「宇田川源流 日本万歳!」 過去の栄光にすがるようではあるが今回のコロナウイルスで称賛されている台湾の公衆衛生は日本が作り出したもの まさに温故知新

「宇田川源流 日本万歳!」 過去の栄光にすがるようではあるが今回のコロナウイルスで称賛されている台湾の公衆衛生は日本が作り出したもの まさに温故知新

 先週一週間は、毎年恒例、それも外出自粛の時であるからこそ、少しでも明るい話題を出そうと思い「外出自粛の時こそGWのエロ」を行った。正直に言って、私自身がコロナウイルスの話題ばかりで、だんだんとニュースに飽きてきていたので、あまり面白いとは思わなくなってきたが、しかし、日本のマスコミというのは、世界各国で様々なことが起きているのに、どの新聞も、どのテレビも同じことばかりしかしないので、全く面白くない。

はっきり言って、今回のコロナウイルスで最も問題になるのは、日本のマスコミのあり方、それもみな同じような報道ばかりで、面白くないということであろうし、同時に、実際に国民に役に立つのは、ネット情報の方が大きかったというような総括になるのではないか。

まあ、日本のマスコミというのは、なんだかわからないが国民意識と乖離していても小さな自分たちの中の正義感を押し付けることこそが仕事だと思っているところがあるので、変わらないと思う。そのために、新聞離れ・テレビ離れが一層進むことになるのではないかという気がするのである。

さて、ゴールデンウィークのエロも終わり、今週からまた普通の内容に戻すのであるが、毎週月曜日は「日本万歳!」。日本人のすばらしさや日本という国の良さ、海外からあこがれられている理由などをここに書いて、日本を再発見するということになる。

どうも日本のマスコミとは全く逆行しているような感じである。日本のマスコミは、本当に日本を悪い方にしか誘導していないし、日本が良い部分はほとんど何も言及しない。「報道しない自由」というそうであるが、日本人が日本人として自信を持っていられるということを全く考えないのである。

そんなに日本が嫌いならば日本から出てゆけばいいのに、という素朴な疑問だ出てくる。まあ、日本を出て言って海外に行けば日本のすばらしさを言う外国人は少なくないのであるが。今回もそんな内容だ。


「コロナ対応の優等生」台湾人が日本に思うこと

5月末までの緊急事態宣言の延長が発表され、新型コロナウイルスとの戦いはいよいよ長期戦になってきました。どこにも出かけなかったGW、在宅勤務疲れ、学校の休校長期化による学習面の遅れ、経済面への多大な影響……。長引く自粛のダメージに、ストレスで爆発しそうな人も増えているかもしれません。

 とはいえ、いま緩んでしまっては、さらなる問題の長期化につながりかねません。さまざまな生活不安を抱えながら、慣れない「不自由」に耐え忍ぶ日々は続きます。

 一方、国内での新規感染者ゼロが続き、“コロナ対策の優等生”とも呼ばれる台湾。コロナとの戦いが長期化する日本とは、いったい何が違っていたのでしょうか。日本が彼らから学べる点はあるか。台湾に住む夫婦にここまでの経緯などについて聞いてみました。

 台湾は、コロナ対策に成功したばかりではなく、今は「#TaiwanCanHelp」というキャンペーンを世界に向けて展開中。

 4月下旬には、日本が台湾から200万枚のマスク支援を受け、オードリーIT大臣が東京都のコロナ対策サイトの修正に協力したことが大きな話題になりました。

 ちなみに、台湾はWHO(世界保健機関)に参加が認められていません。さまざまな背景や条件の違いはありつつも、世界のコロナ対策の最前線を走る台湾に学べることは少なくないと感じます。

 一方の日本。新規感染者数は一時、1日あたり数百人に上る日が続き、特に人口が多く感染者数も多い東京などで生活する人々は、大変な緊張状態の中で暮らしています。4月7日に緊急事態宣言が出され、さらに5月末までの延長が決まりましたが、いまだ戦いの終わりが見えない中、もっといい方法はなかったのだろうか、今から学べることはないか、との思いを募らせる人も少なくありません。

