「宇田川源流」 <現代陰謀説> コロナワクチンが出ていよいよコロナウイルスの責任論に移行する時の「資料」

「宇田川源流」 <現代陰謀説> コロナワクチンが出ていよいよコロナウイルスの責任論に移行する時の「資料」


 金曜日は「現代陰謀説」をお届けしている。陰謀論というと、どうもすぐに何か巨大な組織が過去にさかのぼって何かをしたというような話になってしまうのであるが、陰謀とは現代、いやこうしている今も何かが動いているわけであり、それが、遠い将来に何かの影響を与えることになる。その将来に影響を与え、取り返しがつかなくなる前に、しっかりと今のうちに「対処」しなければならないのではないか。本来陰謀を語るのは、「相手の諜報調略を見破る」ということが重要であって、過去のことを語って思考停止をするものではないはずなのである。

 どうも日本の「陰謀論を語る人々」は全くわかっていない。

 そこで、、少なくともこのようなことを語っている間にもしっかりと陰謀は動いているのである。もちろん、何から何まですべてを陰謀であるという気はない。しかし、明らかに陰謀として動いていることに関しても「単なるニュース」「政治的駆け引き」などとして、その背景を離さなかったり、明らかに関連しているニュースを全く別なニュースであるかのような報道を行ったりしている間に、どんどんと日本人はその陰謀的な考え方から切り離されてゆくようになるのだ。

 さて、そのような中でも「新型コロナウイルス」に関しては、様々な意味で「陰謀」が絡んでいることを見る人は少なくない。新型コロナウイルスが生物兵器であるのかというようなことから、中国の資本主義破壊の陰謀であるという説まで、様々な内容が言われていることはネット上で明らかである。

 その内容に関して、今回WHOが報告書を出したので、その「報告書」をめぐる内容を見てみなければならないのではないか。

コロナは動物介し人に感染、研究所流出の可能性「極めて低い」 WHO報告書

【AFP=時事】新型コロナウイルスの発生起源について中国・武漢(Wuhan)で調査を行った世界保健機関(WHO)の調査団が、ウイルスはコウモリから別の動物を媒介して人に感染した可能性が非常に高く、研究所から流出した事故説の「可能性は極めて低い」と結論付けたことが分かった。

 AFPは29日、調査団の最終報告書を正式発表に先立ち入手。これによると、調査団は新型コロナウイルスを中間宿主が媒介したとの説について「可能性が高い、または非常に高い」とみる一方で、ウイルスが研究所から流出したという説については「可能性が極めて低い」との見方を示している。

【翻訳編集】AFPBB News

2021年3月29日 17時32分 AFPBB News

https://news.livedoor.com/article/detail/19934859/

WHOコロナ報告書「中国が手助け」米国務長官が問題視

 ブリンケン米国務長官は28日、CNNのインタビューで、世界保健機関(WHO)が近く発表する予定の新型コロナウイルス発生源の調査報告書に関し「中国政府が明らかに報告書の執筆を手助けしたという事実がある」と指摘。

 「(報告書の)手法とプロセスに懸念がある」と語り、報告書の作成過程を問題視した。

 ただ、ブリンケン氏は調査報告書をめぐって「過去についての説明責任は必要だ」と語る一方、「我々は将来のために(感染予防対策の)より強力なシステムを構築することに焦点を当てる必要があると思う」と強調。感染拡大の責任追及よりも、新たなパンデミックが起きないように感染予防策に力を注ぐべきだという考えを示した。

2021年3月29日 10時9分 朝日新聞デジタル

https://news.livedoor.com/article/detail/19932364/

 アメリカのトランプ前大統領が、WHOの脱退を表明したのは、WHOのテドロス事務局長と中国のあまりにも親しい関係と、中国に忖度または配慮した内容ばかりで全世界に公平になおかつ、科学的に感染防止ということを全く行わなかったWHOへの不信感からであることは言うまでもない。トランプ大統領ではなくても、昨年の1月には「全く影響がない」といい、昨年1月25日の中国の春節で中国人の多くが海外に旅行し、それに世って取り返しがつかない状況になったのである。

 残念ながらWHOは、いまだにここまで世界中でパンデミックになり、なおかつ、これだけの数の犠牲者が出ているにもかかわらず、その責任を全うしていないのである。これはトランプ大統領でなくても怒り心頭であることは間違いがないし、また全世界で最終的には1000万人を超えるテドロス事務局長への辞任を求める署名が集まることも、頷けるものである。

 では「なぜWHO及びテドロス事務局長は中国に忖度するのか」ということを明確に、なおかつ、その背景まで合わせて内容を見た人はいない。もちろん一部の人々がそのことをネット上に出し、習近平と握手するテドロスの写真などを張り付けていることもある。しかし、それは「テドロス個人」であり、「WHO全体が中国の犬になっている」ということを示すものではないのである。

 では、今回、WHOが中国においてコロナウイルスの発生源について調査を行った。しかし、その調査報告書の一部を中国人が作っているというのである。

 さて、まあ中国ならばある意味でそれくらいやるであろうと思うが、これで「中国共産党の意向(金銭的メリット)が、WHO調査団の医師や科学者たちにもすべて蔓延している」ということを意味している。単純にテドロス事務局長の命令ではなく、何らかの脅迫または買収が行われているということを意味している。

 逆に言えば、「買収を行って、相手を篭絡しなければならない」という秘密があるということを示しているのである。そこまでありながら「そのような解説」ができていないということは、当然に「世界各国のマスコミもWHOと同じように篭絡されている」ということを意味しており、その内容があまりにもおかしな話になっているということになるのではないか。

 そのように「一つの行動」が「それが陰謀である」というのではなく、その行動の意味を探り当て「ということはこういうことも波及でわかる」というようにしてゆかなければ、陰謀は見抜けないのである。

宇田川源流

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