「宇田川源流」<現代陰謀説> 「独身税」で少子化が解決できると思っている官僚の頭の固さとそれを逆手に取る「フェミニスト」の対立軸

「宇田川源流」<現代陰謀説> 「独身税」で少子化が解決できると思っている官僚の頭の固さとそれを逆手に取る「フェミニスト」の対立軸


金曜日は現代陰謀説。現代の中で渦巻く陰謀を解明して、なるべく多くの人にその内容を知っていただく、それだけではなく、その陰謀に関してできれば、回避する方法やその内容をそのままにした場合の日本への影響などをここで解明してゆきたいと考えているのである。

とこのようにかっこよく書いてみても、あまりその内容をすべて解明できているわけではない。実際に、ここにこのように「書かれることまで計算に入れて他の事をしている」可能性もあれば「敵の陽動作戦に乗ってしまっている」可能性もあるのだ。うまくつかめていたとしても、その解析が不十分で、全体像を把握できていない可能性もある。

そのようなことがなるべくないように、近現代史や、共産党思想史などを勉強し、ある程度の内容をしっかりと見ているのであるが、しかし、それでもそれが足りているのかどうか、全く見えないことが少なくないのである。まあ、陰謀を世の中で語っている人々は、その辺までの悩みがあるのだろうか。なかなか難しいところである。

さて、昨今は海外で起きた内容や、日本から遠い話をしてしまっていたような気がする。実際には「陰謀」はもっとみぢかなところで行われているのであるということをしっかりと見てゆかなければならないはずなのであるが、その辺のところがうまく表現できていなかったのではないかというような感じがある。

実際に海外のニュースが日本に入ってきて、結果が報道されるときには、そのいんぼうがすべてけつじつしているか、少なくともひと段落しているような内容になっている。日本の報道は、その内容やその向こう側をしっかりと見ているということはないので、事実関係だけをなんとなく、それもアメリカやEUの立場で出された情報を出しているだけである。その状況で物事を見た方がわかりやすい場合が少なくない。

では日本ではどうなのであろうか。

「独身税が導入されたら結婚する人が増える?」独身女性の疑問に反響 「ますますお金がなくなって結婚が遠のく」という声も

 「独身税」は日本にはない税制だが、ネット上でたびたび批判の的になっている。2017年には石川県かほく市で「独身税」を提案したと報道され炎上する騒ぎになった。実際には少し話題に出た程度だが、許せないと感じた人は多い。

 ガールズちゃんねるに3月下旬、「独身税について」というトピックが立った。トピ主は、

「結婚する人が増える(そして少子化解決?)と言われていますが、そうだと思いますか?」

「私は独身ですが、独身税がかかるから結婚しよう!とはならないです」

と訴え、独身税に疑問を呈した。つまり、「独身税をかけても結婚や出産を促す効果なんてない」という主張だ。(文:okei)

   「独身税のある国で子どもなんて作らない」

 この投稿には2000以上のコメントが入り、関心の高さがうかがえた。「海外に逃げるかな」「偽装結婚が増えるんじゃない?」をはじめ、多くが「独身税は少子化対策にならない」という意見だ。

「(結婚しようとは)なりません。ただでさえ独りだから老後のために、少しでも蓄えたいのに」

「独身の人のお金がますますなくなって結婚が遠のくじゃん」

「独身税のある国で子どもなんて作らねえ。産まれる子が可哀想だから」

 など、むしろ結婚や出産には逆効果だという主張が圧倒多数だ。独身者は子どもがいない分お金を自由に使えるイメージがあるが、そもそもお金がないから結婚できない人もいる。独り身だからと税金を搾り取られては、結婚どころか交際するお金すらなくなってしまう。

 「非正規雇用をなんとかしないと低収入から抜け出せない」など、そもそも非正規雇用で低収入の人が多い現状を改善しないと、「結婚できない・しない人は増えるだけ」という指摘もあった。家庭を持つには安定収入が重要なのだから、もっともな意見だ。

 他方、好きで独身や子どもがいないわけではないと切実な思いを綴る人もいる。

「税という名の罰金みたいだね。婚活うまくいかないでただでさえ辛いのに、そんなん取られたらこれ以上鞭打たんといてってなるわ」

「高い不妊治療して妊娠しなかったけど、それで妊娠しなかったからと更に税金まで取られたら悲しすぎる」

 「独身税」は、結婚しない・子どもを持たない自由を侵害する、既婚者と独身者との対立を生むなど問題点が多く、実際に導入されるとは考えにくい。かつて旧ソ連で実施されていたこともあるが、少子化対策の効果も確認されていないという。ただ、少子化が進む現在「こんな税金を取られかねない」という危機感が、どこかにあるのだろう。

   扶養控除、子ども手当のほか、"ご祝儀"や"仕事サポート"も独身税?

