「宇田川源流」 NHK大河ドラマ「麒麟がくる」が徐々に話題になってきた
「宇田川源流」 NHK大河ドラマ「麒麟がくる」が徐々に話題になってきた
来年のNHK大河ドラマが楽しみである。本日はニュース解説でも何でもなく、基本的に来年の大河ドラマに関することを書いてみよう。
そもそも、私が歴史に興味を持ったのも大河ドラマであった。まだ私が小学生であった頃、西田敏行さんが豊臣秀吉、佐久間良子さんがねねの役であった「おんな太閤記」が放映された。
まだそのころは、テレビで普通に時代劇が見れた時で、かの有名な「水戸黄門」も東野英治郎さんが主役の水戸光圀、里見浩太朗さんが「助さん」伊吹五郎さんが「格さん」というような配役であったし、「大岡越前」も、加藤剛さんが大岡越前を、竹脇無我さんが榊原伊織をやっていて、夕方に毎日再放送が流れていた時代である。そのころの時代劇というのは、水戸黄門のように一話完結で、1時間の時間枠の中で事件が起きて、その事件が解決するという、「栄光のワンパターン」を継続していた。もちろん番組ごとに様々な特徴があるのだが、それでもあらすじを書いてしまえば同じだ。そういえば、ここまで書いて思い出したが、このころはまだ「お銀」はいなかったような気がする。
しかし、大河ドラマは全く異なる。一人の一生を毎週行い一年間かけて行う。その中には、人間の苦悩や楽しさもある。その全体が「明るく」書かれているかどうかは、当時の番組スタッフや脚本家などの個性もあったと思うが、それでも歴史がわからない人でもわかりやすく書かれていた。
どうも、あまり詳しく覚えていないが、合戦シーンに心を打たれたようだ。命令一つで、多くの鉄砲が火を噴く。最近明智光秀の本を書くようになって、そんなことはあり得ないということがわかるが、小学生の私には非常にかっこよく思えたものだ。
男性には、一生に立ちたい「台」が二つあるという。一つは「風呂屋の番台」でもう一つは「オーケストラの指揮台」であるといわれていた。最近では風呂屋の番台も徐々になくなってきてしまっているが、オーケストラの指揮台は、やはり自分の棒の振り方で多くの専門家がすべて呼吸を合わせる。ある意味、戦国時代の武将と変わらないのではないか。
沢尻エリカに“ポスト米倉涼子”の声 NHK大河初出演で評価一変
テレビ界で再びスポットライトを浴びているのが、女優の沢尻エリカ(33)。同世代には石原さとみ(32)や北川景子(33)など、名うての主演女優クラスがごろごろしているが、彼女の卓越した演技力とカリスマ性の前ではキャラ負けしてしまうようで、目下、芸能界で“ポスト米倉涼子は沢尻だ”と囁かれているというのだ。
「今、ドラマや映画のキャスティング会議でヒロインとして最初に名前が挙がるのが沢尻です。デビュー当時の映画『パッチギ!』やドラマ『1リットルの涙』は好演でしたが、その後は本人の慢心もあり成長がなかった。しかし今の彼女は別人。あの世代で目力と存在感において彼女の右に並ぶ女優はいない。人気先行ではなく、しっかり視聴率を取る米倉さんに相通じるモノを感じます。実は米倉さんが沢尻を一番意識していてライバル視しているなんて話も漏れ伝わってくるんです」(ドラマプロデューサー)
沢尻が再び女優として高い評価を得ることになった理由は、33歳という若さながら酸いも甘いも噛み分けた人生経験のたまものと言っても過言ではない。周囲から「エリカ様」などと持ち上げられ、てんぐになってしまい、自ら地雷を踏んでしまったのが主演映画「クローズド・ノート」(07年)の舞台挨拶。不機嫌そうな態度を取り「別に」発言により猛バッシングを浴びたことはあまりにも有名だ。
「以来、仕事は激減。彼女は女優活動を休止せざるを得ない事態に陥った。その後も周囲の反対を押し切り高城剛氏(55)との結婚や離婚、そして海外移住など迷走を繰り返しました。彼女が女優として“覚醒”したのは映画『へルタースケルター』(12年)。過激な濡れ場を披露し、女優として一皮も二皮も剥けたことをアピールした。さらに演技力が評価されたのが『24時間テレビ』(日本テレビ系)でのスペシャルドラマ『盲目のヨシノリ先生 光を失って心が見えた』(16年)。これが評判となりオファーが殺到するようになりました。以降、ドラマ『白い巨塔』(19年)や公開中の映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』など、話題作に出演するようになったんです」(編成関係者)
■「いだてん」のリベンジ期待
