「宇田川源流」<現代陰謀説> 映画の中に含まれる無意識画像による洗脳工作とそれに対する批判

「宇田川源流」<現代陰謀説> 映画の中に含まれる無意識画像による洗脳工作とそれに対する批判


 金曜日は現代陰謀説である。世の中にはさまざまな陰謀があり、その中の陰謀で見やすいもの、わかりやすいものを解説しようと思っている。もちろん、不確定な者も少なくないのであるが、中にはわかりやすいものなども見ることができるので、その内容を皆さんにご紹介したい。

さて、最近話題になっているのはディズニー映画「ムーラン」への批判である。

『ムーラン』(Mulan)は、1998年6月19日にアメリカ合衆国より公開されたディズニーの長編アニメーション映画作品で、中国の伝説『花木蘭』をモデルとした話である。簡単にストーリーを説明しよう。昔、北方騎馬民族、フン族が侵攻してきたため、国中に各家男子一人の徴兵令が下ったがムーランの家には男が年老いた父しかいなかったので、ムーランが女性でありながら男装して出陣する。行軍を続ける中、ムーランは司令官シャン隊長に淡い憧れを抱くようになる。フン族に雪山で襲撃された軍は、ムーランの奇策によって勝利を収めるが、交戦中に負傷したムーランは気を失い、手当てを受ける間に女であることが発覚して除隊させられる。そんな中都がフン族に吸収されるが、それをムーランが救う。フン族の首領との凄絶な一騎討ちも、ムーランが制し、真相を知った皇帝は、女性でありながら勇敢に戦ったムーランを公正に褒め称え、累代の秘宝を下賜する。

もともとは、アニメーション映画であるが、2020年に実写リメイクされることになる。子の実写リメイクの流れは、今までも「アラジン」などをリメイクしていることから自然の流れといえる。さすがに、ミッキーマウスや熊のプーさんを実写化するのはかなり難しい。鼠の本物を何匹も動かして実写化数ることにはかなり抵抗があると思われるが、まあ、人間の物語であれば、実写化してもおかしくはないのである。

2018年11月2日に全米で公開予定だったが、製作に遅れが生じたため2020年に延期され、さらに新型コロナウイルス感染症の影響で公開が延期、のちに中止が相次いでいる。

ディズニー映画「ムーラン」高まる批判 中国当局が協力

 米ウォルト・ディズニーの最新映画「ムーラン」が、中国新疆ウイグル自治区当局の協力を得て製作されていたことが明らかになり、米国などで批判が広がっている。

 同自治区のウイグル族住民らに対する人権侵害問題が議論の的になっており、米政府は関係当局などを制裁対象にしているためだ。

 「ムーラン」は、1998年公開のディズニーアニメを実写映画化したファンタジーアドベンチャー。新型コロナウイルスの影響で劇場公開が延期され、米国や日本などでは4日から会員向け動画配信サービスで公開された。

 ところが、映画のエンドロールで撮影協力機関への感謝を示すなかで、自治区の宣伝部門やトゥルファン市の治安部門などを紹介。自治区がロケ地の一部となり、中国共産党や政府機関から協力を受けたことが明らかになった。

 米国務省は3月に公表した人権報告書で、中国当局が自治区の各地に開設した「収容所」でウイグル族ら100万人を拘束し、再教育の名のもとで虐待や拷問をしていると指摘。米政府は昨年10月、人権侵害に関与したとしてトゥルファン市治安部門などを制裁対象にし、米企業と取引するのを禁じていた。

2020年9月9日 18時10分 朝日新聞デジタル

https://news.livedoor.com/article/detail/18870122/

 2016年10月4日、ディズニーは世界的に中国人女優を探していると発表した結果、中国系アメリカ人のリウ・イーフェイをムーラン役に起用したことを2017年11月29日に発表している。そして、ニュージーランドと中国で2018年8月13日に撮影を開始し、2019年7月に公開されたトレイラー映像では、ヒロインの家の様子や化粧などが史実と全く異なるとして、中華圏を中心にブーイングが起こった。そのことから同年10月から急遽撮り直しが行われていることが明らかになった。

さて、今回本作の一部ロケーション撮影がイスラム教徒に対する人権侵害などが指摘されている中国・新疆ウイグル自治区にて行われ、エンドロールにて同自治区の公安当局や中国共産党のプロパガンダ機関に感謝するメッセージが表示されたことからインターネット上にて批判を集める事態となった。これが上記の記事である。

さて、中国共産党はいつから「映画の中に自治区の公安当局や中国共産党のプロパガンダ機関に感謝するメッセージ」ということを考えたのであろうか。ディズニーという子供も見る「幼児教育」において洗脳的に「中国共産党は素晴らしいものである」というような「洗脳」を行う企画(陰謀)であり、これはアメリカ政府は、「孔子学院」を廃止に追い込み中国人のビザを発給しない状況になってきている。無体財産権の侵害に対する内容を厳密に行うようにしているので、逆に「無体財産権」の中心的な映画において陰謀を仕掛けた感じである。

では、「いつから」ということに関して、単純に上記の流れから「中華圏を中心にブーイング」そしてそれに対して「急遽撮り直し」というような流れの時に、陰謀が発動されたと感がる。単純に「クレーム」に対して、ディズニー側がそれに従い、そして、そのディズニー側にアドバイスをする人間が何らかの形でディズニーの制作側よりも優位に立ち、その中に陰謀的エッセンスを入れていたということになる。

そもそも「なぜウイグルで撮影を行ったのか」ということも問題であるし、また、「中国で撮影する必要があったのか」ということも大きな問題になる。それも、「雨傘革命」「逃亡犯条例デモ」などが盛んにおこなわれ、世界各国が人権的な問題で非難をしている中国に、わざわざニュージーランドから移動してロケを行っているのはどのようなことなのか。このような動きこそ、「陰謀」のなせる業といって過言ではないのである。

さて、このディズニーの映画は、今年の間はこのように非難されますが、二次政策やビデオの段階では残ることになる。当然にそのような状況から、「未来の子供たちに対してメッセージを残し洗脳する」ということが出てくるようになるのである。そこまで計算しての陰謀であるとすれば、今後、中国原作の物語を扱うこと自体を考えないといけなくなってくるのではないか。

宇田川源流

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