「宇田川源流 日本万歳!」 先日亀岡市のプラスチックゼロをお伝えしたがそれがすでに国レベルで推進する体制になっている「よいことを広める速さ」

「宇田川源流 日本万歳!」 先日亀岡市のプラスチックゼロをお伝えしたがそれがすでに国レベルで推進する体制になっている「よいことを広める速さ」

 毎週月曜日は「日本万歳!」である。土日のゆっくりした気分から、また一週間頑張らなければならないという状態において、何とか自分の気持ちを奮い立たせるために、日本人のすばらしさや、日本人の誇りを大切にし、他の日本人が頑張っていたり、諸外国が日本の素晴らしさを認めているというような状況を認識し、そのことによって、読者の皆さんに頑張っていただこうというような感じで、「日本万歳」を書いている。

改めて日本のすばらしさを再認識したいと思うし、また、日本のすばらしさを自分たちも体現しそして諸外国に伝えてゆかなければならないのではないか。


さて日本人は、古来、つまり平安時代や江戸時代など、日本国内にまだ貴族や武士といった身分が存在していた時代を含めて、「上の文化を早く取り入れる」というような風土がある。

例えば、集団が騒いでいるとき、それを静まらせるときに、口の前に指を立てて「しー」ということがある。学校などで教室が騒がしかった時によく使ったものだ。そのことはどのような起源であろうか。

口の前に指を建てるというのは、民衆のオリジナルであり、口を閉じろというようなイメージであろう。しかし、その時に「しー」というのは、いったい何なのであろうか。

実は、御殿において、殿上人やその下の貴族たちが、天皇陛下がお出ましになった時に、静かにしなさい、静粛にそして身なりを正しなさい、ということを伝えるために「しー」というのである。実は、このやり方が、例えば守護や地頭が日本の各地に広まった時に、徐々に民衆に広まり、そして、幕末から明治にかけて徐々に一般にまで広まっていったということになる。

つまり、皇室や御所の文化が、現在では幼稚園の子供を静かにさせるときに使うということになるのである。

このように、文化や習慣の流れは、かなり上下の身分があった時にも流れていたということになるのである。


さっそく小泉氏もマイバッグ 環境、厚労の庁舎でレジ袋廃止

 小泉進次郎環境相は6日、環境省と厚生労働省が入る中央合同庁舎5号館(東京・霞が関)内の店舗で、プラスチック製レジ袋の提供を6日からやめたと発表した。河野太郎防衛相も6日の記者会見で、来年1月20日から本省のある市ケ谷地区(東京都新宿区)のコンビニや弁当店など全店舗でレジ袋を廃止すると発表。プラごみ削減に向け、各省は職員らにマイバッグの利用を求める。

 政府は来年7月から全国すべての小売店を対象にプラ製レジ袋の原則有料化を義務付ける。環境省は、率先して取り組むことで消費者や小売店の理解を促したい考えだ。

 この日、小泉環境相は加藤勝信厚労相やセブン&アイ・ホールディングスの井阪隆一社長らとともに、合同庁舎内にあるセブン―イレブンを訪れた。来年の有料化を見据え、「まずは我々から意識を変えることが必要。霞が関にとどまらない世の中の変化として広がっていくと思う」とアピールした。

 一方防衛省は、レジ袋廃止を求める小泉環境相の呼びかけに応じた。市ケ谷地区にはコンビニや弁当店、土産物店など21店舗があり、土産物店は海上自衛隊名物のカレーや、戦闘機や戦車をあしらったキーホルダーなどの自衛隊グッズを扱い、一般の見学者なども利用する。このため防衛省は、来庁者へのマイバッグ持参と、各店舗のマイバッグ販売を呼びかける。【岩崎歩、田辺佑介】

毎日新聞2019年12月06日19時22分

https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20191206k0000m040205000c