そんな沢尻にとって、まさにトップ女優への切符を手にしたといわれているのが来年1月から放送されるNHK大河ドラマ「麒麟がくる」。将来、織田信長の妻となる美濃の斎藤道三の娘・帰蝶(濃姫)役に抜擢されたのだ。
「NHKは現在、放映中の大河『いだてん』の低視聴率に頭を抱え『麒麟がくる』では視聴率的な挽回を図るため、局を挙げて気勢を上げています。そんなNHK局員のリベンジ魂を一身に背負っているのが大河初出演となる沢尻で、皆が彼女に期待している。沢尻は、他の出演者やスタッフと冗談を言い合ったりして和ませながらも、いざ本番の声がかかると気合の入った演技を続けている。現場の評価も非常に高いようです」(テレビ局関係者)
早くもポスト米倉の呼び声が高い沢尻。まだ33歳というから恐るべし。
日刊ゲンダイDIGITAL2019年10月01日09時26分
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/nikkangendai/entertainment/nikkangendai-575846
さて、あまり語ったことがない、私の大河ドラマの話をしてしまった。「おんな太閤記」は、私の中ではいまだに一位、二位を争う時代劇であるといえる。私が歴史を好きになったのも「おんな太閤記」のおかげであるといって過言ではない。少なくとも戦国武将に関するイメージがかなりついたと思う。その意味では橋田寿賀子さんの脚本が、かなり影響している歴史観になっているのかもしれない。やはり印象が強烈であったのか、豊臣秀吉は、その後大河ドラマだけでも「秀吉」の竹中直人さんや、「春日局」の藤岡琢也さん、「功名が辻」の柄本明さんなど様々な人が演じているが、やはり最初に印象に残った西田敏行さんのイメージが強い。
さて、現在の大河ドラマも、視聴率が下がっているとはいえ、同じような影響力を持っているはずだ。衛星放送も行っているので、まあ、あまり外国の人が日本時代劇、歴史ものを見るとは思えないが、それでも一つの歴史の表現として大きな形になる。つまり来年の「麒麟がくる」を見た人は、同じように織田信長といえば染谷将太さんをイメージし、明智光秀といえば長谷川博己さんをイメージするようになるのであろう。
その中で信長の正妻で、才女であった濃姫、帰蝶が話題である。
「NHKは現在、放映中の大河『いだてん』の低視聴率に頭を抱え『麒麟がくる』では視聴率的な挽回を図るため、局を挙げて気勢を上げています。そんなNHK局員のリベンジ魂を一身に背負っているのが大河初出演となる沢尻で、皆が彼女に期待している。沢尻は、他の出演者やスタッフと冗談を言い合ったりして和ませながらも、いざ本番の声がかかると気合の入った演技を続けている。現場の評価も非常に高いようです」(テレビ局関係者)<上記より抜粋>
濃姫というのは、十代で政略結婚で信長のところに嫁いできた女性であり、その後すぐに実父斎藤道三は、自分の兄であるはずの斎藤義龍に殺されてしまうのである。成り上がりといわれた苦労人斎藤道三の娘で、本来ならば苦労をしなくてよいはずなのに、信長のところに嫁ぎ、その信長もまずは尾張国統一、そして、桶狭間の合戦、そして父の死、その後信長が稲葉山城攻略というように、浮き沈みの激しい女性であった。また信長には他に側室も多く、そして自分には子供がいないことから、織田家の中でもかなり微妙なところであったに違いない。豊臣秀吉の晩年、後継者を生んだ淀君と、正妻であり、秀吉を若いころから支えたねねの関係が微妙であったように、正妻に子供がいないと様々なことが起きるのである。
その中でもしっかりと信長を支えた。信長も帰蝶を愛したかどうかはわからなかったが、少なくとも、信頼し、常にそばに置き、そして正妻として留守を任せていた。たぶん最も信頼していた女性ではないか。若いころから苦労をし、そして辛酸をなめてきた人物にしかない信用と、若いころから様々な危機を乗り越えて虚勢を張っている信長の微妙な信頼関係があったはずで、その辛酸をなめてきた若い女性という役柄を、沢尻エリカさんはしっかりと、自分の経験を活かして演じているものと考えられる。ある意味で配役の妙ではないか。
実際に役柄と役者本人の経験というのがリンクするようになると、ドラマも倍以上面白くなる。NHKには今後もこのような情報をどんどんと流してもらいたい。
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