「宇田川敬介の日本の裏側の見えない話」 第30話 メイ首相辞任後のブレグジットとEUの将来をめぐる虚々実々 4 ボリス・ジョンソンとへレミー・ハントによる決選投票とその後のイギリス
「宇田川敬介の日本の裏側の見えない話」
第30話 メイ首相辞任後のブレグジットとEUの将来をめぐる虚々実々
4 ボリス・ジョンソンとへレミー・ハントによる決選投票とその後のイギリス
イギリスの保守党の党首選が佳境に入ってきました。
6月20日の投票によって、候補者がボリス・ジョンソン前外相とジェレミー・ハント外相の2人に絞られました。
両者は今後、全国16万人の保守党員による投票で一騎打ちし、次期党首が決まることになります。
最後の決戦投票では、次期党首が議会の多数であることから自動的にイギリスの首相となるので、党員投票になります。
党首選挙は19日の第3回投票に4人にまで絞られました。
20日の第4回投票ではサジド・ジャヴィド内相が34票にとどまり最下位で脱落してしまいます。
第5回投票でジョンソン氏は160票と過半数を超える票を獲得しました。
一方、ハント氏はマイケル・ゴーヴ環境相と接戦を繰り広げ、2票差の77票で辛勝したのです。
この結果、ジョンソン候補とハント候補の二人の決選投票ということになります。
保守党員による決選投票の結果は7月22日の週に発表される予定です。
また、ジョンソン氏とハント氏は9日にテレビ討論を行う事も予定されています。
もちろんこの間、労働党も政治活動をしていますが基本的には日本でも自民党の総裁選が行われているときと同じで、マスコミは選挙の方に目を向けてしまいます。
最大野党・労働党のアンドリュー・グウィン選挙対策委員長は、「何という選択肢だ。国民保健サービス(NHS)を壊した人間と、それをドナルド・トランプ米大統領に売り渡そうとしている人間のどちらかを選ぶなど」と批判しています。
まあ、野党というの保あどこも似たようなもので、批判しかしないから自分のところに票が集まらないということをもう少し学んだほうが良いかもしれません。
さて、この結果を受けてジョンソン氏は、この結果を受けてこのようにツイッターに書き込んでいます。
「最終投票で50%以上の支持を得たことに深く感謝している。支援ありがとう! 全国を訪問すること、私のブレグジット(イギリスの欧州連合離脱)計画を進めること、イギリスをまとめ、皆にとって明るい未来を作るのを楽しみにしている」
さて、このボリス・ジョンソン氏のツイートにあるように、・・・・・
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