「宇田川源流」 国内は災害・世界中でデモが起きて死者が出ているのに嬉々として大臣を追い落とし世界平和を語るための審議をせず国会を空転させる野党という世界平和から最も遠い存在
「宇田川源流」 国内は災害・世界中でデモが起きて死者が出ているのに嬉々として大臣を追い落とし世界平和を語るための審議をせず国会を空転させる野党という世界平和から最も遠い存在
日本の国会は空転している。まあ、別な日に書くが、実際に菅原一秀経済産業大臣(現段階では前職)の公職選挙法違反の件で、辞任しました。まあ、内閣を攻撃するには絶好のチャンスであるということになりますが、まあ、そのようなことよりも「日本国のため」に働いてもらうことはできないのか、かなり気になります。
そもそも、今の日本は、国会をそのようなスキャンダルで空転指せるような余裕があるんであろうか。
国内を見ても台風15号、台風19号、その後の大雨(台風20号21号関連低気圧被害)による関東から東北地方にかけての河川被害はかなりのものである。実際にそれらの復興や、被害を次に起こさないための堤防やダムなどの工事の話はしなくてよいのであろうか。またそのことに関する予算は全く関係ないといえるのであろうか。それよりも大臣の辞任が優先するというようなことなのか、かなり大きな疑問だ。国会の審議は、そもそも、「優先事項」を先に行わなければならないはずであり、現在避難所で生活しなければならない人のことは、「優先事項にならない」というようなこのようなことはかなり大きな問題である。別に国会議員に現地に行って作業をしろというのではない。そのようなことをしても邪魔なだけだ。しかし、例えば「ボランティアが行きやすいような法律を作る」とか「災害ごみのための予算を作る」などのことは、国会でしかできないことではないのか。そのようなことが全く審議されない国会などは、何かがおかしいのではないか。
「政策」つまり「国家のこと」よりも「政局」を優先する現在の野党の人々の言動は、あまりにもおかしいし、また、国民が「政治家として認められるもの」ではない。もちろん、そのような人を支持する人も、「国家のことを考えていない人である」ということになってしまうのではないだろうか。
あくまでもこれは国内のことである。
では海外はどうなっているのであろうか。
【知る】香港だけじゃない 10月に入って世界中でデモ急増
【10月26日 AFP】10月に入ってから世界各国で抗議運動がかつてないほど相次いで発生している。主要な抗議運動について以下にまとめた。
■チリ
期間:10月18日以来。
きっかけ:首都サンティアゴの地下鉄運賃値上げ。
現状:セバスティアン・ピニェラ(Sebastian Pinera)大統領は運賃値上げを見送り、基礎年金支給額の増額や電気料金の値下げなどの社会政策を実施すると発表。しかし、物価高や社会的格差に対する不満からデモは拡大しており、25日には、約100万人がサンティアゴで同国史上最大とみられるデモ行進に参加した。
死傷者数:死者19人。
■ボリビア
期間:10月21日~。
きっかけ:10月20日に実施された大統領選の開票結果をめぐる論争。この選挙では、現職のエボ・モラレス(Evo Morales)大統領が4選を決めた。
現状:複数の地域で暴動が発生中。10月23日にはゼネストも実施された。
死傷者数:モラレス氏の支持者と反対派との衝突で負傷者が何人か出ている。
■レバノン
期間:10月17日~。
きっかけ:メッセージ交換アプリを使った通話への課税案。
現状:サード・ハリリ(Saad Hariri)政権は課税案を即時撤回し、緊急経済再生計画を発表。しかし抗議デモは拡大し、デモ隊は政治エリート層の一掃を要求している。
死傷者数:なし。複数の衝突が起き、国家的な麻痺状態が続いているものの、デモはおおむね平和的に実施されている。
■エクアドル
期間:10月1~13日。
きっかけ:燃料補助金の廃止。
現状:レニン・モレノ(Lenin Moreno)大統領と抗議行動の中心となっていた先住民団体の代表が、12日間続いたデモの終結で合意した。
死傷者数:死者8人、負傷者1340人。
■イラク
期間:10月1日~。
きっかけ:汚職や失業問題、劣悪な公共サービスに対する抗議の呼び掛けがソーシャルメディア上で自然発生。
