「宇田川源流」 マスコミが針小棒大に今まで報道してきたためにコロナウイルスが人々の中で「オオカミ少年」になってしまっている

「宇田川源流」 マスコミが針小棒大に今まで報道してきたためにコロナウイルスが人々の中で「オオカミ少年」になってしまっている


 11月28日から、コロナウイルスの感染「第三波」によって、東京および大阪、そして北海道に営業時間短縮要請が出された。もちろんGoToイベントのしばらく適用除外も決定された。GoToの中止に関しては、くには都道府県知事にその判断を任せるというような状況になっており、北海道の鈴木知事と大阪の吉村知事は、それに従って判断を行ったが、東京の小池知事はなぜかGoToは国に判断を任せるとして、はっきりしない対応をしているのである。

片方で医療従事者に感謝をするということもわかるが、しかし、一方で1億2000万人の日本国民の中で500人弱の重傷者(日本全体)で医療崩壊が懸念されるというのはかなり大きな問題ではないのかとも思う。もちろん、医療の現場などを湿地得るわけではないし、24時間間の管理が必要であるということもわかり、一人の重傷者に何人もの従事者が必要であるということも理解できる。ついでに言えば、コロナウイルスの治療が始まって映るのではないかとして辞めていった人も少なくないのであろう。しかし、そのような状況で、人口比のこの割合の重傷者において、医療崩壊の懸念というのはいったいどういうことであろうか。これは平時からの医療体制やその備えということで考えなければならないのではないか。

さて、平時のことを言っても仕方がないのであるが、しかし、そのようなことを言う人がいないので、あえてここで言っておかなければならないのではないかと思う。

さて、この自粛要請に関しては、その要請に協力した人に対しては東京都は月額40万円支給するとしている。また国としては雇用調整助成金の期限を来春まで延長するということを表明している。東京都としては、10時までは営業できるのであるから営業自粛を要請している時間帯の分の補填で済むと思っている。しかし、営業店としてみれば、自粛要請をした時点で客そのものが減っているし、人件費などの固定費はとても真名変えないという主張になる。

いずれにせよ、従えない人がいるというような人がいるということになるのである。

「大打撃、また要請か」=始まる時短営業に恨み節―大阪、東京の繁華街

 止まらぬ新型コロナウイルスの感染拡大で、東京や大阪で再び飲食店の営業時間短縮要請が出された。年末の稼ぎ時に我慢を強いられる繁華街からは27日、理解する声がある一方、「大打撃、またか」と、恨み節も聞かれた。

 同日から午後9時までの営業に短縮した大阪・ミナミの居酒屋「おだし」の店長、松二衛さん(41)は「もろに大打撃を受けるのは確定だ」と落胆。「稼ぎ時を迎えるたびに国や府から営業の制限を求められるのは残念でしかない」とこぼす。

 8月にも府の休業要請に応じたといい、「どれだけ効果があったか検証や説明もせず、何度も要請されても」と批判。「客足も戻りつつあったのに。やれる対策はもうない」と語気を強めた。

 南海難波駅近くの飲食店で、午後8時半ごろ時短を理由に入店を断られた女性会社員(45)は「騒ぐ若者がいない店でも一律なのは疑問」と不満げ。友人と飲んでいた女性(20)は「いつもは2軒目に行くが仕方ない」と諦め、家路に就いた。

 都の要請で28日から3度目の時短営業が始まる東京・新橋。時短前最後の週末でも、過去最多の感染者数を記録したこともあり人出はまばら。老舗居酒屋「黒船屋新橋店」は要請に応じ、午前5時の閉店時間を午後10時に繰り上げる。店長の鄭海水さん(31)は「短縮中の売り上げは9割減だろう。家賃分にも届くかどうか」と苦渋の表情。「制限はやむを得ない。我慢し続ける」とかみしめるように話した。 【時事通信社】

2020年11月27日 21時32分 時事通信

https://news.nifty.com/article/domestic/society/12145-875359/

 4月の非常事態宣言の時もやったのであるが、今回も自粛が出たので町の様子を見に行った。もちろん町の中を歩いては問題なので、渋谷・新宿・池袋の町を車内から眺めてみるというだけで、23時にそのようなことをしてみた。

4月の時は、町の中はほとんど人がいない状態であったしまた、店も多くが閉まっていた。全体の8割以上が閉まっていたのではないか。しかし、今回は人でも多く、町を歩く人の中には、マスクをしていない人も少なくない。また、新宿などでは店を早じまいしている店は全体の3分の1程度であり、ほとんどの店はやっていた。池袋でも半分程度が行っていたし、その途中で通った中野などはほとんどの店が開けているままであり、コロナウイルス前とは違うものの、今年の夏くらいとあまり変わらない状態であったと思われる。

4月の時と今回とでは、当然に今回の方が感染者数も多ければ、重症者数も多い。しかし、今回の方が町の中は人手が多いし店も閉めている店が少ない。

さて、なぜこのようになってしまったのであろうか。単純に「慣れ」である。医師会なども「慣れないでください」といって強く主張していたが、実際に、そのようなことを言っても無理であろう。それは「何でもないときにマスコミが大仰に騒ぎすぎた」ということになる。

マスコミからすれば、コロナウイルス対応を批判し続けることによって安倍首相を辞任に追い込み(体調での辞任なのだが)、またアメリカではトランプ大統領を選挙で敗戦に持ち込んだ。日本のマスコミはそれに気をよくして、なんでもないのに、つまりは国民の生活やニュース性とは全く関係ないのに、コロナウイルスのニュースを流し続け、なおかつ感染者数を流し続けながら、回復者数などの真実を全く伝えなかった。つまり「感染者数が増える」のに、自分たちの生活には何ら関係がないということになってしまい、そのことから、多くの人々は「コロナの感染者が増えても自分たちの生活には関係がない」というような「慣れ」が生じてきているのである。はっきり言って、と知事選挙にコロナウイルスを利用した小池知事と、マスコミの報道が「オオカミ少年」のように「本当に注意しなければならないときに何も伝わらない状態」をつ売り出してしまったということになるのである。

このような状況に、マスコミは全く責任を負う気はない。自分たちの報道や言論に「権利だけを主張し責任が全く感じない」これらの内容が最も大きな問題なのである。そして、そのマスコミとダメな政治家の責任によって、国民の生命が危険にさらされるのである。

そのようなことが許されるのであろうか。

もちろん、感染を必要以上に恐れる必要はない。しかし、逆に危険かどうかの判断も自己責任で行わなければならないのではないか。マスコミも責任を負わなければ国民も他者や政治に責任転嫁をしすぎな気がするのである。

今回のコロナウイルスは、どうもそのような「責任転嫁体質」がある国が被害が大きくなってきている。そのことをよく考えるべきではないか。

宇田川源流

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