜんにその中で「フィリピン」などではないということをみれば、日本の小笠原沖など、西太平洋、日本の太平洋側の掘削に目を付けているということを意味している。つまり「プラントを必要としていない掘削で資源が派入り、なおかつその事実をもって国際社会に対して既成事実を作る」ということを目指していることがわかる。

 このような記事を見ると「尖閣が危ない」ということを言う人がいるがある意味で、尖閣諸島が陽動作戦で、その本来の目的が太平洋の西側の日本のEEZ(沖ノ鳥島や南鳥島など)を想定しているとした場合、中国の潜水艦の動きや、資源、空母艦隊の演習などを総合的に勘案するべきではないかということになるのである。その場合、「中国はすでに尖閣に関してはある程度の工作が終わっており、同時に、都海峡など太平洋の出口も確保しつつある」というように見るべきであろう。

 ではその工作がどのように行ったのか?

 このようにして陰謀を見てゆかなければならないのである。

宇田川源流

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