「宇田川源流」【土曜日のエロ】 コロナウイルス禍で出てきた「ノマド風俗」は現代の「ヨタカ」なのか

「宇田川源流」【土曜日のエロ】 コロナウイルス禍で出てきた「ノマド風俗」は現代の「ヨタカ」なのか

 今週も土曜日のエロの日が来た。しかし、エロというのはなかなか様々な話が出てくるものである。そもそもなんでも「本音」と「建前」があり、その関係性をどのように見てゆくのかということが大きな問題になる。その中で、その二つの「両極にあるもののバランス」が最も重要なのである。

しかし、どうも日本人というのは極端に振れる人が多く、まあ、なんだかわからないことを言い出す人が多い。特に、健康・命・雑菌・清潔などいくつかのワードがあり、そこに関してはろくに調べもしないでマスコミの話をそのまま信じるという不思議な状況になっている。まあ、それだけマスコミの影響力が大きいのかもしれないが、同時に、日本人の価値観や日本人の感覚まで支配されているということになるのではないか。

さて、そのようにしておかしくなったのが「Go Toキャンペーン」である。まあ、東京都除外で7月22日から行うというが、実際に、現在の観光業がどのようになっているのかわかっているのだろうか。

ホテルにだけ補助金を題しても「観光関連産業」というのはそのような状況ではない。例えば温泉旅館を見てゆけば、クリーニングあり、パンフレットの印刷業者あり、そこで出る食材の卸があり、そのうえ、その卸に売っている農家がありというような状況で産業というのは、一つの業界で完結しているのではなく相互にリンクしているものである。ホテルや旅館にだけ金をばらまいても意味がない。その意味のないことをしろといっている。まあ、差別を生んで日本国内に何らかの対立構造を作り出そうというような考えかもしれない。

日本のマスコミがそのような報道をするときは、常に同じで、福島の原発の時も福島県という行政区を一つ丸ごと差別扱いした。まさに、そのような状況が現在起きているのである。

同時に、エロの世界でも垣根が徐々に低くなり、マスコミの価値観だけでは生きていけない人々が、そのままなんとなく出てきているということになるのである。

コロナ禍で爆誕「ソープ嬢2.0」ノマド風俗で月収50万円!

《コロナが収束したら、ものすごく絶対おもしろいことがある。美人さんがお嬢(風俗嬢)やります》

 4月23日深夜、ナインティナインの岡村隆史(50)がラジオ番組で起こした舌禍事件から2カ月半。収束どころか、第2波襲来も現実味を帯びてきた。店の営業は再開したものの、青息吐息が続くのが、性風俗産業で働くセックスワーカーたち。

「岡村さんの発言は物議を醸しましたが、あの発言どおり、風俗デビューする女性は増えています。しかし、ソープランドの部屋数は限られているので、ソープ嬢たちの部屋の取り合いが起きているのです。

 あぶれた嬢たちの受け皿として増えているのが、“出稼ぎ嬢” です」(風俗スカウト)

“出稼ぎ嬢” とは、住んでいる場所から離れた地域の店へ働きに出る嬢のこと。店側は嬢を新人として売り出せるし、女性は身バレしにくい土地で働くというメリットがある。

 ネット上にも「保証金&寮完備」を謳い、出稼ぎ歓迎の求人が多数出ていたのだが、政府の緊急事態宣言の発令で、状況は一変する。

「県をまたいでの移動が制限されたことにより、行き場を失う “出稼ぎ嬢” が続出しました。彼女たちは、解除後に移動制限が緩和されると、ひとつの店に縛られることなく、客を求めて複数店舗で働くようになったんです」(同前)

 こうして新たに登場したのが、どこの店にも所属せず、地方を渡り歩く「ノマド」スタイルに活路を見出す、ニュータイプのソープ嬢だ。そのひとりが、風俗歴18年のベテラン・ユミさん(36)。

「 “出稼ぎ” を受け入れてくれる店があれば、全国どこへでも出向いて、2週間くらい “新人” として働いてます。宣言解除後は、そうやって全国をまわってきましたが、いまだに出稼ぎを嫌がる店も多いので、過去に店で指名してくれた日本中のお客さんと、直接会うようになりました」

「自宅は関東近郊にある」というユミさん。この1カ月ほどは、関西から西日本まで、地方遠征を繰り返す日々だという。取材当日は京都で会ったが、翌日は名古屋に移動するとのことだった。移動手段は、コロナ感染のリスクが低いカーシェアを使い、「車で寝泊まりすることもあります」(ユミさん、以下同)という。

