「宇田川源流 日本万歳!」 ウーバーイーツという食料品を運ぶサービス会社に「職長品を扱う意識の高さ」を求める日本人の「食べ物に対する畏敬の念」

「宇田川源流 日本万歳!」 ウーバーイーツという食料品を運ぶサービス会社に「食料品を扱う意識の高さ」を求める日本人の「食べ物に対する畏敬の念」

 毎週月曜日は「日本万歳!」をお届けしている。本来ならば日本人が素晴らしいというような話にはならないこともすべて日本人が素晴らしいということに結び付けて話をしてしまう。月曜日、これから一週間が始まって頑張らなければならない時に、「われわれ日本人は素晴らしいのだ」ということを自覚し、今週も一週間頑張っていただきたいという願いを込めて、このようなことをしているのである。

まあ、今週の場合、正確に言うと来週もなのであるが、月曜日は休みで、本来ならば火曜日のこの「日本万歳!」をやればよいのだが、残念ながら私自身がそんなに素晴らしい抵抗能力がなく、なんとなく月曜日はというような感じになっている。というか、土曜日に「土曜日のエロ」、日曜日に「日曜小説」そして月曜日に「日本万歳!」と、三つの連載の形にしており、テーマを決めたものをやっている。このことによって、この三日間に関しては私自身がニュースを細かくチェックしなくてよいという自己都合がある。そのために、考えない日曜日をやめることができないというような感じになっている。そのような「自己都合」によって、様々なことを考えているのである。

ちなみに現在の「日曜小説」も半分を超えてしまった。この後、この日曜小説をどのようにするのかということをなんとなく考えている。実際には、今のまま杉崎善之助と、次郎吉の物語にするのか、あるいは、全く違う物語を考えるのか。そのようなことを今後も考えるのであるが、まあ、あまり先のことを考えると疲れてしまう。しかし、まあ、いつまでもマンホールの中で誰も助けに来ないのもおかしな話であるし、どこかで終わりにしなければならないので、その辺をどのように終わらせるかも考えておかなければならないのである。

さて、今日の「日本万歳!」は、苦情である。もちろん苦情が日本人のすばらしさにつながるのか?そのことを少し考えてみながら見ていただきたい。

ウーバーイーツ前途多難…「食べ物を扱う意識が低過ぎる」の苦情激増

 お気に入りのレストランの料理を指定した場所に配送するフードデリバリーサービス『Uber Eats』(ウーバーイーツ)に苦情が殺到している。

 ウーバーイーツは、客がレストランに注文すると、レストランがアプリに登録した一般人に配達を依頼。依頼された人は配達を済ませると報酬が得られるという仕組みで、たちまち大人気になっていたが、その陰でさまざまな問題が露呈してる。

 「時間の空いているときに手軽にアルバイトできるとあって、配達員に登録する人が増えているのですが、中には意識の低い者も多く、配達トラブルが頻発しています。特に多いのが、雑に食品を扱い中身がぐちゃぐちゃになるケースです。これはレストラン側が宅配用にきちんと食品を詰めないなど、不慣れな部分もありますね。また、食品を扱っているにもかかわらず、かばんを地面に置いたりするなど、衛生面の悪さを指摘する声もあります」(業界紙記者)

 さらにはシステム上の問題を多数抱えており、配達員に対する理不尽なクレームも急増している。

 大学生のEさんは、ウーバーイーツの配達員歴2カ月。最近はとんでもないクレーマーに遭遇することも少なからずあるという。

 「基本的に数をこなさなければ稼げないので、必死に配達しているのですが、時間が遅いなどのクレームはしょっちゅうありますね。また、中身が偏っていたり、ぐちゃぐちゃになってしまったというお叱りも受けます。基本的にはかなり注意して配達しているのですが、お店の梱包が悪い場合はどうしようもありません。そのせいで悪い評価を得るのは配達員ですから、理不尽ですよ。配達員を軽く見ている客も多く、辞めていく人も多いですね」

   配達途中に女性を物色

 一方、8月23日には配達員と見られる男が、帰宅途中の10代の女子大生の体を無理やり触るなどのわいせつ行為をしたとして逮捕される事件もあった。男は配達途中に女性を物色していたと言い、逮捕の決め手は配達用の自転車だったという。

 「男の身勝手な犯罪行為ですが、逮捕によって配達員のイメージが悪化する恐れがありますね。配達員はウーバーイーツと業務委託しているだけで、会社員などとは違います。どんな人間が働いているかは客には一切分かりません。個人宅などにも配達されるので、独り暮らしの女性などは敬遠する人も増えるでしょうね」(前出の記者)