  成功事例に柔軟に学んでいきたい

緊張感のある日々が続いているとはいえ、最悪の事態の手前で踏みとどまっているのは、マンガにも書いたように、もともとの衛生観念の高さや、医療をはじめとするさまざまな現場の奮闘によるものが小さくないのではないかと個人的には考えています。

 ただ、その医療現場では、マスクや防護服が長いこと不足していることは多くの関係者が指摘するところです。もちろん各国で背景事情や条件は違うので一概には言い切れませんが、それでも先進事例を柔軟に学びつつ、さまざまな問題が改善され、平穏な日常に戻る日が一刻も早く来ること、そして台湾と日本がまたお互いに自由に行き来できる日が来ることを、祈るばかりです。

 次回は、台湾の休校や外食など暮らしの詳細について紹介します。

2020年5月9日 5時30分 東洋経済オンライン

https://news.livedoor.com/article/detail/18234394/


 私の著書に「我、台湾島民に捧ぐ 日台関係秘話」(2016/10/25 振学出版)という本がある。日本のマスコミの皆さんが知ったら発狂しそうな本であるが、日清戦争の後、李鴻章と陸奥宗光が交渉した終戦協定である下関条約以降、日本は台湾を領有することになる。その台湾の第一代から第七代の総督は、すべて軍人なのである。樺山資紀・桂太郎・乃木希典・児玉源太郎・佐久間左馬太・安東貞美・明石元次郎。いずれも海軍陸軍の将軍である。この人々が、心血を注ぎ、また日露戦争などの激動の時代を生き抜き、そして日本との関係を考えながら、台湾を本当に台湾の人々が住みよい国にしようと努力をした。もちろん小説であるので、様々なフィクションを入れているが、それでも、今までこの「台湾における軍人総督」の存在をしっかりと書いているものがなかったのではないか。

さて、この中で特に尊敬されているのが児玉源太郎と明石元次郎。台湾には今も日本人を祀る神社があり日本式の鳥居があるが、明石元次郎夫妻の墓の前にもその鳥居がった。その鳥居は現在移設されて台湾中心部の林森公園に会って、台湾人の人々によって保護されている。

なぜ日本人の、それも軍人がこんなに尊敬されているのか。それは、日本と同じ教育や公衆衛生観念を台湾に取り入れ、そして、日本人と同じように扱ったからに他ならない。日本人の自由を台湾に取り入れ、日本人並みの衛生観念や命の大切さをしっかりと植え付けたのである。

特に夢稲野は後藤新平の「下水道と病院の完備による風土病の克服」であろう。もちろん、それを行うということは、どんなに台湾の人々のためを思った政策であっても、彼らの習慣を変えることになるし、ある程度の生活に制限を加えることになる。例えば、今までは道や空き地に排水を捨てていたものをそれを禁止し、下水に流すようにしなければならなくなった。つまり、一般の家庭にしてみれば、「下水まで排水を運ぶ」というようなことになってくる。それは「手間が増える」ということだ。現代のようにすべての家庭に上下水道がしっかりと完備されているのではない。その設置をしながら禁止してゆく。軍隊のような強権的な組織があり、罰則を伴った施策をしなければならなかったであろう。そのようなことが、できたのは「軍部」であったからに他ならない。

現代日本が、このコロナウイルスにおいて「軍部」が存在しないこと、そして日本人に対して「強制力を行使できないこと」がどのような結果になっているかは、外出自粛の一カ月を見て、またはマスクの品薄を見てわかる。台湾は今でもそのような強権が存在する。その中で行えることと、日本では異なるが、その「権力の使い方」を教えたのは日本なのである。

日本人は、単に批判するだけではなく、何かがあれば、団結して協力する力があるはずであり、そのような精神が、台湾の人々を今も魅了し、なおかつ台湾において日本人の軍人を尊敬し、神社もそのまま残しているような文化につながっている。

日本人よ、改めて先人の知恵を学ぼうではないか。

宇田川源流

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