現状:1週間にわたる抗議運動が治安部隊との衝突に発展。一度は沈静化したが、10月25日にデモが再開され、暴力行為が急増している。
死傷者数:最初の1週間で150人以上が死亡。10月4日だけで42人が死亡した。
■その他の抗議運動
香港とアルジェリアでも、今年に入って始まった抗議運動が現在も続いている。
(c)AFP 2019年10月26日 14:06
https://www.afpbb.com/articles/-/3251521
日本では、香港のデモばかりが報道されている。いや、その報道も最近では下火になていて、あまり詳しく報道されることもない。久々にこの言葉を出すが、日本には「水戸黄門現象」という政治的、または報道的な「致命的瑕疵」が存在する。これは、何も水戸黄門やあるいはテレビ番組の水戸黄門が悪いわけではない。しかし、それを好む日本の国民と喜ぶからといって水戸黄門らしき番組を作り続けるテレビドラマなどに大きな問題があるのだ。
「水戸黄門現象」とは、二つの意味で使っている。一つは、「勧善懲悪」でもう一つは「勧善懲悪にするための創作報道」である。水戸黄門に出てくる悪代官は常に「悪」であり、それは生まれながらの悪である。同時に、その悪に味方する武士ややくざ者もすべて「悪」である。だから切り捨ててしまうのである。時代劇のヒーローはすべてそうやって殺してしまうのであるが、実際になぜ悪代官の部下は悪代官に従っているのか。わいろをもらっているのかあるいは、何らかの弱みを握られているのか。いや、本来であれば直属の上司に従っている「忠臣」であるはずだ。しかし、それがなぜか「水戸黄門に殺される」(正確には助さんや弥七だが)のだ。その悪いことをしていないのに、部下で代官を守った忠臣の家族はどうなるのか、全く触れられない。また、悪代官といえども、生まれながらの悪ではない。つまり、功績などもあったはずだ。しかし、そのような背景なども全く語られず「一回悪に走ったら完全悪でしかない」という存在にしてしまう。そしてそれを「完全な善」である水戸黄門が成敗する。それを喜ぶという方策だ。
では、世の中そんなに単純なのであろうか。それは違う。上記のように、悪に協力している人も、実際は忠臣であったり、また、悪の親玉と思われる人も、実際は悪ではなかった時期の方が長いかもしれないし、その人なりの悪ではない正義があったかもしれない。その辺の背景を無視したことをずっと続ける。テレビは、この水戸黄門を模範に「報道番組」つまりは「ワイドショー」を作る。つまり「そこまで悪ではない人を完全な悪として報じる」ということになってしまうのである。そこには常に「創作」があり、そして「水戸黄門以上の現代の人々を登場人物にしたファンタジー」を作る。
まさにそのような状況でしか報道ができないので、日本の報道は全くうまくゆかない。信用できない状態になってしまうのである。そして事情が分からなかったりうまく創作できない「乱」は報道できない。
上記にあるテロは、結局日本のマスコミが「水戸黄門現象で報道できない」ものばかりである。「民主化」が良いのか。「民族」が良いのか、日本のマスコミの稚拙な情報収集力では全く見えてこないのである。しかし、すでにこれだけのデモが起きている。
問題は「平和でなければ貿易はできない」ということである。つまりチリとかイラクとか、またはそのほかの国々だけではなく、その国の沿岸部や陸上輸送はできないということを意味している。
雨や台風の被害によって農産物が壊滅的な被害になっており、また中国や韓国の乱獲によってサンマやイカが危機的状況だ。その状況で、食料品の輸入やエネルギーの貿易ができなくなったらどうなるのであろうか。国会は本来そのような内容をしっかりと対策を建てなければならないはずではないか。
そのようなことができないで、大臣の辞任で嬉々としている野党はいったい何なのであろうか。ちなみになぜ野党なのか。それは国会が「国会議員が質問し行政がそれに答える」という三権分立の法式にのっとって運営されているからであり、国会側がその必要性を質問しなければならないということになる。そのために行政調査権があるのだが、その使い方もわからない議員が多いようである。はっきり言ってそのような野党ならばいらないのである。
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