「400人以上のお客さんとLINEを交換しているので、『×日から◯◯県にいます』と投稿すると、近くのお客さんが『△日に会いたい』と連絡してくれるんです。

 本当は、コロナで私もお客さんから感染するのが怖くて、店をやめようと思っていました。ところが、そのタイミングで抗体検査を受けたら『陰性』だった。そのことをLINEで皆さんに報告したら、あるお客さんから “依頼” があって。

 店を通さなくても需要があることに気づき、個人でも営業することにしました」

 ホテル代は客持ちで、週に3~4人の客と会い、月収は50万円近いという。

「今は気楽ですね。定期的に抗体検査も受けています」

 コロナ禍での怪我の功名か、“ソープ嬢2.0” が爆誕していた。

(週刊FLASH 2020年7月21日号)

2020年7月11日 6時0分 Smart FLASH

> https://news.livedoor.com/article/detail/18555350/


 さて、風俗営業の人々も生きてゆかなければならず、現在の日本の場合、金を稼がなければならないということになる。しかし、その金を稼ぐという行為が、このコロナウイルスでダメになってしまえば、何かほかの方法で金を稼ぐ以外には方法がないということになるのである。

数カ月前、ナインティナインの岡村隆史が「風俗にいい女の子が増える」と発言して物議をかもしたが、実際に、そのようになってきているということである。なんというか、そのような発言をする人に「不謹慎」というようなことを言う人は多いのかもしれないが、では、生活に困った女性を助けたり、あるいは風俗に行きそうな女の子を救ったりするような状況の人は、どれくらいいるのであろうか。

「不謹慎」などと岡村氏を批判している人の多くは、他人の批判はするが、ではその根本の原因を根絶するために何か行動を起こしたり、あるいは、その方面に金銭を工面したりということは全くしない。つまり「他人を批判する」だけで「発言が完全に無責任」そのうえ「自分が不快だというだけのエゴと自分勝手な論理で他人を批判しているだけ」なのである。

「建前」では職業に貴賤はないなどといいながらも、「本音」では風俗嬢などに対して、差別的に見ていて、結局何もしないということになっている。それならば岡村氏のように、そういうところにお金を落としてあげて「商売」をさせてあげた方がよいのではないか。どっちの方が人助けなのであろうかということになるのである。本当に「建前だけで批判する人」や「自己のエゴで物事を言う人」には疲れるものである。

「岡村さんの発言は物議を醸しましたが、あの発言どおり、風俗デビューする女性は増えています。しかし、ソープランドの部屋数は限られているので、ソープ嬢たちの部屋の取り合いが起きているのです。あぶれた嬢たちの受け皿として増えているのが、“出稼ぎ嬢” です」<上記より抜粋>

まあ、このような状況になるのであろう。

そもそも、売春とスパイは世界最古の職業であるといわれている。また、「風俗」として一緒になっているが、考えようによっては、コロナウイルスに関しては「うがいと手洗い」が最大の防御であると今のところ言われているのであり、そのように考えた場合、全身を石鹸を使て洗いまくっているソープランドは、ある意味で最も清潔な風俗である。

キャバクラやホストクラブのように、手を洗っているのかどうかもわからない、誰が来ているのかもわからない集団で密な状況ではなく、何しろ二人しかいないところで体中を洗っているのであるから、ある意味清潔さは格段と違う。もちろん、抵抗のある人もいると思うが、コロナウイルスという意味では、そのような感覚になるのである。

 こうして新たに登場したのが、どこの店にも所属せず、地方を渡り歩く「ノマド」スタイルに活路を見出す、ニュータイプのソープ嬢だ。<上記より抜粋>

まあ、風俗嬢ということになると「売春婦」とどう違うのかかなり難しい。しかし、「ノマドスタイル」の風俗嬢が需要が上がってきていることもわかる。というよりは、もっと言えば風俗など「本音の商売」のところの方が、時代を先取りしていることが少なくないのではないか。

本音であるだけに、とことん、いやなものは嫌だし我慢をしない。そのために、そのような「遊び」に対して、しっかりと様々なことを行うということになるのである。逆に言えば「本音」であり「人間の欲望」が詰まった内容こそ、サービスの基本ではないかと思われる。もちろん、それが犯罪を構成していては良くないが、しかし、他のサービスなどもこのように変化してゆかなければならないのではないか。

エロは、慧座の先駆けでもあるのだ。

宇田川源流

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