 画期的なシステムで都心部を中心に瞬く間に広まったウーバーイーツ。しかし、内情はトラブルが絶えないようだ。一生懸命に自転車をこいでいる配達員がいる一方で、商品を雑に扱うなど、意識の低い配達員がいるのも確か。システムをよく理解して便利に活用したい。

2019年09月09日 17時31分 まいじつ

https://news.nifty.com/article/domestic/society/12156-398764/

 今回は、良い話ではなく悪い話である。しかし悪い話が生まれてきた背景に、日本人のすばらしさ、他の国にはあまり見られない日本人の繊細さがあるのではないか。

東京都内を移動している「ウーバーイーツ」という袋をもって自転車等を運転している人をよく見かける。これは、お気に入りのレストランの料理を指定した場所に配送するフードデリバリーサービス<上記より抜粋>であるという。残念ながら私自身は使ったことがない。というよりは使い方をよくわかっていないのが現状である。もちろんネットで注文し、買ってきてもらうという「出前の個人版」のような感じであると予想するが、使ったことがないので何とも言えない。

その街中で見かけるような配達員と思われる人々は、食品(商品)が入っているであろうカバンを道路に置くし、また、自転車であるので体をかなり斜めにしてしまうなど、あまり食べ物に気を遣わず、「時間を優先している」印象があるファーストフードなどならばよいが、日本食などの場合は盛り付けなどが全くおかしくなってしまうのではないかという気がする。

「特に多いのが、雑に食品を扱い中身がぐちゃぐちゃになるケースです。これはレストラン側が宅配用にきちんと食品を詰めないなど、不慣れな部分もありますね。また、食品を扱っているにもかかわらず、かばんを地面に置いたりするなど、衛生面の悪さを指摘する声もあります」<上記より抜粋>

そもそも日本の場合は「五感で楽しむ」という食事の基本がある。単純に味を味わうだけではなく、まずは盛り付けなどで目を楽しみ、食べ物の香りで花を楽しませ、そして奥歯でものをかむときの音、つまり聴覚を刺激し、そして、歯触り、舌触りという食感を楽しむ。それらの総合的な内容として「味覚」が構成されるのである。和食の懐石料理などでは器を凝る。それは当然にそれらの内容をすべて網羅するために工夫されているのであり、旬を演出したり風情を楽しむというような感覚を持つのが普通だ。当然に「丼物」といわれるものであっても、日本の料理人が考案したものである。当然に、例えば天丼であっても、どのように並べるかなどがかなり大きく考えられているということになる。しかし、それが揺れてしまったりあるいは盛り付けがぐちゃぐちゃになってしまっていては、おいしさが半減する。「食事」と「餌」を無意識のうちに区別するようになっているのが日本人なのである。それはお弁当などでも彩などを気を付けるのであり、ちょっと緑の物を入れたり季節感を演出するが、ひっくり返ってしまっていては意味がないのである。

しかし、配達する側には関係がない。個数をこなすことがその内容になるから、時間を優先するためにそれらの日本食のすばらしさを二の次にしてしまう。そこが苦情のもとになっている。つまり「日本人は、食事をしっかりと食事として認識している」ということであり、そのような配達の食事であっても、そのような「日本食の美しさ」を求めるということになる。やはり「餌」と「食事」は全く異なるということになる。もちろん胃袋にはいたら同じなどということを言う人も中に入るし、食事というれレベルを全く異なるように解釈している人もいるが、ほとんどは、そのような「雑」な扱いに日本人が慣れていないということになるのではないか。

つまり「日本人の食事に関する感覚が他の国などに比べて鋭敏で素晴らしい」から、食べられるものに対して苦情が出るということになるのである。

もちろん、作る側、運ぶ側にそのような感覚がないわけではない。しかし、その「食べ物を粗末に扱ってしまった自責の念」があることから、責任転嫁が始まる。

 「基本的にはかなり注意して配達しているのですが、お店の梱包が悪い場合はどうしようもありません。そのせいで悪い評価を得るのは配達員ですから、理不尽ですよ。」<上記より抜粋>

日本人の感覚として、このように責任転嫁をするというような体質そのものにもあまり好感を持っていない。そこが大きな問題なのかもしれない。

しかし、このような「苦情」が発生する裏に、「日本人の習慣や考え方」が隠れていて、その関上げ方が素晴らしいということが十分にあるのではないか。

宇田川源流

「毎日同じニュースばかり…」「正しい情報はどうやって探すのか」「情報の分析方法を知りたい」と思ったことはありませんか? 本ブログでは法科卒で元国会新聞社副編集長、作家・ジャーナリストの宇田川敬介が国内外の要人、政治家から著名人まで、ありとあらゆる人脈からの世界情勢、すなわち「確実な情報」から分析し、「情報の正しい読み方」を解説します。 正しい判断をするために、正しい情報を見極めたい方は必読です!

0コメント

  • 1000 / 1000