「宇田川源流」 【土曜日のエロ】 イスラムにおける「女性の軍人」という衝撃的な「権利の向上」

「宇田川源流」 【土曜日のエロ】 イスラムにおける「女性の軍人」という衝撃的な「権利の向上」

 土曜日のエロの日になった。今週というか、先週というか。とにかく「台風」と「水害」と「ラグビー」で盛り上がった一週間ではなかったか。

台風に関しては、さすがに9月に15号が来た後だけに、様々なところで準備ができていたのではないか。しかし、それでも、かなり大きな台風であったために、防ぎきれない被害が続出し、また大きな台風であっただけに、その被害の範囲が広くなってしまったという感じではないか。もちろん、小さなものや飛びそうなものは、片付けたし、不用意な外出もなかったはずだ。それでも被害が出てしまうのは、ある意味で人知の及ぶ範囲ではないのである。

つまり人間のできることはすべてやった。しかし、それを凌駕する自然の力にやられたということではないか。もちろんこのことを政局に使おうという人がいるかもしれないが、そのような話ではないのである。原因に対してどのように考えるのか、そしていかに事前にそれを防ぐのか、そのことを一人ひとりが考えなければならない。

まあ、日本は「自由」の国であるから行政が国民に「命令」することはできない。だから「避難命令」という表現はないのだ。しかし、緊急時には、「避難命令」を出してもよいというような国民のコンセンサスが必要なのではないか。そして国民は非常時にはそれに従うというようなことが必要な気がする。

一方ラグビー。まさか予選4勝などということをだれか考えたであろうか。代表選手は「信じる」といっていたが、まさに我々に一番いま足りないことが「信じること」なのかもしれない。何かというと「根拠」とか「科学的な証明」とか「エビデンス」などということを言うが、そのようなことではなく「信じる力」こそ、非科学的であるかもしれないが、もっとも重要な「成功のための要素」なのではないか。そんなことを感じさせてくれたのが今回のラグビーだ。

もう一つは、「日本人以外」というようなことを言う人がいるが、「外国人選手も一丸となって戦い、そして君が代を歌い、日の丸を背負った」という事実だ。日本は「外国人ということではなく、日本を愛する人間たちに支えられている」ということなのである。日本を愛さない日本人よりもどれほど素晴らしいか。そのことを感じさせてくれる。

さて、少し「熱く」なって「興奮」してきたところでエロに行こう。


サウジ、女性の軍入隊を解禁へ

【10月10日 AFP】超保守的なイスラム教国サウジアラビアは9日、女性の軍入隊を認める方針を明らかにした。

 サウジは大掛かりな経済・社会改革に着手し、女性の権利向上を狙った措置を次々と打ち出しているが、人権団体からは女性の権利活動家を弾圧していると非難されている。

 外務省は、「権利向上への新たな一歩」とツイッター(Twitter)に投稿。女性が上等兵や伍長、軍曹にもなれるようになると明らかにした。

 サウジは昨年、女性の治安部隊への入隊を認めていた。

 サウジの事実上の統治者ムハンマド・ビン・サルマン皇太子(Crown Prince Mohammed bin Salman)は、女性の権利拡大を目的とする改革を少ないながらも承認し、運転や、男性の「後見人」の許可なしでの国外旅行を解禁してきた。

 しかし同時に、ルージャイ・ハスルール(Loujain al-Hathloul)氏ら著名な女性権利活動家の逮捕も監督してきた。(c)AFP

2019年10月10日 AFP

https://www.afpbb.com/articles/-/3248796


 日本のラグビーの話をしたが、実際に、「国を背負って戦う」ということは、「国民」ではなく「その国を愛する人」ということではないか。かなり乱暴な言いかたをすれば、「国籍」ではなく「国を愛する気持ち」が重要であるということがよくわかるのである。そして、その国を愛する気持ちの情勢は、人と人とのつながり、そして心の温かさや優しさではないか。その国に対する感覚というのはそのようなものであって、それ以上のものではない。単純に生まれたとかそういったものではない。はっきり言って、現在のラグビーの代表がみな日本人になってくれた方が、今現在の野党の皆さんよりも良いのではないか。

さて、日本の場合「心」とか「優しさ」というようなあいまいと思われるような表現になっているが、イスラムの場合は、それが「アラーの神の思し召し」つまり「宗教」ということになる。

その宗教において「女性の権利の向上」を行うことをサウジアラビアは、ムハンマド皇太子を中心にした改革派によって決まっている。そのなかで、今までに「女性の自動車運転免許」や「男性の許可がなくても、女性が単独で海外旅行に行く権利」などもある。

さて、これがなぜ「エロなのか」ということになる。

なぜ女性が自動車の運転免許を取ってはいけないのか。ご存じであろうか。実際に、「女性」は、男性が正常で理性的な判断をするために、その魅力を夫婦間以外で表して、政治的または社会的判断を惑わせてはいけないという。そのために、「髪を見せない」「顔を見せない」「体のラインを見せない」ということが要求される。サウジアラビアに行って見ればわかるがヒジャブという服は、基本的に頭からすっぽりと体を隠してしまい、なおかつ、顔も隠している。見えるのは目と指先だけである。

そのようなところで車の運転をするとどうなるであろうか。車に乗る時に、様々な体のラインが出てしまうことになる。バイクなど、股を開いての乗り物などはもってのほかだ。そして、その車が故障した場合、またはガソリンを入れる場合、女性は、その体を折ってかがまなければならない。その時に、せっかく隠している体のラインが出て、周囲にいる男性に「女性の魅力」を出してしまうことになるのである。

まさか「身体のラインが出るから自動車の運転は禁止」というのは、なかなかエロい考え方であろう。そもそも、「体のラインを見るだけで煩悩が全開になる」ということである。しかし、よく考えてみれば、我々日本のエロい男性も、基本的には女性を見るときに、顔や胸を見てしまう。つまり体のラインを無意識でも、また意識してでも見て、そのようなことを語ってしまうのである。日本のスポーツ新聞の芸能欄など、「○○カップ」まで出ているのだから、イスラム教的にはかなりの問題ということになる。そもそも、そのようなことを禁止しているのであって、それが極端にいくと「前かがみの姿勢が腰を突き出した形に見える」ということになるのである。

その証拠に、なぜか飛行機の免許は問題がない。ヨルダンなどは、女性の陸軍はいないが女性の空軍パイロットは少なくない。単純に整備は男性がやるし、故障した場合は墜落して死んでしまうので、魅力を振りまくことは少ない。だから自動車とは区別されるのである。

このように「女性の権利」といいながら、「女性をエロ目線でどこまで見るか」ということが大きな問題になっているのだ。そして、そのエロ目線が解けたところが「女性の軍隊」ということになるのではないか。まあ、日本でも「解禁された」といえど、最近になってやっと女性の海上自衛隊員の護衛艦館長が出てきたくらいであるから、今後時間がかかる。同時に、徐々にこれらが解禁されるということは、そのまま「中東においてもエロの道が開かれる」ということなのかもしれない。ある意味、女性の軍人というのも興味あるしまたエロの解禁もかなり気にかかる。

宇田川源流

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