 では、下から上に行く話はどうであろうか。例えば、歌舞伎。今では古典芸能になっているが、実際には、観阿弥世阿弥による「能」がその原点であり、能に関してはすぐに皇室の文化にも取り入れられて、将軍や天皇が能を見学するということも頻繁に行われていた。幕末の桂宮淑子内親王は能役者が好きで、今でいう追っかけをしていたことで有名だ。

そして庶民の娯楽であった「歌舞伎」も出雲阿国が阿国歌舞伎を行って以来、風紀が乱れるとして男しか歌舞伎に立てなくなったが、そのことで将軍の大奥に上がるようになり、江島事件を起こすようになってしまう。

匂い袋やお守りなど、共通の文化も少なくなく、多少品格や格が異なるものの、身分が上の者が身分の下の物の習慣を取り入れるということはかなりさまざまに行われていたようだ。フィクションの世界では水戸黄門や暴れん坊将軍などがあるし、古くは鎌倉時代の御代執権北条時頼の「鉢の木」の逸話なども残る。

このように考えると、意外と街に出て映画「ローマの休日」のようなことも少なくなかったのではないかという気がしないでもない。

さて、そのように風通しの良い上下関係であると「よいことをすぐに上が取り入れる」そして「上が取り入れた良いことを、他の下のところが真似をして、国中に広まる」ということが行われるようになってくるのである。

さて、先日亀岡市が地球環境を考えて「プラスチックごみゼロ」を推進するということで、様々なことを取り組みレジ袋などを少なくするというようになっているという話をした。

そのことがすぐに環境大臣の小泉進次郎が取り入れ、そして、閣内で、厚生労働省などとともに様々なことを連携するようになる。もちろん、レジ袋がゼロになるということは、そのまま便利ではなくなるということになるのであるが、地球環境上で関上げれば、少々便利ではない状態になっても地球全体が良いことになる方が良い。

クジラやウミガメ、アシカなどの胃袋からプラスチックごみが大量に出てくるということになれば、それは、やはり人間が関上げなければならないということになり、日本は政府がが率先してそれに取り組むということになるのである。

もちろん「日本万歳」で取り上げているものの、日本独自のものではない。すでにスターバックスなどは、プラスチック製のストローを廃止しているし、またヨーロッパでもレジ袋などはなくしていく方向になっている。

しかし、日本の場合「地方行政が立ち上げ、それ中央政府が取り上げて採用する」というボトムアップの方式で行われたということが非常に特徴的である。ある意味で大臣などが特権階級化しているわけではないということが挙げられることになり、そのような内容をいかに考えるかということが最も大きな内容になってくるのである。

小泉環境相は加藤勝信厚労相やセブン&アイ・ホールディングスの井阪隆一社長らとともに、合同庁舎内にあるセブン―イレブンを訪れた。来年の有料化を見据え、「まずは我々から意識を変えることが必要。霞が関にとどまらない世の中の変化として広がっていくと思う」とアピールした。<上記より抜粋>

まあ、小泉大臣に関しては、パフォーマンス方があることは認めるものの、この件に関しては、業者側、つまり経済側の井阪社長なども交えて「産官連携」で行っていることが良いものではないかと思われる。もちろん、プライベートでも徹底してくれるとありがたいのであるが、その辺はこれからのことではないかという気がしてならない。いずれにせよ、今回は、「日本の行政の風通しの良さ」を考えてみるべきではないかという気がしてならない。

ああ日本って本当にいい国だなあ。

宇田川源流

「毎日同じニュースばかり…」「正しい情報はどうやって探すのか」「情報の分析方法を知りたい」と思ったことはありませんか? 本ブログでは法科卒で元国会新聞社副編集長、作家・ジャーナリストの宇田川敬介が国内外の要人、政治家から著名人まで、ありとあらゆる人脈からの世界情勢、すなわち「確実な情報」から分析し、「情報の正しい読み方」を解説します。 正しい判断をするために、正しい情報を見極めたい方は必読です!

0コメント

  • 1000 / 1000