 他方、コメントには、「すでに独身税を払っているようなもの」という声も多数寄せられた。

「控除もないし、子ども手当や保育園無償化など恩恵受けれないので既に独身税払ってるようなもん」

「扶養控除って言い方変えたら独身税じゃね?」

 「控除」が多いほど税金を収める額は減るものだが、独身者には「配偶者控除」や「扶養控除」が無く、児童手当や保育、高校無償化などの恩恵もない。独身税という名目こそないものの、比較すれば重い税負担を負っている形だ。

コメント欄には他に、

「結婚や出産のたびにさんざんご祝儀ほぼ強制的に払わされてきたんだから。実質独身税はしっかり払い終わったと思ってる」

「既婚者出産するやつの分も仕事サポートしてやってんのにマジでざけんな」

という怒りの声もあった。

 「独身税」は、実際に導入されることはなくとも、話題にするだけで怒りや不平等感を加速させるようだ。結婚や出産は個人の自由のはずだが、"結婚しない、子どもを持たない"という選択や状態が、まだまだ多くの大人に生き辛さを感じさせる世の中ということかもしれない。

2021年03月30日 06時45分 キャリコネ

https://news.nifty.com/article/economy/business/12117-17319/

 陰謀を行うときには、その内容において「全く異なる」ということを言う。当然に、自分の野望や陰謀をそのまま表現するようなことはしない。そのために「なぜそのようなことをしなければならないのか」ということにおいて「誰もが反対しにくいところ」をいい、そのために、その行動が必要ということを主張する。当然に、その行動において「本来は異なる飛躍した解釈」や「定義や内容がしっかりしていない内容を決めつけれ伝える」ということが往々にして行われる。日本のマスコミが「単純に反政府だけしか報道せず、反自民というだけで下駄をはかせる報道をする」というのは、そのような、どこかの陰謀に与しているというように考えるのが普通であるし、本来は異なっていたとしても、海外から見ればそのように解釈されてしまうということになる。

 さて、現在の陰謀は単純に「敵国の国力を下げる」ということを目的とする。では「国力を下げる」というときに何をすればよいのか。

 ・ 経済力を疲弊させる

 ・ 生産力を下げる

 ・ 軍事力を弱くする

 ・ 人口を減らす

 と簡単に考えれば、このような感じになる。これを具体的な手段論になると「内戦を起こす」「反政府運動を行う」「政治不信を起こす」などというような形になるのである。このように書けば、日本がどれくらい「国力が下げられてきたか」ということがよくわかる。陰謀の最終目標が「国力を下げること」であり、その手段論として「戦争反対」そしてその戦争反対という多くの人が反対しにくい話をしたいうえで「軍備反対」という国防の権利を放棄する話をするのである。

 まさにこのような話をしていれば、だいたいの内容で見えてくるのではないかという気がする。

 では、この「人口を減らす」という場合は何をすればよいのであろうか。まさに「子供を産まなくする」ということがあり、それは「女性が高齢出産になるまで子供を産ませない」ということをすればよい。つまり女性の権利を拡充させればよい。「女性が個人主義になる」ということは、そのまま「個人で生きられる世の中にして子供を育てる義務感や責任感から解放する」ということになる。反対しにくいところで言えば「女性の社会進出」や「女性の権利」といい、「女性差別」を言うことを言えばそれでできることになる。本来、「子供を産んで育てること」と「女性を差別している」ということは、二律背反となるものではないはずである。しかし、そのことを言えば、また「女性差別」といい、議論することも拒否する姿勢を始めるのである。

 男性が子供を産めない以上、女性に対して子供を産んでほしい(誰のというのではなく、少子化という対策として多くの子供を産んでほしいという意味で)ということは、差別ではない。そもそも肉体的構造が異なるのであるから、それは普通なのではないか。病気などで埋めないという例外をここで持ち出すことは、あくまでも例外であり、それは原則が決まってから決める話であり、本来は、まずは原則を決める作業をしなければならない。

 そのうえで、「例外」または「本来は例外が適用されない人」にたいして何らかの措置を行うということが必要になる。

 日本では「この議論そのもの」ができず、国力が下げられてしまっている。そのうえで、「議論もできない」にもかかわらず「少子化問題」はかなり大きな問題になる。そのうえ「目的論」と「手段論」が全くうまく調整できていない。このような雰囲気をマスコミと野党議員によってつくられてしまっているということになる。

 まさに、その雰囲気作りが「陰謀」なのである。その結果、年金問題などになりまた「生産性が少ない」ということから「海外の人材を入れなければならない」という議論になる。つまり「陰謀的に外国が人を送り込む土壌を何年もかけて作り出した」ということになるのである。

 そのようなことに気付いている人はどれくらいいるのであろうか。

宇田川源流

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